高原茂

啓発啓蒙活動家

【破顔一笑】
【喜色満面】


 【元気になる方法】

【幸せになる秘訣】

【人生の意味・目的】

について掲載しています。


『無明の世界』から『光明の世界』への変容、

『世界平和』と『人類全体の幸福』の実現、則ち、『地球がユートピアになること』を願っています。


現在、Facebook

https://www.facebook.com/etgwp164

Instagram

https://www.instagram.com/takahara_shigeru?igsh=Y2hhbGVxbzJzcXVr

 

Twitter

https://x.com/ShigeruTakahara?t=qQjm32XObg67N6zsOS9fUQ&s=09


はてなブログ

https://takaharashigeru.hatenablog.com/

ファンブログ

https://fanblogs.jp/takaharashigeru/

Seesaaブログ

https://takaharashigeru.seesaa.net/

JUGEM(ジュゲム)

http://takaharashige.jugem.jp/

ライブドアブログ

https://livetakaharashigeru.livedoor.blog/

note

https://note.com/takaharashigeru

ホームページ

https://www.takaharashigeru.com


『人生で大切なこと 百選!究めれば愛こそすべて』

(著者 高原茂 Amazon電子書籍・ペーパーバック)

https://amzn.to/3VaDaqF

で、ポジティブ情報を発信しています。


YouTube

https://youtube.com/@user-xp9bj1hi1o?si=UanfCH9q0I62Ow9X



何卒宜しくお願い申し上げます。


ご質問がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。



このサイトはAmazonアソシエイトを掲載しています。

① ポジティブ心理学の実践推進

② 斎藤一人さんの教えを広める

③ 天風哲学の周知徹底

④ チョプラ哲学の実践推進


これらを四本柱にして、


Ⅰ 人の心に希望の火を灯す


Ⅱ 人の気持ちを前向きにする


Ⅲ 人の世・人生を明るくする


をモットーにています。



日常生活では、

①四六時中笑顔で過ごす

②早寝・早起きの励行

③瞑想を日課にする

④有酸素運動の習慣化

⑤ネガティブ情報の制限

⑥頻繁に自然と親しむ

⑦覚者の書いた本を読む

⑧全受容、全肯定、全感謝、絶対積極(前向き・建設的・発展的・創造的)精神、絶対幸福(無条件の幸福)

を信条としています。




【自己紹介】



自己紹介します。

1958年10月 福岡県大牟田市生まれ

実家は衣料品小売業

大牟田市立三里小学校

熊本市立藤園中学校(柔道家の山下泰裕さんは一年先輩)

熊本県立熊本高校(女優の宮崎美子さんは同窓生 花まる学習会代表の高濱正伸君は高一の時のクラスメイト)

予備校1年目 千歳学園(久留米)

予備校2年目 駿台予備校(御茶ノ水)

早稲田大学理工学部機械工学科 卒業

三菱電機LSI研究所LプロⅣ課
(イメージセンサー部門)3年3ヶ月勤務後

(有)ます屋(実家)の取締役(ジーンズ&カジュアルショップ マスヤ店長)を1987年〜2002年まで務めるも平成大不況で仕入先の大半が倒産し、苦境に陥り売上も激減、敢え無く閉店(自主廃業)

2003年 少しばかり金融資産があったので株取引で儲けようと思い、始めるも、アメリカのサブプライム・ローン問題による株価急落で損失を出し、2008年株取引を中止

そうこうしているうちに、母がラクナ脳梗塞による脳血管性認知症になり、介護生活が始まる(1991年に父が他界し母との二人暮らしだったので自宅で介護)

2019年9月 母が89歳で他界

2020年 日経225の先物取引を始めるも、短期間に百万円以上の損失を出す大失態を演じ、即取引を中止

『人間の本質とは何か?』

『人生とは何か?』

『いかに生きるべきか?』

『人生の意味・目的とは?』

『この世のしくみとは?』

『宇宙の正体とは?』

『究極の幸福とは?』

について、根源的に解明したいという『内なる声』の衝動により、2000冊の書籍を購入し、徹底的に研究

その成果を、2022年12月、『人生で大切なこと 百選! 究めれば愛こそすべて』(Amazon電子書籍&ペーパーバック)
https://amzn.to/3VaDaqF
として出版しました。

自己啓発として

2021年 2月 メンタル心理カウンセラー(JADP認定)

2021年 3月 上級心理カウンセラー(JADP認定)

2021年 5月 行動心理士(JADP認定)

2022年 5月 アロマテラピスト(JADP認定)

2022年 7月 ポジティブ心理学実践インストラクター(JADP認定)

の資格を取得。

2022年11月からFacebook・Instagram・Twitter・アメーバブログを始め、啓発啓蒙活動を開始


YouTube

https://youtube.com/@user-xp9bj1hi1o?si=UanfCH9q0I62Ow9X

https://youtu.be/XaGPUY0U-fU?si=wFqbZAnyrZl9WEEr

何卒宜しくお願い申し上げます。
 

 啓発啓蒙活動家 高原茂


 
『人生で大切なこと 百選! 究めれば愛こそすべて』(著者 高原茂 Amazon電子書籍・ペーパーバック)
https://amzn.to/41IuytH




YouTubeに投稿しました。


私が心から敬愛する中村天風師の

『運命を拓く 天風瞑想録』(講談社文庫)

の中に掲載してある

【修道大悟の誦句】

を心を籠めて暗誦し、

YouTubeに投稿しました。


ぜひ、クリックしてください

↓↓↓
https://youtu.be/XaGPUY0U-fU?si=wFqbZAnyrZl9WEEr





『運命を拓く 天風瞑想録』
(著者 中村天風 講談社文庫)
https://amzn.to/3sJHUtJ

【健康生きがいづくり】



2023年12月、

『健康生きがいづくりアドバイザー』

の資格を取得しました。


『健康生きがいづくりアドバイザー』とは、

一般財団法人 健康・生きがい開発財団が認定する資格です。

ホームページに、次のように書かれています。

「『健康生きがいづくりアドバイザー』は、

『生きがいは与えられるものではなく,自ら実現していくもの』

という視点で、

その人にとっての生きがいをクリエイト(創造)していくことを支援する知識と技法を身につけた専門職です。

 『健康生きがいづくりアドバイザー』は、

中高年齢者の在職中とリタイア後における健康生きがいづくりを企業や地域で専門的に支援するコンサルタントであり、

他の機関や専門の職種などとをつなぐコーディネーターでもあります。

その役割は、

職域からの円滑なリタイアおよびリタイア後の自己実現に重点を置き、

行政、企業、地域などの様々な組織や団体との連携を通して健康生きがいづくりを支援することです。」



あなたも、

『健康生きがいづくりアドバイザー』

の資格取得を目指してみませんか?



一般財団法人 健康・生きがい開発財団ホームページ
https://ikigai-zaidan.or.jp/adviser-about



『人生は二幕目がおもしろい―超高齢社会への健康生きがいづくりアドバイザーの挑戦―』
(編著 一般財団法人 健康・生きがい開発財団)
https://amzn.to/47mkMPT


【生きがいについて】



精神科医の神谷美恵子医学博士(1914-1979)は、著書

『神谷美恵子コレクション 生きがいについて』(みすず書房)

の中で、こう述べています。(11頁)

「生きがいということばの使いかたには、ふた通りある。

この子は私の生きがいです、などという場合のように生きがいの源泉、または対象となるものを指すときと、

生きがいを感じている精神状態を意味するときと、

このふたつである。」



生きがいについて考察する場合、

大切なのは『生きがい感』です。

なぜなら、

対象となるものは、

諸行無常であり不変のものは存在しないからです。

アブラハム・マズローは、

『欲求の階層論』の中で、

「自己実現の欲求」を最上層に位置しています。

マズローは、

「自己実現とは人が潜在的に持っているものを開花させて、

自分がなり得るすべてのものになり切ること」

であるとしています。

生きがいについて、

一番大切なものは感情です。

なぜなら、

人に真の喜びをもたらすものこそ、

その人の生きがいとなり得るからです。

英国の諺にこうあります。

“Emolument is not object to me.” (報酬は私の目的ではない)

報酬を目的とするのではなく、

自身の感情を優先することが大事です。

則ち、

自分が本当に喜びを感じることができるものこそが生きがいです。

ウエルビーイング分野の第一人者で、

世界中の皇室や政財界のトップリーダーたちのメンターを務める “ スピリチュアル界の巨星 ” ディーパック・チョプラ医学博士は、著書

『富と成功をもたらす7つの法則』(訳者 渡邊愛子 角川文庫)

の中で、こう述べています。(121頁)

「あなたには独自の才能と、その才能の独自な表現方法がそなわっています。

あなたは世界中の誰よりも上手にできることがあり、

この世界には一人ひとりの独自の才能と独自な表現方法のために、

独自のニーズが存在しています。

それらのニーズがあなたの才能の創造的な表現と合わさったとき、

豊かさを創造する火花が起こるのです。

ニーズを満たすためにあなたの才能を表現することが、

無限の富と豊かさを創り出します。」



『天は二物を与えず』

という成句がありますが、

裏を返せば、

『必ず一つは与えてある』

ということです。

私たちには、天から独自の才能が与えられています。

それを活かすことが生きがいに繋がります。

マズローは晩年、

「自己実現」

の上層に、さらに

「自己超越」

という段階があると発表しました。

これは、

見返りも求めず没頭して何らかの課題に貢献するという状態を指しています。

他者のために貢献するという三人称の生きがいに通ずるものです。

結局、生きがいとは、

『自身に与えられた特別な才能を活かし、世の為人の為に最善を尽くすこと』

ではないでしょうか。



『神谷美恵子コレクション 生きがいについて』
(著者 神谷美恵子 みすず書房)
https://amzn.to/49pNhPf



『富と成功をもたらす7つの法則』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 渡邊愛子 角川文庫)
https://amzn.to/3u7D8Gx


【人の為こそ我が為と知れ】



道歌(教訓歌)に

「わがために なすはわが身の ためならず 人のためこそ わがためと知れ」

とあります。

私利私欲のためにすることは自身のためにはなりません。

他人のために尽くすことが、自分のためになります。

ことわざに

「情けは人の為ならず」 

とありますが、これも同じ意味です。

名物イケメン教授として知られている明治大学教授の堀田秀吾博士の著書 

『科学的に元気になる方法集めました』(文響社)

の中に、

『情けは人の為ならず』が科学的に証明されたとして次のように書かれています。(201頁~203頁)

「『情けは人の為ならず』という言葉がありますね。

これは、『人に情けをかけると、ロクなことがない』・・・・・・と、

誤用されていることも多いのですが、

本当の意味は 

『他人のためを思った行動は、その人にとってだけではなく、まわりまわって自分にも返ってくる』 

という意味です。

このことわざが、

『幸福度が低い』状態から脱却する良いヒントになります。

ヒューストン大学のラッドらが行った実験によると、

人は自分のために何かするよりも、

他人のために良いこと(『向社会行動』といいます)をして、

それを達成できるとハッピーになるということがわかりました。

実験の内容はちょっと複雑なので、

結果だけ簡単に書かせていただくと、

『具体的に人のためになるような行動』を取ると、

自分自身のハッピー度も上がるのです。

(中略)

さらに、

モローハウエルらの研究では、

ボランティアなどに従事している人は鬱になる確率が少なく、

またボランティアを長時間やればやるほど、

幸福に感じる度合いが高くなる結果も出ています。

というように、

つまりは恩を感じた人がいつか自分にも良いことをしてくれる、

といったことではなく、

人のためを思った行動は自分をハッピーにする即効性を持った最高のクスリなのです。」



見返りを期待して人に情けをかけるのではありません。

自分自身が幸せを感じるためです。

『人を思うは身を思う』

です。

ということで結論はこうなります。

(結論)
『相手が喜んでくれそうなことを積極的におこないましょう。』



『科学的に元気になる方法集めました』
(著者 堀田秀吾 文響社)
https://amzn.to/3ueZbLD

【にこやかに生きる】



はしゃぎ回るだけが人生ではない。

静かな心、平和な心で生きる、

心安らかに生きる、

心穏やかに生きる、

にこやかに生きる、

ただそれだけを目標にしてもいい。

要は、

人それぞれだということ。

『こうでなければいけない』

と、思い込まないこと、

決めつけないことが大事。

人の数だけ生き方があり、

生き方の数だけ使命がある。

『あなたは、あなた自身でいてください』



『人生で大切なこと 百選! 究めれば愛こそすべて』
(著者 高原茂 Amazon電子書籍&ペーパーバック)
https://amzn.to/3saYfaA


【自発性・自主性・主体性が大事】



人間は、

『自ら学び、成長する』

生き物です。

主体的に自己意識を向上させます。

そういう仕組みになっています。

私たちは、

ディープ・ラーニング型AIのようなものです。

深層学習型人工知能は、

経験学習をすることによって、

自らプログラムを書き換え、

知能を向上させます。

私たちも、経験・学習をすることによって、

自身のプログラムを書き換え、

自己意識を進化・向上させます。

人のプログラムを勝手に書き換えることはできません。

だから、

人を変えようとしないことが肝心です。

頼まれもしないのに、

忠告・助言をしないようにしましょう。

なぜなら、

煙たがられるだけだからです。

自発性・自主性・主体性を重視しましょう。

自分の考えを押しつけないよう注意しましょう。

自由意志を尊重しましょう。


『この瞬間どこからでも、あなたの望む富はやってくる。』(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友進 サンマーク文庫)

に、こう書かれています。(43頁)

「【ヴェーダ】の賢者は次のように述べています。

『わたしは過去、現在、未来のすべてにおいて、計り知れない潜在性をもっている。

わたしの願望は地面のなかの種のようなものだ。

やがて適切な季節がくれば、その種はひとりでに美しい花やたくましい樹木に育ち、魅力的な庭園やうっそうとした森を創っていく』」



人生の目的に気づけば、

心の中にある

『純粋な潜在性の場』

に到達するための道が開かれます。

瞑想して、

内なる声を聴きましょう。

本当の願望に気づけば、

自身の持つ素晴らしい潜在能力にも気づくようになります。

そして、

適切な季節がくれば、

ひとりでに美しい花やたくましい樹木に育ち、

庭園や森を創っていくでしょう。



『この瞬間どこからでも、あなたの望む富はやってくる。』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友進 サンマーク文庫)
https://amzn.to/462F0O3


【無知を自覚し先哲に学ぶ】



私も含めて、大半の人は無知です。

自分は無知であると自覚することが大事です。

『先哲の叡智』

『賢人の智慧』

に学びましょう。

自分が、自分が、の我(が)を捨て、

謙虚に学びましょう。

『人生はニャンとかなる!明日に幸福をまねく68の方法』(著者 水野敬也 長沼直樹 文響社)

に、こう書かれています。(18頁)

「『愚者は己の経験に学び、賢者は他人の経験に学ぶ。』[オットー・フォン・ビスマルク]ドイツの政治家 1815-1898

『他の人の書いたものを読んで、自己を向上させよ。他の人が苦労して得たものをそれで容易に得る事ができる。』[ソクラテス]古代ギリシャの哲学者 BC469-399」

本を読みましょう。

オススメは、

『愛に満ちた本』

『読めば心が明るくなる本』

『気持ちが前向きになる本』

です。

最近は、

聴く読書(Audible・audiobook)

も普及していて便利です。

まず、先哲の叡智・賢人の智慧に学び、

そのうえで、

『百尺竿頭一歩を進む』

『青は藍より出でて藍より青し』

の如く、

さらなる高みを目指しましょう。

博学多識、博覧強記を目指しましょう。

形而下学だけでなく、

形而上学も学びましょう。

頭をグニャグニャに柔らかくして、視野を広げることが肝心です。

『知識は力なり』(フランシス・ベーコン イギリスの哲学者 1561-1626 )

『人生はニャンとかなる!明日に幸福をまねく68の方法』
(著者 水野敬也 長沼直樹 文響社)
https://amzn.to/49pZ1kv

【人生の真実】



タイム誌発表の『20世紀の英雄と象徴トップ100』に選ばれ、

多くの大学院で講師を務めながら、

各国の王室、大統領、首相経験者などの政界のリーダーたちや一流企業経営者たちのメンター役を務める、

 “ スピリチュアル界の巨星 ” 

ディーパック・チョプラ医学博士は、著書

『富と成功をもたらす7つの法則』(訳者 渡邊愛子 角川文庫)

の中で、こう述べています。(123頁)

「私たちは物質的な表現方法をとっているものの、

本質的にはスピリチュアルな存在であるということを、

自分自身で見つけに来たのです。

私たちは、

時々スピリチュアルな経験をする人間という存在ではありません。

むしろ反対で、

時々『人』の経験をするスピリチュアルな存在なのです。

私たち一人ひとりが、

自分のハイヤーセルフ、または自分のスピリチュアルな『自己』を発見するためにここにいます。」



私たちは、

時々スピリチュアルな経験をする人間ではなくて、

時々人間の経験をするスピリチュアルな存在です。

これが、正当な自己認識です。

私たちは、

『魂の成長ツアー』に参加しているようなものです。

私たちは、

『バーチャル・リアリティ』の

『ロールプレイング・ゲーム』をしています。

ゲームの目的は、

① 楽しむこと

② 自己意識を進化・向上させること

③ 自身に与えられた独自の才能(天賦の才)を活かして、地球ユートピアの実現に寄与すること

です。

私が、こういう話をすると、

『この人、頭おかしいんとちゃうか?』

『精神科で診てもらった方がいいんちゃう?』

と、思う人が大半でしょう。

その気持ち良くわかります。

なぜなら、

私がかつて、そう思っていましたから。

私が最初にスピリチュアル本を読んだときは、そうでした。

実は私は、3年前まで唯物論者、無神論者、実証主義者で典型的な左脳人間でした。

だから、

スピリチュアルを信じられない人の気持は良くわかります。

しかし、

3年間で2000冊の書籍を購入し、

人間について、

人生について、

宇宙について、

徹底的に調べ上げた結果、

人生の謎を解く鍵は、

『スピリチュアリティ(霊性)にある』

と、確信しました。

だから、

私は、人からどんなに嘲笑を買おうと、

霊性意識を煥発させるメッセージを発信していきます。

『世界平和と人類全体の幸福』

を実現させる鍵は、

スピリチュアリティ(霊性意識)です。

大いに霊性心を発現させて、

共に精進し、

『地球ユートピア』

を実現させましょう❗

『富と成功をもたらす7つの法則』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 渡邊愛子 角川文庫)
https://amzn.to/3Mzj9XB


【レッテル貼りをしない❗】



私たちは、とかくレッテル貼りをしがちです。

白黒をつけたがります。

人を評価し、ラベリングします。

人に対して、レッテルを貼らないように注意しましょう。

なぜなら、

人は、自分に与えられた役柄を

忠実に演じているだけだからです。

正しいも間違いもありません。

極論すれば、

悪人も、悪役という役柄を演じているに過ぎません。

世界は、バーチャル・リアリティのドラマのようなものです。

ドラマには、ヒールがつきものです。

最初から最後までハッピーな映画なんて退屈でしょ?

だから、

極力、人や物事を批判・非難・誹謗しないように注意しましょう。

レッテル貼りをしないように心掛けましょう。

これについて、

アーノルド・パテント氏は、著書

「『成功』+『幸せ』を手に入れる21の原則」(訳=あさりみちこ 徳間書店) 

の中で、こう述べています。
(95頁~96頁)

「 わたしたちは、無意識のうちに、ありとあらゆるものに評価や判断をくだしてしまう『クセ』があります。

これが、いわゆる『レッテル貼り』です。

(中略)

このレッテル貼りこそが、

わたしたちから真実を見失わせてしまう元凶です。

すべてのものは、ありのままで完璧なのに、

レッテルを貼ると、それがわからなくなってしまうのです。

すべてが不完全に見えてしまうのです。

そのうえ、エネルギーも停滞してしまい、自由に流れなくなります。

レッテル貼りをした瞬間、

レッテル、すなわち『かたよった考え』は、

レッテルを貼った対象(人、もの、出来事)に対するあなたの気持ちと合体して、ひとつになります。

これが、エネルギーをとどこおらせ、不快感をもよおさせる原因です。

レッテル貼りをやめないかぎり、

ギクシャクした人間関係や、

特定の不愉快な状況は、

なんども、なんどもくりかえされます。

わたしたちは、つい、なんにでもレッテルを貼りたがるものですが、

実際には、

この世には、正しいことも、間違っていることも、良いことも、悪いことも存在しません。

正邪の観念は人間の思考が勝手につくりだしているだけであって、

あくまでも相対的なものにすぎません。

すべての出来事は、純粋なひとつの出来事なのです。

それが真実です。

単なる出来事に、

『○○だ』とレッテルを貼るから、

単なる出来事は、

レッテルである『○○』にすりかわってしまうのです。

これでは、完璧な人生を楽しむことなど無理な相談です。

人生を完璧にする唯一の方法は、

すべてのものを、

ありのままで完璧だと受け入れることなのです。」



パテント氏が述べているように、

この世には、

正しいことも、間違っていることも、良いことも、悪いことも存在しません。

正邪の観念は人間の思考が勝手につくりだしているだけであって、

あくまでも相対的なものにすぎません。

宇宙コンピュータは完璧です。

すべてはありのままで完璧です。

とはいえ、

善対悪、真対偽、美対醜などの二項対立の構図にしてしまうのが、

私たちの性(さが)です。

善だけの世界、

美だけの世界、

真だけの世界は存在しません。

悪があるから善がある。

醜があるから美がある。

偽があるから真がある。

この事実を受け入れましょう。

頭ごなしに、悪・偽・醜を否定せず、

許容・容認するという大らかさを身につけましょう。

要は、

悪から善へ、偽から真へ、醜から美へ

成長すれば良いのです。

悪対善、偽対真、醜対美という二項対立の構図から、

悪から善へ、偽から真へ、醜から美への成長の構図に切り替えましょう。

この世は、ドラマの世界です。

私たちは、ロールプレイング・ゲームをしながら、

自己意識を進化・向上させています。

魂を成長させています。

批評・批判・非難・否認・誹謗の否定的精神から

受容・承認・称賛・共感・感謝・寛容の愛の精神へ

意識を向上させましょう。

肩肘張らず、リラックスして、

ドラマの世界を楽しみましょう。

もっと、しなやかに、

もっと、おおらかに、

気楽に、気軽に人生を楽しみましょう❗

“ Take it easy!”



「『成功』+『幸せ』を手に入れる21の原則」
(著者 アーノルド・パテント 訳者 あさりみちこ 徳間書店)
https://amzn.to/3siISg6


【信ずる者は救われる ②】



斎藤一人さんは、なぜ累計納税額日本一になれたのか?

理由は、いろいろあると思いますが、

一番は、一人さんが神様好きだということです。

「地球は『行動の星』だから、動かないと何も始まらないんだよ。」(著者 斎藤一人 サンマーク文庫) 

に、こう書かれています。
(33頁~34頁)

「 私は神様のことが大好きです。

神様のことを思うのが大好きなんです。

神様が一人ひとりの中にいることを感じるのが大好きなんです。

だから、

私には小さいことしかできないけど、

それでも神様がいることを証明したいんだよね。

『銀座まるかん』 

の正式名称は 

『銀座日本漢方研究所』 

といいます。

“研究所”

となっていますが、

会社には研究員がいません。

さらに、

私も研究していないんです。

そんな中で新商品を次々に発売して、

どれもがヒットか大ヒットで、

失敗がひとつもありません。

会社には、

パートさんを含めて社員はたった五人です。

それに私はご存知の通り、

中学校しか出ていません。

そんな私が累計納税額で日本一になれました。

これからも、

普通では考えられないような奇跡や、

神様がいるとしか思えないことを私はやり続けたいんです。

そして神様がいることを証明したいんです。」



斎藤一人さんの “ 伝えたい熱い思い ” が、ひしひしと感じられます。

人生において、

最も大切なことは、

『良性の想念を持つこと』

です。

『信仰は、人間が生きる拠り所とすべき力の一つだ。そしてそれが皆無になることは破滅を意味する』(ウィリアム・ジェームズ)

『浅薄な哲学は人の心を無神論に傾け、深遠な哲学は人の心を信仰に導く』(フランシス・ベーコン)

良性の想念『信仰心』を持ちましょう。

『信ずる者は救われる』



「地球は『行動の星』だから、動かないと何も始まらないんだよ。」
(著者 斎藤一人 サンマーク文庫)
https://amzn.to/3Qn46RZ


【『人を動かす』のエッセンス】

日本国内で500万部、

世界で1500万部以上を売り上げている超ロングセラー

『人を動かす』(原題 “ How to Win Friends and Influence ” 著者 デール・カーネギー)のエッセンスを

『新訳 人を動かす』(訳者 田内志文 角川文庫)

の中から、ご紹介します。

「パート1 
人を扱う基本技術

原則その1
『人を批判したり、非難したり、文句を言ったりしてはいけない』

原則その2
『素直な、真心からの賛辞を贈る』

原則その3
『相手の中に強い欲求を呼び起こす』

パート2 
人に好かれる六つの方法

原則その1
『心からの関心を人に寄せる』

原則その2
『微笑みを絶やさない』

原則その3
『名前とは本人にとって、どんな言葉よりも心地よく、大切なものである』

原則その4
『よい聞き手になり、相手に自分の話をさせる』

原則その5
『相手がなにに興味を持つかを考え、それを話す』

原則その6
『相手に【自分は重要なのだ】と感じさせる――心からそうする』

パート3 
自分の考えを人に分からせる

原則その1
『議論とは、避けてこそ初めて活きるものである』

原則その2
『相手の意見に敬意を払う。間違いを指摘してはいけない』

原則その3
『間違っているなら、すぐに、心からそれを認めること』

原則その4
『友好的に話を始める』

原則その5
『相手がすぐに【イエス】と答える質問をすること』

原則その6
『相手にどんどん喋らせること』

原則その7
『この意見は自分のものだと相手に思わせること』

原則その8
『相手の視点から、真摯にものごとを見つめる』

原則その9
『相手の意見や欲求に同情する』

原則その10
『高潔な感情に訴えること』

原則その11
『考えを演出して伝える』

原則その12
『闘争心を掻き立てる』

パート4 
リーダーになるには
攻撃せず、議論を呼ばずに人を変える

原則その1
『まずは心からの賛辞を送ることから始める』

原則その2
『間接的に、自分の失敗へと目を向けさせる』

原則その3
『人を批判する前に、自分の失敗を認める』

原則その4
『命令するのではなく、質問をする』

原則その5
『人の顔を立てる』

原則その6
『どんなに小さくとも、褒めるべき長所や進歩を褒める。
【心から賛同し、惜しみない賞賛を贈る】ことに尽きる』

原則その7
『評価を与え、相手を刺激する』

原則その8
『相手を励まし、難しいことではないのだと思わせる』

原則その9
『相手をその気にさせる』

パート6 
幸せな家庭を築く七つの原則

原則その1
『決して相手を責め立ててはいけない』

原則その2
『相手を自分に合わせようとしてはいけない』

原則その3
『家族を批判してはいけない』

原則その4
『心から賞賛する』

原則その5
『些細な気づかいを怠らない』

原則その6
『礼儀を持って接する』

原則その7
『性生活の知識は結婚生活の支えである』」



『人を動かす』は、人間関係の基本中の基本、大原則を述べています。

『いかに人と向き合うべきか?』

『どのようにして他人に影響を及ぼすか?』

人間関係に関する実践的かつ実用的ハンドブックです。

人生必読の書です。

ぜひ、お読みください。

お願い致します。



『新訳 人を動かす』
(著者 D・カーネギー 訳者 田内志文 角川文庫)
https://amzn.to/3siXWuk


【『ユートピア』の本質とは?】



『ユートピア』(トマス・モア著)の本質は、何でしょう?

彼は、何を訴えたかったのでしょう?

これについて、

『ユートピア』(中公文庫)の訳者である澤田昭夫文学博士は、

“ あとがき ” の中で、こう述べています。(304頁〜309頁)

「ユートピアという新世界の幸福な社会についての報告を手がかりにして、

社会の理想政体について読者に考えさせる、

善人が理想的制度を作るのか、

制度が善人を生むのか、

よい生活風習がよい法秩序を生むのか、

法が生活風習を作るのか、

と読者にさまざまなことを考えさせるのが『ユートピア』という書物なのである。

(中略)

ヒューマニスト的古典教養のある読者には初めから解っているのは、

ユートピアは『ないところ』であり、

その島の実在の証人、

そこの社会秩序の目撃者ヒュトロダエウスは『うそ博士』だということである。

しかし、

オルターナティヴの虚構社会、

哲学的な無の世界に託して人間的社会実現のために道徳哲学の根本問題を提起し、

読者に考えさせること、

平和で幸福な社会とは何か、

真の快楽とは何か、

私利私欲で凝り固まった社会をみんながみんなのことを考える公共社会にどうしたら転換できるか、

そういう久遠の問題について読者に考えさせること、

それがモアの執筆意図であったと思われる。

本書が理想社会を求める、

あらゆる時代、

あらゆる民族のすべての人々に対して、

普遍的なアピールをもつのもそのためであろう。」



平和で幸福な社会とは何か?

真の快楽とは何か?

16世紀の大ヒューマニストが

『ユートピア』

という形で人類の根本問題を提起したのが、本書です。

『お金が幸せの源泉である』

『技術が私たちを健康にしてくれる』

『武器や軍隊が安全の源である』

という間違った信念を払拭し、

『真の理想郷とは何か?』

を共に考え、実践していきましょう。

トーマス・モアは、私たちに

 “ 真の理想郷 ” 

について考えるための叩き台を用意してくれました。

『地球ユートピアを実現させるためには、具体的にどうすれば良いのか?』

一緒に考えてみませんか?

皆んなでアイデアを出し合えば、

ヒントが得られるかもしれません。

“ 地球ユートピア ” を実現させるべく、

共に天性を活かし、

世の為人の為天の為に、

最善を尽くしましょう❗

『人が動いてなんぼ、人を動かしてなんぼ』

です。



『ユートピア』
(著者 トマス・モア 訳者 澤田昭夫   中公文庫)
https://amzn.to/460y9Vf


【些細なことに気をもむな❗】



『些細なことに気をもむ、

くよくよする、

やきもきする、

いらだつ』 

のは、NGです。

なぜなら、

執着したり過剰反応したりすれば、

事態をさらに悪化させる羽目になるからです。

私たちの抱える悩みや不安など、

所詮、すべては取るに足らないことです。

リチャード・カールソン心理学博士は、170万部突破の著書

『小さいことにくよくよするな!』(小沢瑞穂=訳 サンマーク文庫) 

の中でこう述べています。
(5頁~6頁)

「いやな知らせを聞いたり、

気難しい人と会ったり、

何かに失望したり、

とくに逆境におちいったとき、

私たちのほとんどは日ごろの癖で、

つい事態をさらに悪化させるような対応をしてしまう。

過剰反応、拡大解釈、

コチコチ頭、悲観主義。

小さなことにとらわれていらだったり悩んだりするとき、

それに過剰反応すると欲求不満がこうじるだけではなく、

ますます泥沼にはまり込む。

客観的に見られなくなり、

否定的な考えにとらわれ、

力を貸してくれそうな人たちまで遠ざけてしまう。

ひと言で言えば『すわ一大事』の生き方になってしまうのだ。

ばたばた動きまわって問題を解決しようとするが、

実際には問題をますます複雑にしているだけだ。

すべてが一大事に見えるせいで、

ドラマを次から次にこなすような生き方になってしまう。
 
(中略)

人生にもっと気楽にたち向かう癖を身につければ、

『なすすべもない』ような問題もなんとかなりそうに感じるようになる。

ストレス源だった『一大事』にたいしても、

前ほど動揺しなくなる。

幸いなことに、

もう一つの生き方がある。

周りの人たちともっと共感し合える、

穏やかで優雅な生き方だ。

その生き方とは、

『すぐ反応する』癖を

『客観的に見る』という新しい癖と入れ替えることから始まる。

この新しい癖を身につけることで、

より豊かで満足できる人生を送れるようになるのだ。」



さらに、リチャード・カールソン博士は、

同書の中で処世術について次のように述べています。(216頁)

「 悲しみや怒りやストレスを感じているのは

『小さいことにくよくよしている』からだ――人生をあまりにきまじめに考えすぎているからだ、

と自分に言いきかせよう。

腕まくりして人生に立ち向かうかわりに、

一歩さがってリラックスしよう。

人生は、あなたがそうしないかぎりは非常事態にはならないことを忘れないように。」




穏やかで優雅に生きるルールは二つあります。

① 些細なことに気をもまないこと。

②『私たちが抱えている悩みや不安など所詮、すべては取るに足らない』と、さとること。

この考え方を人生に取り込みましょう。



『大きな目標があるのに小さなことに拘るのは愚かです』(ヘレン・ケラー)


『私が知りたいのは神の考えだ。それ以外はすべて些細なことでしかない』(アルベルト・アインシュタイン)


(結論)
『些細なことに気をもむな❗』



『小さいことにくよくよするな!』
(著者 リチャード・カールソン 訳者 小沢瑞穂 サンマーク文庫)
https://amzn.to/45QYHs3


【人の数だけ思想あり】



世の中には、人の数だけ思想があります。

そして、

人の数だけ使命があります。

著名な文芸評論家の小林秀雄氏(1902~1983)は、著書

『読書について』(中央公論新社)

の中で、

『他者を批判せず、個性を尊重することの大切さ』

について、こう述べています。 (21頁~22頁)

「 書物の数だけ思想があり、

思想の数だけ人間が居るという、

在るがままの世間の姿だけを信ずれば足りるのだ。

何故人間は、

実生活で、論証の確かさだけで人を説得する不可能を承知し乍ら、

書物の世界に這入ると、

論証こそ凡てだという無邪気な迷信家となるのだろう。

又、実生活では、

まるで違った個性の間に知己が出来る事を見乍ら、

彼の思想は全然誤っているなどと怒鳴り立てる様になるのだろう。

或は又、

人間はほんの気まぐれから殺し合いもするものだと知ってい乍ら、

自分とやや類似した観念を宿した頭に出会って、

友人を得たなどと思い込むに至るか。

みんな書物から人間が現れるのを待ち切れないからである。

人間が現れるまで待っていたら、

その人間は諸君に言うであろう。

君は君自身でい給え、と。

一流の思想家のぎりぎりの思想というものは、

それ以外の忠告を絶対にしてはいない。

諸君に何んの不足があると言うのか。」



『言論の自由』が保障されているので、

個人が大衆に向けて自身の見解を表明するのは自由です。

しかし、

個人が個人に対して意見を述べる場合は、注意が必要です。

SNSやブログに投稿していると時々、

『それは違う。あなたは間違っている。私が正しい。』

というコメントがありますが、

投稿者の感情を害さないように注意しましょう。

なぜなら、

人の数だけ思想があり、思想の数だけ使命があるからです。

『人の数だけ役柄があり、役柄の数だけ役割がある』

それだけを知れば足りるのです。

『諸君に何の不足があるというのか。

君は君自身でい給え❗』



『読書について』
(著者 小林秀雄 中央公論新社)
https://amzn.to/3QlKLRn


【自分に言い聞かせる言葉】



私は日頃、自分にこう言い聞かせています。

「地球を “ ユートピア ” にすることだけを考え、実践する。

① 人の心を癒やす(抜苦)

② 人を幸せにする(与楽)

③ 世の中を平和にする(世界平和の実現)

『私が知りたいのは神の意思だ。

それ以外はすべて些細なことでしかない。』


『われらの住むこの世界に、

誠と、愛と、平和に活きんとする人の数を多からしむるべく、

我まず、その模範の人とならんことを、

自から、自からの心に、厳として誓わん。』(中村天風師「修道大悟の誦句」より抜粋)」



『ユートピア』
(著者 トマス・モア 訳者 澤田昭夫  中公文庫)
https://amzn.to/46LvVKX


【反応しない練習】


人は、

① 分析する

② 判断する

③ 解釈する

④ 評価する

⑤ レッテル貼りをする

⑥ 白黒の決めつけをする

習性があります。

つまり、

理非善悪を裁断します。

聖書に、こうあります。

『人を裁くな。

そうすれば、あなたがたも裁かれることがない。

人を罪人だと決めるな。

そうすれば、あなたがたも罪人だと決められることがない。

赦しなさい。

そうすれば、あなたがたも赦される。』(ルカによる福音書第6章37節)



人を裁かないことが大切です。

なぜなら、

そのようなことをすれば、

心のなかで騒がしい対話が始まってしまうからです。

心穏やかに生きるためには、

『雲烟過眼』

で、囚われのない心を持つことが肝心です。

反応しない練習をしましょう。

『反応しない練習』
(著者 草薙龍瞬 KADOKAWA)

に、こう書かれています。(52頁)

「目覚めた者は、

人間が語る見解、意見、知識や決まりごとに囚われない。

彼は、良し悪しを判断しない。

判断によって心を汚さない。

心を汚す原因も作らない。

ブッダは、正しい道(方法)のみを説く。

かくして『わたしが』という自意識から自由でいる。

―――スッタニパータ〈心の清浄について〉の節」



分析しない、

判断しない、

解釈しない、

評価しない、

レッテル貼りをしない、

白黒の決めつけをしない、

裁かない、

反応しない練習をしましょう❗


『気に入らぬ 風もあろうに 柳かな』



『反応しない練習』
(著者 草薙龍瞬 KADOKAWA)
https://amzn.to/46KmL12


【自分の中に世界がある】



『世界の中に自分がいるのではなくて、

自分の中に世界がある』

自分の中の本当の自分、

真我(ハイヤーセルフ)の存在に気づくかどうか?

これが人生の分岐点になります。

真我に気づけば、

霊性意識を進化・向上させることができますが、

気づかなければ、

エゴに終始して人生を終えることになります。

テレビ・ラジオ・新聞・ネットニュース等、

外界の情報に接していると、

世界の中に自分がいるという意識が強くなってしまいますが、

田舎で一人暮らしをして、

情報を遮断していると、

『自分の中に世界がある』

と、わかってきます。

これについて、

世界中の皇室や政財界トップリーダーたちのメンターを務める “ スピリチュアル界の巨星 ” ディーパック・チョプラ医学博士は、著書

『宇宙のパワーと自由にアクセスする方法』
(訳者 渡邊愛子 フォレスト出版)

の中で、こう述べています。

「『私はこの世界の中にいるのではなく、世界が私の中にあるのだ。

私は体の中にいるのではなく、体が私の中にあるのだ。

私は心の中にいるのではなく、心が私の中にあるのだ。

私が自分自身の中で曲線を描いて振り返り、そして創造するとき、

体と心と世界が同時に私の中で起こる』

(中略)

通常、私たちは自分自身のことを、

ある場所に、ある町に、ある国に、ある世界に存在している人と考えます。

しかしこれは本当の現実ではありません。

その逆です。

世界が私たちの中に存在しているのです。

私たちが『体と物質世界』と呼んでいるものは、

私たちの意識の中に投影されているものです。

私たち抜きには――その『存在している私』抜きには、世界は存在しません。

理論物理学者でアルベルト・アインシュタインの共同研究者だったジョン・ホイーラーは、

意識的な観察者がいなければ宇宙は存在しないと言いました。

意識的な観察者は、蚊かもしれませんし、

私かあなたかもしれません。

陽極と陰極がなければ電流が存在しないように、

創造者と創造物を観察する誰かがいなければ物理的な宇宙も存在できないのです。」(203頁〜204頁)

「世界は私たちの内側に存在しているのであって、

私たちが世界の中に存在しているのではありません。

これは難しい概念で、

これを頭で理解するには一生かかるかもしれません。

しかし実践的な観点からは、

あなたが次に木を見るとき、

何か自分以外の他の存在を見るとき、

またはどんなものを見るときでも、

ただ自分にこう言ってみてください。

『あの木は私の中に存在している。

あの存在は私の中に存在している。

星や銀河や、このテーブルや椅子――すべてのものは私の中に存在している』

もし自分自身にこう言えば、

まもなく私たちはそれについて知っているという状態になっていることに気づくでしょう。

もし私が自分に『この木は私の中に存在している』と言えば、

私はこの木を愛するでしょう。

もし自分に『あなたは私の中に存在している』と言えば、

私はあなたのことを愛するでしょう。

そして遅かれ早かれ、

私は存在しているすべてのものと親しい関係を持つでしょう。」(207頁)

「あなたの内側の世界で起こっているここと、

あなたの外側で起こっていることに違いはありません。

外側の世界は、ただあなたの内側の世界を反映したものに過ぎません。

世界はあなたの心を映し出す鏡で、

あなたの心は世界を映し出す鏡です。

しかし、あなたは自分の心でもなく、世界でもありません。

あなたは両方の創造主なのです。

この考えでさえ、部分的に真実であるだけです。

なぜなら、

そこには内側の世界も外側の世界もないからです。

そこには1つの存在それ自身が相互作用している、無限の意識があるだけです。

これが創造の神秘です。

私たちの内側で考えることは何でも、

時空間の中で私たちがそのものになり、それだけが経験されます。

(中略)

ヴェーダンタではこう言っています。

『心の中にあるどんなものでも、雲の中にある町のようである。

この世界の出現は、考えたちが自分自身を現わしているに過ぎないのだ。

これらすべての世界は意識の部分的な変更に過ぎず、

そして無限の意識の中で私たちがお互いをつくり出したのである』」(210頁〜211頁)

「『対象依存的』とは自分自身を、セルフイメージや自分の経験の対象、

つまり外側にあるものに重ね合わせてしまうことです。

経験の対象には、状況や、環境や、人や、物などが当てはまりますが、

自分自身を定義するために自分の外側にある対象を引用するとき、

私たちは対象に依存した形で考え、行動しています。

対象依存的な人は、評価し、理解し、他人の目を通して自分自身を知ろうとします。

対象依存の特徴は、制約された思考と制約された反応であり、

社会的制約の催眠状態で生きるということなのです。

対象依存の最初の兆候は疲労感です。

なぜでしょう?

それは私たちが気にしている対象に自分自身のパワーを譲渡してしまったからです。

究極的には、これが私たちの体の中で不快感や病気まで引き起こしてしまいます。

対象依存が不幸せの基本的な原因で、

そしてヴェーダの世界観では、

幸せが健康上で最も重要な要素なのです。」(143頁〜144頁)

「対象依存の反対は自己完結です。

『自己完結的』でいるとき、

私たちは自分を、変わることのない魂の本質である内なる自己によって認知します。

私たちはどんな情勢や、状況や、環境に置かれていても素晴らしい気分を味わいます。

なぜ常に素晴らしい気分でいられるのでしょう?

それは自分のことを置かれている状況で認知せず、

状況から分離された『静かな目撃者』として存在しているからです。

それは自分が何者であるかについて誰からもおびやかされることのない安全な状態です。

そして、そのことを誰かに証明しようとする願望もない状態です。

もし私たちに自分が何者であるかについて誰かに証明したいという願望がある場合は、

私たちは再び自分を、他人の目を通して評価することとなるでしょう。

自己完結的でいることは喜びの根底となる内側の意識状態であり、

理由のある幸せとは異なります。

もちろん、幸せに感じる理由は常に存在します。

誰かに『あなたが好きです』と言われたら、あなたは幸せに感じるでしょう。

宝くじで1億円当たったら、あなたは幸せに感じるでしょう。

この種の幸せは、あなたはこうだから、ああだから幸せだという対象依存的な表現です。

しかし内なる喜びは情勢や、状況や、環境や、人々や物事から独立しています。

あなたが内なる喜びを経験するとき、

あなたは理由もなく幸せです。

ただ単に、生きていて星を見つめ、

この世界の美を経験しているという事実や、

生命の奇跡の中で生きていることを実感していることがあなたの幸せなのです。」(146頁〜147頁)

「あなた自身の経験が対象依存的な場合、

それは恐れに基づいていて、

あるがままの状態に抵抗しています。

あなた自身の経験が自己完結的な場合、

それは愛に基づき、

あるがままの状態を受け入れています。

自己完結的な人は自然で、

他人の意見に影響されません。

彼らは無邪気で、シンプルで、子供のようです。

『神様、私をただ単に今ある状態のようにしてくれてありがとうございます。

私には良いところも悪いところもあって、すべての物が自分の中にあります。

私は完全です』

自己受容――完全な自己受容は自分を許すことです。

あなたが自分自身を許し、

自分自身を裁くことをやめたとき、

あなたは他人を裁くことをしなくなります。

そして、世界の争いごとが減っていくでしょう。」(158頁〜159頁)



人生は、

バーチャル・リアリティのロールプレイング・ゲームのようなものです。

すべては自己意識の進化と向上の為にあります。

物質世界は幻想であり、精神世界が本当の世界です。

宇宙意識だけが、唯一の実在です。

すべては宇宙意識の自作自演のドラマであり、ゲームです。

このゲームのゴールは、

地球をユートピアにすることです。

その為に自分はどんな貢献ができるのか?

自分に与えられた天性とは何か?

それを活かして、どう活躍するか?

一生をかけて追究していく課題です。

心の豊かさ(知識・智慧・叡智)を追究しましょう❗



汝は神なり、愛と光なり。

汝は救世主なり。

世界中の一人ひとりが救世主❗



『宇宙のパワーと自由にアクセスする方法』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 渡邊愛子 フォレスト出版)
https://amzn.to/3Mk0KxT


【何も心配することはない】


あなたは、

『何も心配することはない』。

人生は魂によって導かれています。

魂は神の計画を理解しています。

人生で起こるすべての出来事は、

魂の成長の糧となります。

人生には成功も失敗もありません。

ただ、魂の成長があるだけです。

だから、

何が起きても、それを愛しましょう。

すべては良きことのために起こります。

『人生で起こること すべて良きこと』

すべては魂の成長の糧となる。

そう前向きに捉えるとき、

運命は拓けます。



『時代』

歌:中島みゆき

作詞:中島みゆき

作曲:中島みゆき



今はこんなに悲しくて

涙もかれ果てて

もう二度と笑顔には なれそうもないけど

そんな時代もあったねと

いつか話せる日がくるわ

あんな時代もあったねと

きっと笑って話せるわ

だから 今日はくよくよしないで

今日の風に吹かれましょう

まわるまわるよ 時代はまわる

喜び悲しみくり返し

今日は別れた恋人たちも

生まれ変わって めぐりあうよ

旅を続ける人々は

いつか故郷に出会う日を

たとえ今夜は倒れても

きっと信じてドアを出る

たとえ今日は果てしもなく

冷たい雨が降っていても

めぐるめぐるよ 時代はめぐる

別れと出会いをくり返し

今日は倒れた旅人たちも

生まれ変って歩き出すよ

まわるまわるよ 時代はまわる

別れと出逢いをくり返し

今日は倒れた旅人たちも

生まれ変って歩き出すよ

今日は倒れた旅人たちも

生まれ変って歩き出すよ



『何が起きても、それを愛する』
(著者 マット・カーン 訳者 奥野節子 ナチュラルスピリット)
https://amzn.to/3Q8F6Oj



『すべては良きことのために』
(著者 山川紘矢 角川文庫)
https://amzn.to/3s49Rfm



「逆境を越える『こころの技法』」
(著者 田坂広志 PHP文庫)
https://amzn.to/3Sdhrid



『運命を拓く 天風瞑想録』
(著者 中村天風 講談社文庫)
https://amzn.to/3s6M4eF

【あなたは死なない】


私たちは、

時々スピリチュアルな経験をする人間ではなくて、

時々人間の経験をするスピリチュアルな存在です。

これが正当な自己認識です。

これについて、

日本を代表する名経営者である松下幸之助氏が師と仰いだ中村天風師は、著書

『運命を拓く 天風瞑想録』
(講談社文庫)

の中で、こう述べています。
(50頁〜52頁)

「現代の人間は、

肉体が自分であると思っている人が多いのではないか。

しかし人間というものは、

その正体をつきつめていくと、

何も見えない、

また感じない、

霊魂という気である。

その霊魂が、

現象界に命を活動させるために、

その活動を表現する道具として肉体と心が与えられている。

いわば画家のもつ絵筆、

大工の持つ鉋と同じようなものが、

命に対する肉体であり心である。

これを正しく理解し、

正しく応用した人のみ、

その命に、

限りない強さと、

喜びと、

安心と、

平和とが与えられる。

しかしこのありがたい事実が我々の生命の中にあるのに、

多くの人は、

命というとすぐ肉体を考えるために、

そこで大変な間違いを犯してしまうことになる。

そもそも生きているという不思議な命の力は、

肉体にあるのではなく、

霊魂という気の中に霊妙な働きを行なう力があり、

それはあたかも回っている扇風機にそれを回す力があるのではなく、

電気がこれを回しているのと同様である。

この例でも人間の命の力を正しく理解できるはずだが、

人間だけは、

肉体それ自身に活きる力があるように思うところに大変な間違いがある。

(中略)

したがって人間はまず第一に、

『人間の生命に与えられた活きる力というものは、

肉体に在るのではなく、

霊魂という気の中にある』

ということを、

正しく、

はっきりと理解する必要がある。

これが最も正当な自己認証である。」



世界中の皇室や政財界トップリーダーたちのメンターを務める “ スピリチュアル界の巨星 ” ディーパック・チョプラ医学博士は、著書

『富と成功をもたらす7つの法則』
(訳者 渡邊愛子 角川文庫)

の中で、こう述べています。

「私たちは物質的な表現方法をとっているものの、

本質的にはスピリチュアルな存在であるということを、

自分自身で見つけに来たのです。

私たちは、

時々スピリチュアルな経験をする人間という存在ではありません。

むしろ反対で、

時々『人』の経験をするスピリチュアルな存在なのです。

私たち一人ひとりが、

自分のハイヤーセルフ、

または自分のスピリチュアルな『自己』を発見するためにここにいます。」(123頁)

「私たちは宇宙の旅人です――永遠という渦巻きの中で躍っている星屑です。

命は永遠です。

しかし命の表現には、寿命があり、

つかの間で、はかないものです。

仏教の開祖であるゴータマ・ブッダはかつてこう言いました。

[私たちのこの存在は、

秋雲のようにはかない。

存在たちの生死を見ることは、

ダンスの動きを見ているようなものだ。

生涯はまるで稲妻の電光のようであり

山の急斜面の奔流のように急いでとおり過ぎる。]

私たちは、

お互いに出会うために、

愛するために、

分かち合うために一瞬の間立ち止まりました。

これは貴重な瞬間です。

そしてはかないものです。

それは永遠に続く物語の中の、

ひとつの括弧書きのようなものです。

私たちが、

思いやりと、

気軽さと、

愛とともに分かち合えたら、

お互いに豊かさと喜びを創り出すでしょう。

そして、

この瞬間は価値あるものになるのです。」(139頁〜140頁)



私たちの正体は、

永遠の命であるスピリットという名の “ 意識体 ” です。

私たちは、

魂(スピリット)を成長させる為に生きています。

人生で起こることすべては “ 学び ” であり、

魂の成長の糧となります。

究極の目的は、

『悟りを開くこと』

です。

則ち、煩悩を解脱して、

宇宙スピリット(宇宙意識)と一体になる統一意識に到達することです。

『言うは易く行うは難し』

で、簡単ではありませんが、

ゴールを目指してお互い精進しましょう❗



『運命を拓く 天風瞑想録』
(著者 中村天風 講談社文庫)
https://amzn.to/3FzQPk9



『富と成功をもたらす7つの法則』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 渡邊愛子 角川文庫)
https://amzn.to/495vUD1



「あなたは死なない『魂の科学』が人生を変える」
(著者 イアン・カリー 訳者 戸方和子 PHP研究所)
https://amzn.to/3S8OVhS



『人は死なない――ある臨床医による摂理と霊性を巡る思索』
(著者 矢作直樹 バジリコ)
https://amzn.to/476BdAc



『死は存在しない 最先端量子科学が示す新たな仮説』
(著者 田坂広志 光文社新書)
https://amzn.to/45PWblQ


【博愛主義とは?】



博愛主義とは何でしょう?

広辞苑に、こう書いてあります。

『個人的利己心、人種的偏見、国家的利益、宗教的またはイデオロギー的党派性を捨てて人類全体の福祉増進のために、全人類はすべて平等に相愛すべきものであるとする主義。』

大辞林には、こう書いてあります。

『人種・宗教・風習などの違いをこえて、人間愛に基づいて全人類が平等に相愛協力すべきであるという考え方。』



博愛主義とは、

利己心やセクショナリズムを廃し、

人間愛という広い心で、

人類全体の幸福を願う思想です。


私はかつてエゴイストでしたが、

最近ようやく博愛に目覚めました。

人生は、

エゴから博愛への覚醒の旅です。

エゴイストから博愛主義者への成長物語です。


世界を変えるには、

内界を変えなければなりません。

内界が変われば、

外界が変わります。

人を変えることはできませんが、

自分を変えることはできます。

自分が変われば、

周りが変わります。

心が豊かになれば、

人生観・世界観が変ります。

世界中の人の心が豊かになり、

博愛主義者に成長すれば、

世界平和は実現します。



汝は神なり、愛と光なり。

汝は救世主なり。

世界中の一人ひとりが救世主❗



『新しい時代の社会像 博愛主義の世紀』
(著者 藤川吉美 周暁燕 慶應義塾大学出版会)
https://amzn.to/3MfqEmy


【北風と太陽】



『よい子とママのアニメ絵本 
⑦北風とたいよう』
(著者 平田昭吾 ブティック社)

に、こう書かれています。
(1頁〜9頁)

「『ほくが 力いっぱい ふけば、みんな さむさで こごえて しまうよ。』

と 北風が いうと、たいようも  

『わたしが 力いっぱい てらせば、みんな あつさで やけしんで しまいますよ。』

どちらも まけては いません。

『それなら どっちが 強いか、力くらべを しようよ。』

と 北風が いうと、たいようも さんせい しました。

『むこうから あるいてくる たび人の きているものを ぬがせた ほうが  かちと いうことに しましょう。』

すると 北風は、いばって いいました。

『それなら ぼくの かちだ。 あんな うわぎなんか ひとふきで とばしてみせるさ。』

北風は おもいきり いきを スーッと すいこむと、ブハーッと はきだしました。

つめたい 北風が ピューピュー たび人に ふきつけます。

『うーぶるぶる。きゅうに さむく なったぞ。もっと きこまなくては・・・』

たび人は ふくろから ふくを たくさん だして、なんまいも きています。

『よーし、もういちど!ピュー。』

北風は また いきを ふきかけました。

ところが、たび人は ふくを ぬぐ どころか ぶくぶくと きこんで あるいていきます。

『北風さん、だめでしたね。こんどは わたしのばんです。』

そういうと たいようは、ぽかぽか あたたかい ひかりを たび人の ほうに むけました。

『うわーっ!なんという日だろう。きゅうに あたたかく なってきたぞ。』

たび人は あせを ふきだしました。

そして たいようは もっと あつい ひかりを たび人に むけました。

『うひー あつい あつい。ぜんぶ ぬいで しまおう。』

たび人は きこんだ ふくを ぜんぶ ぬいで はだかに なると、川の中へ ザブーンと とびこみました。

北風は たいようの 力に かんしんして 

『ぼくのように 力ばかりでは 人を うごかすことなんて できないのですね。』

力ばかりでむかうのではなく、おだやかであたたかい心を持って接しましょう。」



私たちは、

長年の習性で、

つい人や物事を批評・批判・非難・誹謗しがちです。

裁こうとします。

理非善悪を裁断します。

つまり、

北風を吹かせてしまいます。

しかし、

悪を懲らしめようとしても、

逆効果です。

なぜなら、

人が関心を向けたものが増大するという宇宙法則が働くからです。

例えば、

麻薬撲滅運動は、実際には麻薬を増加させました。

テロとの戦いは、テロを増加させました。

だから、

発展的・建設的・創造的なことに関心を向けることが大切です。

ネガティブ感情・悪・偽・醜に関心を向けることを極力、慎むことが肝心です。

ポジティブ感情・善・真・美に関心を向けましょう。

戦争に目を向けるのではなくて、

平和に目を向けましょう。

憎しみに目を向けるのではなくて、

愛に目を向けましょう。

私たちがやるべきことは、

北風を吹かすことではなくて、

太陽になることです。

つまり、

力で、おさえつけるのではなくて、

穏やかな心、温かい心で、

愛を広めることです。

受容・承認・称賛・共感・感謝・寛容の精神を広めましょう❗



『よい子とママのアニメ絵本 
⑦北風とたいよう』
(著者 平田昭吾 ブティック社)
https://amzn.to/3M7YtWI


【あなたは正しい】



人はそれぞれ、自分に与えられた役柄を忠実に演じています。

人の数だけ役柄があり、

役柄の数だけ使命がある、

在るがままの世間の姿だけを見ればいい。

だから、

あなたは正しい。

あなたはいつも申し分ない。

あなたはいつも本当に正しい。

あなたはあなたのままでいてください。

すべてはうまくいっている。

私は私に与えられた役柄を演ずるのみです。

人は変えれないけど、

自分は変われる。

自分が変われば、

周りが変わる。

周りが変われば、

世界が変わったのと同じこと。

世界の中に自分がいるのではなくて、

自分の中に世界がある。

心が豊かになれば、

世界観・人生観が変わる。


『世の中の 人をあしとも おもふなよ 我だによくば 人もよからむ』
(荒木田守武『世中百首』)


汝は神なり、愛と光なり。

汝は救世主なり。

世界中の一人ひとりが救世主。



「あなたは正しい 自分を助け大切な人の心を癒す『共感』の力」
(著者 チョン・ヘシン 訳者 羅一慶   飛鳥新社)
https://amzn.to/45B0CRy



『道歌入門 悲しいときに口ずさめ   楽しいときに胸に聞け』
(著者 岡本彰夫 幻冬舎)
https://amzn.to/3tI4ItU


【人生の意味】


人生は、

『学ぶ喜び』

『成長する喜び』

の為にあります。

すべてが学びです。

人生で起こる出来事、

人生で出逢う人々、

人生で出会う本、

すべては “ 学び ” です。

『人生の意味』
(著者 キャロル・アドリエンヌ 訳者 住友進 主婦の友社)

に、こう書かれています。
(46頁)

『人間は自発的に、みずからを成長させていく生き物である。

将来の方向性や能力を含め、

人間はみずからの自由を行使し注目すべきものを自分で選びながら、

自分自身をつくり上げていく。

人間はみずから意味があると判断した情報を吸収しながら、

自発的に成長していく生き物なのである。』

人生は、

魂の成長の為にあります。

最初から最後までハッピーな映画なんて退屈でしょ?

悪童・悪女・エゴイストが、

様々な経験を積んで、

博愛主義者へ成長していくストーリーが面白い。

人生には、

成功も失敗もありません。

ただ成長があるだけです。

公園に平気でゴミを捨てていた人が、

自主的にゴミ拾いをする人に成長すれば、

それだけでも大きな進歩です。

人生は、

自身の内界を変えるだけの作業です。

外界を変えようとするのではなくて、

己の内面を変えることに専念しましょう。

すると、外界が変わります。

なぜなら、

『外界は内界を映し出す鏡』

だからです。

私たちは、

時々スピリチュアルな経験をする人間ではなくて、

時々人間を経験するスピリチュアルな存在です。

これが正当な自己認識です(私は宗教を説いているのではありません。形而上学という哲学を説いています)。

私たちは、

この世で魂を成長させる為に生まれてきました。

人生の目的は、

魂を進化・向上させることです。

宇宙意識の進化と創造に喜んで参加することです。

難行・苦行ではなく、

楽しんで魂を進化・向上させましょう。

則ち、楽行をしましょう❗



『人生の意味』
(著者 キャロル・アドリエンヌ 訳者 住友進 主婦の友社)
https://amzn.to/4710prJ


【人生で最も大切なこと】


人生で最も大切なことは、

『心の豊かさを追究すること』

です。

なぜなら、

『外界は内界を映し出す鏡』

だからです。

心が豊かであれば、生活も豊かになります。

心が豊かであれば、人間関係も豊かです。

心が豊かであれば、人生を健やかに和やかに過ごすことができます。


『外界は内界を映し出す鏡』について、

ディーパック・チョプラ博士は、著書

『ゆだねるということ(下)』
(訳者 住友進 サンマーク文庫)

の中で、こう述べています。
(45頁〜46頁)

「関係の鏡が人生に及ぼす大きな影響について説明している、

スーフィー教の素晴らしい話があります。

ひとりの男がある村を訪れ、

村の古老でスーフィー教の師に会いに行きました。

訪問者は言いました。

『この村に引っ越そうかどうか、考えているところです。

ここに住む村人たちはどんな人か、教えていただけませんか?』

スーフィー教の師が、

『あなたが住んでいた村の人々は、どんな人たちでしたか?』

と逆に尋ね返すと、

訪問者は

『強盗、詐欺師、嘘つきだらけです』

と答えました。

すると、師はこう答えました。

『いいですか。

ここの村人もまったく同じ人間ばかりですよ』

男は村を去り、二度と戻ってはきませんでした。

三十分後、別の男が村にやってきました。

彼もスーフィー教の師を探し、こう尋ねました。

『わたしはここに引っ越そうかどうか、考えているところです。

ここに住む村人たちはどんな人か、教えていただけませんか?』

師は再び、

『あなたが住んでいた村の人々は、どんな人たちでしたか?』

と問い返しました。

訪問者は

『とても親切で、やさしくて、思いやりがあり、愛情深い人々でした。

会えなくなると、とてもさびしくなるでしょう』

と答えました。

すると師は答えました。

『ここに住んでいる村人もまったく同じ人間ばかりですよ』

この話は、他人のなかにもっともはっきりと見えている特色が、

自分のもついちばん強烈な性格であることを思い出させてくれます。

関係の鏡を覗き込めるようになると、

自分の全貌が見えてきます。」



外界は内界を映し出す鏡です。

心の豊かさを追究することが大切です。

チョプラ博士は、

『人生に豊かさを創り出す秘訣』

について、著書

『この瞬間どこからでも、あなたの望む富はやってくる。』
(訳者 住友進 サンマーク文庫)

の中で、こう述べています。
(6頁〜7頁)

「昔々の、ここからはるか遠くにあった国のお話です。

ひとりの若者が森に行き、

彼の師にこうたずねました。

『わたしの願いは無限の富を手に入れることです。

その富を使って世の中の人々を助け、

癒してあげたいのです。

人生に豊かさを創り出す秘訣を教えていただけませんか?』

師はこの質問にこう答えました。

『どのような人間の心のなかにも、ふたりの女神がすんでいる。

そして、誰もがこの女神たちを深く愛している。

しかし、

お前には知っておかねばならない秘密がある。

それを教えよう』

『お前はどちらの女神も愛しているが、

惚れるのはひとりにしなくてはならない。

それはサラスバティーという知識の女神のほうだ。

この女神だけを追い求め、

愛し、かまってやりなさい。

もうひとりのラクシュミーは富の女神だ。

お前がサラスバティーのほうばかりかまっておれば、

ラクシュミーは激しい嫉妬心をいだき、

お前に関心を払うようになる。

知識の女神を好きになればなるほど、

富の女神はお前を追いかけてくるようになるのだ。

お前の行くところならどこでもついてきて、

けっして離れようとはしない。

これが、望んでいる富を永遠に手に入れる秘訣だ』」



知識、英知、スピリットの中に、

『人生を豊かにする秘訣』

があります。

お金を追い求めるのではなくて、

知識・智慧・叡智を追い求めましょう。

心の豊かさを追究しましょう❗



『ゆだねるということ(下)』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友進 サンマーク文庫)
https://amzn.to/3MajyQe



『この瞬間どこからでも、あなたの望む富はやってくる。』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友進 サンマーク文庫)
https://amzn.to/3M61gzm


【人生哲学の大前提】



『宇宙全体を創り出している根源的な知性の存在を認めること』

これが、

“ 人生哲学 ” の大前提になります。


『もの』は、偶然にできることがありますが、

『科学法則』は、偶然にはできません。


宇宙は、たくさんの科学法則に満ちています。

例えば、

・万有引力の法則

・ケプラーの法則

・ファラデーの法則

・オームの法則

・フレミングの法則

・レンツの法則

・クーロンの法則

・ボイルの法則

・シャルルの法則

・ガウスの法則

・フックの法則

・パスカルの原理

・電磁気学におけるマクスウェルの方程式

・量子力学におけるシュレディンガー方程式

・アインシュタインの有名なE = mc²

など。

これらは、偶然にはできません。

何者かが設計しなければできません。


アインシュタインは、こう述べています。

『科学を真剣に追究する人は誰でも、

人間の意志よりも優れているある意志が、

はっきりと宇宙の法則を示していると確信するようになる』

『わたしが知りたいのは神の考えだ。

それ以外はすべて些細なことでしかない』



万物の創造主(the Creator)の存在を認めるか否かで、

人生観は大きく変わります。

認めなければ、

人間の存在は単なる偶然に過ぎなくなります。

認めれば、

人生に意味を見出すことができます。


『宇宙全体を創り出している根源的な知性の存在を認めること』

これが、

人生哲学の大前提になります。



『科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで』
(著者 三田一郎 講談社)
https://amzn.to/3Fnoqxx


【寛容が肝要❗②】


『寛容が肝要❗』

人は、

批評・批判・非難・否定・否認・誹謗されることを最も怖れています。

逆に、

受容・承認・称賛・共感・感謝されることを最も望んでいます。

だから、

寛容が肝要です。


究めれば愛こそすべて❗



『人生で大切なこと百選! 究めれば愛こそすべて』
(著者 高原茂 Amazon電子書籍&ペーパーバック)
https://amzn.to/3rMCRbv


【やっぱり、褒め上手って素敵❗】



人を褒めると人から笑顔がもらえます。

笑顔は喜びであり、人を幸せにします。

褒め上手になりましょう!

理由は三つあります。

① 褒めれば相手の波動(振動数)が上がる。(テンションが上がる。)

② 相手が喜ぶことによって自分の波動もあがる。

③ 褒めることは人の自己重要感を満たしてあげることであり、
それによりモチベーションが上がり、皆が味方になってくれる。

『仕事も人間関係もうまくいく笑顔力』(著者 諏訪 ゆう子 あさ出版)

174頁~176頁にこう書かれています。

「『やってみせ、言って聞かせて、させてみて、誉めてやらねば人は動かじ』

という有名な言葉があります。

太平洋戦争時の山本五十六連合艦隊司令長官の言葉です。
 
人をほめることは、とても大切です。

人間には『自己重要感』という本能があります。

この自己重要感とは

『人から認められたい、尊敬されたい』

という人間の持つ欲求です。

この欲求を満たしてあげる。

そうすると人はうれしくなり、

士気が上がるのです。」



人を褒めて、自己重要感を満たしてあげることが大切です。

『褒めることの大切さ』について、

『新訳 人を動かす』(D・カーネギー著 訳=田内志文 角川文庫)

の59頁に、こう書かれています。

「この言葉を胸に刻むべきであろう。

これを活かせば、

人々の人生がぐるりと変わってしまうような言葉なのだ。

『私には部下の熱意を掻き立てる能力があり、

それこそが自分の持つ最大の財産だと思っている。

人の長所を伸ばす最善の方法とは、褒めること、

励ますことに尽きるのだ。

上司から非難されることほど、

人のやる気をくじくものはない。

私は決して人を非難しない。

人に働いてもらうには、

やる気を掻き立てるのがいちばんだと信じている。

だから人を褒めることは好きでも、

粗探しをするのは嫌なのだ。

もしなにかをいいと思えば心から賛同し、

惜しみない賞賛を私は贈りたい。』

これが、シュワブの方法論である。」



人に『自分は重要なのだ』と感じさせることが肝要です。

褒め言葉の重要性について

 「斎藤一人 元気が出る魔法の法則」(著者 舛岡はなゑ PHP文庫)

の195頁に、こう書かれています。

「『銀座まるかん』の人たちが元気なのは、

いつも褒めあっているからだと思います。
 
『きれいな色のジャケットだね、すごく似合うよ』 

『そのイヤリング、素敵ね』 

など、着ているものはもちろんのこと、 

『このコーヒー、だれが淹れてくれたの?すごくおいしい』 

『さすが○○さんは片付けの名人だね』 

など、ことあるごとに褒めあっています。

地獄言葉は相手からエネルギーを奪うけれど、

こうした褒め言葉(もちろん天国言葉です)は、

人にエネルギーを与えます。 

だから、みんな元気。
 
結局、元気な人って、

サービス精神が旺盛な人、

いつも人に喜んでもらうことを考えて、

それを実行している人なのかなと思います。

人に喜んでもらえれば嬉しくなるし、

こちらもさらにエネルギーをもらえて元気になる。」



人を褒めることは元気の源です。

褒め方には流儀があるので覚えておきましょう。

『一流のほめ方』について、

1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた『伝説の家庭教師』である株式会社グローコム代表取締役社長の岡本純子さんは、著書

『世界最高の話し方』(東洋経済新報社)

の中で、次のように述べています。(74頁)

「『最高のほめ方』は4つを組み合わせる

①『承認』――相手の存在や行動に気づき、認めること 
(例)
『なるほど、そういうやり方もあるね』

『最近、目の色が違うね』

『毎朝早くから、お弁当づくり、大変だね』
                          
②『共感』――相手の気持ちや意見に同調し、賛同・肯定をすること
(例)
『その気持ち、すごくよくわかるよ』

『その通りだね』

『つらかったでしょう』

③『賞賛』――優れた点をほめること
(例)
『いいセンスだね』

『非常に勉強になったよ』

『さすがプロの仕事だね』

④『感謝』――『ありがとう』と礼を言うこと
(例)
『いつも、気を配ってくれてありがとう』

『的を射たアドバイス、感謝の気持ちでいっぱいです』

『助かりました。本当にありがとうございます』 」



岡本純子さんは、さらに

『すぐほめる』

『具体的にほめる』

『気持ちを込めてほめる』

の三つの工夫を提唱しています。

人を褒めることは非常に大切ですが注意点もあります。

それは、

おべっか、媚び、へつらいにならないようにすることです。

心にもないお世辞を言ったり、

見返りを期待したりしてはいけません。
 
また、褒めることで相手をコントロールしようとするのはNGです。

『相手に喜んでもらいたい』

『モチベーションを上げてやりたい』

という素直な気持ちが大事です。

ということで、

結論はこうなります。

(結論)
『褒め上手になりましょう!』



『仕事も人間関係もうまくいく笑顔力』
(著者 諏訪ゆう子 あさ出版)
https://amzn.to/3M4HIvc



『新訳 人を動かす』
(著者 D・カーネギー 訳者 田内志文 角川文庫)
https://amzn.to/3PR2fVm



『斎藤一人 元気が出る魔法の法則』
(著者 舛岡はなゑ PHP文庫)
https://amzn.to/46vSqDv



「世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた!『伝説の家庭教師』が教える門外不出の50のルール」
(著者 岡本純子 東洋経済新報社)
https://amzn.to/3rLho2B


【一番大切なこと】


人生で一番大切なことは、

自己意識を進化・向上させることです。

なぜなら、

私たちの本質は意識であり、

生物の進化・人類の進歩・精神文化の進展・物質文明の発展を見ても明らかなように、

Creatorの意思は進化・向上にあるからです。

人間にとって一番大切なことは、

良好なコミュニケーションを取ることです。

なぜなら、

人間関係を断たれてしまうと人は生きていけないからです。



良好なコミュニケーションをとるために、

言葉に気をつけましょう。

論理的・倫理的に正しい言葉は、時に人を傷つけます。

これに関して、

「あなたは正しい 自分を助け大切な人の心を癒す『共感』の力」
(著者 チョン・ヘシン 訳者 羅一慶    飛鳥新社)

の表紙に、こう書かれています。

「社会的・倫理的に『正しい言葉』は、時に暴力的だ。

私は、まちがった言葉に傷ついた人よりも、

正しい言葉に傷ついた人を、

はるかにたくさん見てきた。」



良好なコミュニケーションをとるために、

最も大切なことは何でしょうか?


それは、

『共感』

です。

『あなたは正しい』(飛鳥新社)の中に、

こう書かれています。

「他人にも自分にも、

忠助評判(忠告、助言、評価、判断)をせずにまっさらな共感的態度を取る方法を身につけることができれば、

(多少大げさに申し上げますと)もう何も恐れることはありません。」(5頁)

「一般ボランティアたちは、

初めは混沌の中で右往左往しながらも、

やがては被害者たちの役に立つようになる。

しかし、

資格を持っている人々は、

そうではなかった。

最初こそ、専門分野の知識と経験にもとづいて何らかの心理治療を試みるものの、

まもなく存在感を失ってしまうケースが少なくなかった。

本業が忙しくなって職場に戻ったというケースよりも、

被害者たちが彼らの助けを求めなくなったり、

中には被害者たちから拒否されて、

現場から離れざるを得なくなったりするケースもあった。

なぜだろうか。

なぜ、心の病気にかかわる専門家であればあるほど現場で失敗するのか。

一刻を争う現場で役割を果たせない専門家資格に、

一体何の意味があるのだろうか。

(中略)

精神医学は、

人間を『人』というより『患者』として認識する傾向がある。

その認識は、

医師たちにとっては実習医の時から身についている、ほぼ無意識のうちに行われるプロセスの結果だ。

私を含めて精神科医たちにとってあまりにも自然なことなのである。

人の心の利益のために貢献すべき精神医学や心理学が、

学問本来の役割とちがい、

人という存在自体から徐々に離れていって久しい。

(中略)

精神科医たちは、

トラウマの現場でも被害者たちの悲しみと苦痛を十分に聞き取る前に、

薬物を処方する場合が多い。

これは被害者の苦痛をおもに『症状』としてとらえているからであり、

そのため症状は疾病の『根拠』になる。

彼らは、うつ病の原因を生物学的原因で説明し、

薬物で症状を緩和させることは医師だけができる重要な役割だと考える。

(中略)

心ない人たちからの容赦ない言葉で魂をズタズタにされた被害者たちが、

自分を患者としてしか見ない医師から再度傷つけられる危険があることもまた、事実なのだ。

トラウマを受けた被害者たちは、

自分を患者ではなく、

苦痛を受けた『人』としてみてほしいと望む。

それは、決して特別なことではないだろう。

専門家に対し、

作業的に薬物を処方するのではなく、

もっと『私』という存在に集中してほしい、

一般の人々が耳を貸さない自分の惨たらしい苦痛をわかってほしい。

それだけなのだ。」(25頁〜27頁)

「私は悟った。

人間の心には、いかなる外部的条件ともかかわりなく作動する、

本質的な要素が存在するということを。

人の人生に最後まで影響を及ぼすのは、

外部的環境や状況など、

彼らの条件ではなく、

その人の存在そのものである。

莫大な富や名誉を手にした人であろうが、

悲劇的なトラウマを受けた被害者であろうが、

彼らの外的条件以前に、

彼らがひとりの『個別的存在』であるという事実にありのままに集中すれば、

いつの間にか彼らの内面から、

自ずと生きる道が開かれるという事実を、

私は石に刻むごとく悟った。

(中略)

苦しんでいる人々の内面を汲み取り、

健康な心を取り戻す助けになれる人は、

なにも精神科医にかぎらない。

人を人として見ることこそが、

真の専門的な視線と態度である。

そのような観点にもとづくことで初めて、

すべての人が自らを助け、

家族や隣人をも助けることのできる心理学というものが成立し得るのだと、

私は信じている。」(35頁〜36頁)

「『あなたは正しい』という承認をもらえれば、

『家出する』『死にたい』『殺したい』などの言葉は、

朝露のように跡形もなくなる。

『あなたは正しい』

という言葉を迷いなく発することができるようになれば、

朝露に濡れた葉を揺さぶるような虚しいことに、

これ以上時間を費やす必要もなくなるだろう。

『あなたは正しい』

全力で発したこの短い言葉ほど、

誰かを強力に変化させる言葉は他にない。」(66頁)

「自分以外の誰かが語る苦しい胸のうちや心の傷、葛藤などに対して、

『忠告、助言、評価、判断(忠・助・評・判)』をしてはいけない。

それらは、

話の内容を表面的に捉え、

相手の立場をたいして考えずに勝手なコメントをしているにすぎないのだ。

状況の奥にある核心に思いが至らないただのコメントは、

相手の心をさらに深く傷つけることになるだろう。」(120頁)

「共感には、とても大きな力がある。

石のようにびくともしなかった人の心を、動かすことができるのだ。

人命にかかわる差し迫った状況にも有効だ。

心を治療する方法としては、

共感がすべてとさえ私は思っている。

傷ついた心を持つたくさんの人たちとの間に培った経験から、

私が得た結論である。

共感こそがすべて。

これは、

『人は必ず死ぬ』

という命題と同じくらいに真実である。

私は、それほど共感というものに強い信頼を寄せている。」(140頁)

「質問を通して、

相手の状況とそれについての心理状態が鏡のようにくっきり映し出された時、

共感のプロセスはそこから始まる。

相手から共感されていることを実感した人は心を開き、

自分の記憶や自分に対する感覚を、

自然と口にするようになる。

隅々まで映してくれる鏡のように、

現状を映し出すヌード写真のように、

『嫌な思いをさせずに、優しく、しかし具体的な』質問を投げかけることのできる人が、

すぐれた共感の誘発者である。

詳細に知ってこそ理解が生まれ、

理解してこそ共感が生まれる。

共感は、生まれつきのものではなく、

学びの中で身につく習慣なのだ。」(157頁〜158頁)

「共感とは、

優しい視線で人の心を隅々まで見通すことができた時に相手に届く、ひとつの状態である。

その人の内面にあるものを一つひとつ根気よく観察した結果、

その心の全体像を見渡すことで到達する、深い理解の段階が共感である。

その人の状況を詳細に知れば知るほど、

相手への理解は深まり、

それに比例して共感は深まる。

共感は、

生まれつきの能力ではなく、

自分の足取りで一歩一歩着実に踏み出して得られる何かである。」(211頁)

著者のチョン・ヘシンさんが述べているように、

良好なコミュニケーションをとるうえで最も大切なことは、

『共感』

です。

理論ではなく、

実生活で実質的な効果を発揮する実用的な『共感力』を身につけましょう。

『共感力』は、

生まれつきのものではなく、

学ぶことで身につきます。

『共感力』を身につければ、

コミュニケーションにおいて、

怖れるものは何もありません。

“You are always really right.”
(あなたは、いつも本当に正しい)



「あなたは正しい 自分を助け大切な人の心を癒す『共感』の力」
(著者 チョン・ヘシン 訳者 羅一慶 
飛鳥新社)
https://amzn.to/46yPohQ


【人生の答え】



私は、

『人生に答えなどない』

と思っていました。

自身の人生ノートに、

『こうやって、自分なりに精一杯生きてきた。

これもした、あれもした、

悩んだ、悶えた、苦しんだ。

でも、楽しいことも、嬉しいことも沢山あった。

これが私の生き様です。』

と書いて、

この世を去るとき、

『自身の人生ノートを神様に提出して見てもらうのが人生だ』

と思っていました。

しかし、

私の勉強不足でした。

人生には、答えがありました。

それは、

『いつでも、どこでも、どんなときも、笑顔で過ごすこと』

です。

四六時中、クシャクシャの笑顔で過ごせるよう練習しましょう。

なぜなら、

人生は、楽しむ為、“ 喜び ” の為にあるのだから。

作家・講演家の小林正観さんは、著書

「幸せな人は知っている『人生を楽しむ』ための30法則」
(フォレスト出版)

の中で、こう述べています。
(1頁〜4頁)

「ある会社の社長が亡くなりました。

心臓マヒ。

いきなりの死亡でした。

社長は林の中を歩いていましたが、

突然きれいなお花畑に出ました。

美しい青空、

寒くなく暑くなく、

とても気分がよいところです。

お花畑の向こう、

感覚的には100メートルほど先に、

川が流れていました。

お花畑に出たとたんに、

どこからか声が聞こえてきました。

男の声、女の声、

どちらとも言えず、

荘厳とかおごそかとか、

そういう感じもない。

といって、冷たい事務的な声というのでもない。

その声は、こう言ったそうです。

『川のほとりまで行ったら、

そこであなたの人生について尋ねる。

川のほとりまでに、

どんな人生だったかを、

まとめておきなさい』

この社長は、

他人の10倍も20倍も働き、

努力して、頑張ってきた人でした。

会社も大きくし、従業員も増やした。

商工会の役員もやり、

名誉や地位も充分に手に入れていました。

『胸を張って、

人よりもたくさん努力し、

頑張ってきた、と言える。

それなりの成果、実績、数字も達成してきた』

と思ったそうです。

川のほとりまで来ました。

いわゆる『三途の川』でしょうか。

再び、『あの声』が聞こえてきました。

『それでは、あなたの人生について聞く。

答えの用意はできたか』

胸を張って、社長は、

『はい』と答えました。

何でも聞いてください、

たくさんのことをやってきた。

恥ずべきことはないし、

自慢できることは多い。

誇らしい気持ちで質問を待ったそうです。

『それでは聞く。

人生を、どれほど楽しんできたか』

社長は絶句しました。

答えられなかった。

人生を楽しもう、と思ったことはなかったし、

楽しんだこともなかった。

従業員を怒鳴りつけ、

家族に対しても厳しかった。

自分に厳しく生きてきた分、

社長は周りの人にも常に、

厳しく当たってきました。

『楽しむ』という概念は、

社長の人生には、なかったのです。

答えられずに、絶句していました。

『あの声』は、こう言ったそうです。

『あなたは人生について考え違いをしていました。

もう一度、やり直しなさい』

えっ、と思った瞬間に目がさめました。

生き返ってしまったのです。

完全に心臓が止まり、死んでいたのに、

生き返りました。

そして社長はその後、

まったく違う人格の人になり、

ニコニコして楽しい、

誰からもその存在が喜ばれる人になりました。

“ 魂 ” は進化します。

しかし、

“ 魂 ” だけのときは進化しません。

進化するためには肉体が必要です。

肉体の存在を通してのみ、

私たちは進化することができます。

“ 魂 ” が未熟なときは、

病気や事故、出来事、現象について、

『つらい』『苦しい』ととらえます。

“ 魂 ” が進化すると、

出来事すべてに『楽しい』と思い、

『おかげで成長できた』

『ありがたい』

と思えるようになります。

『未熟』と『進化』の中間に、

『修行』ととらえる期間があります。

『人生はいろいろな修行の場』

ととらえることで、

『つらい』『苦しい』という感覚からは卒業できますが、

本来の人生は『修行』のために設定されているものではありません。

『人生は楽しむもの』」



小林正観さんが述べている通り、

『人生は本来、楽しむもの』

です。

『つらく、苦しい』と人生をとらえるのではなくて、

出来事すべてに『楽しい』と思い、

『おかげで成長できた』

『ありがたい』

と思いましょう。

『人生は楽しむもの』です。

いつでも、どこでも、どんなときも、

明るく、楽しく、元気よく、笑顔で過ごせる練習をしましょう。

笑顔でいつづければ、人生は変わります。

四六時中、クシャクシャの笑顔で生きましょう❗



「幸せな人は知っている『人生を楽しむ』ための30法則」
(著者 小林正観 フォレスト出版)
https://amzn.to/3RY6XmI


【地球ユートピア実現ゲーム】



私たちは、地球を舞台にした壮大なゲームをしています。

それは、

『地球ユートピア実現ゲーム』

です。

具体的には、

『世界平和と人類全体の幸福を実現させるゲーム』

です。

『スター・ウォーズ』は、

ライト・サイドとダーク・サイドの戦いでしたが、

私たちがしているゲームは、

善と悪との戦いではありません。

“ 無明の世界 ” から “ 光明の世界 ” への成長ゲームです。

だから、

悪と戦ってはいけない、

つまり、北風になってはいけない。

太陽になることが大切です。

なぜなら、

人間が関心を向けたものが増大するという “ 宇宙法則 ” が働いているからです。

悪に関心を向ければ悪が増大します。

だから、

『善』、則ち、『愛』に関心を向けましょう❗

批評家から寛大な心の持ち主へ、

エゴイストから博愛主義者へ成長しましょう❗

地球ユートピア実現ゲームにとって喜ばれるキャラクターになりましょう。

重宝がられる存在になりましょう。

このゲームにとっては、

すべての人が大切な存在です。

誰一人として欠けてはいけません。

なぜなら、

人類全体の幸福を実現させることが目標だから。

天性を活かし、

天職に就き、

天命を全うしましょう。

天命とは、

世の為人の為天の為に尽くすこと、

則ち、喜ばれる存在になることです。



『よい子とママのアニメ絵本 ⑦北風とたいよう』
(著者 平田昭吾 ブティック社)
https://amzn.to/3PXbBz3



『地球が天国になる話』
(著者 斎藤一人 KKロングセラーズ)
https://amzn.to/46KRD1c


【天啓が最も大事】



“ 天啓 ” が、人生で最も大事です。

なぜなら、

『今の自分にとって、一番大切にすべきなのは何か』

『今、為すべきことは何か』

を教えてくれるからです。

例えば、

壁に突き当たり、

苦悩している時、

インスピレーションを与え、

解決策を示してくれます。

天啓を得るためには、

宇宙意識と繋がることが必須です。

そのためには、瞑想です。

結局、

人生で最も大切なことは、

瞑想を日課にして天啓を得ることです。

そして、

それに従って行動することです。

私が尊敬する中村天風師は、

天啓を得て、

銀行の頭取を辞め、

辻説法を始めました。

それは、

衆生を幸せにする為です。

世界に、誠と愛と平和に活きんとする人の数を多からしむる為です。


(結論)

『瞑想を日課にして天啓を得て、それに従って行動しよう❗』



『運命を拓く 天風瞑想録』
(著者 中村天風 講談社文庫)
https://amzn.to/46sj4gg


【細く長く生きる】



“太く短く” ではなくて、“細く長く” 生きましょう❗

なぜなら、

『大きい薬缶は沸きが遅い』

『大器は晩成す』

“Who goes slowly goes far.”
(ゆっくり歩む者が遠くまで行く)

からです。

焦らず、慌てず、無理をせず、

ゆっくり歩みましょう。

何事も、

スモール・ステップが大事です。

実は、

これが心身の健康にも良いのです。

これについて、

順天堂大学医学部教授の小林弘幸博士は、著書

「ゆっくり生きれば、遠くまでいける 副交感神経で『最高の人生』を手に入れる」(大和書房)

の中で、こう述べています。
(3頁〜10頁)

「もし誰かに

『究極の健康法を教えてください』

と言われたら、

『ゆっくり生きること』

と私は即座に答えます。

『ゆっくり生きる』

という言葉には

『健康のすべて』

が集約されていると考えられるからです。

ところが、

現代社会を生きる私たちはとにかく忙しい。

時間的、物理的に忙しいだけでなく、

『あれが心配だ』

『こんな悩みがある』

『気がかりなことがなくならない』など、

精神的にも落ち着くことがありません。

あなたの日常も同じではないでしょうか。

仕事が忙しい。

体調に不安がある。

悩みを抱え、いつも心が落ち着かない。

時間に追われ、ゆったりと過ごすことができない。

人生の壁にぶつかり、落ち込んでいる。

現代社会を生きる誰もが

『ちょっとした不安、忙しさ、疲れ、悩み』

などを抱えながら日々暮らしています。

きっとあなたも

『毎日が忙しいのは当たり前』

『不安やストレスがなくならないのは仕方がない』

とあきらめムードで考えているのではないでしょうか。

ですが、

この『物理的にも、精神的にも落ち着かない日常』は、

じつは健康を害する大きな要因となっています。

『ゆっくり生きる』

とは真逆にある

『不安で、忙しない日常』は、

あなたの体を確実に蝕んでいるのです。

(中略)

私たちの体の調子を支配しているのは自律神経。

心臓や胃腸を動かしたり、

血液をつくり、

血管の収縮を管理するなど

『自分では意識して動かせない部分』

のすべてを担っているのが自律神経です。

この自律神経が乱れると、

体の調子が悪くなり、

果ては病気になってしまう。

残念ながら、

多くの人が送っている

『忙しく、落ち着かない日常』

は、自律神経がもっとも乱れやすいライフスタイル。

心臓や胃腸の働きが悪くなり、

血液の質が下がり、

血流も悪くなります。

その結果、

心臓や脳の疾患、血管系の病気、

胃腸のトラブルなどを起こしやすくなってしまうのです。

(中略)

一方で、

人は安心しているとき、

適度に血管が拡張し、

スムーズに血液が流れる状態になっています。

まさに、

ゆっくり生きれば、

それだけ健康に近づくということです。

医学的に表現するなら、

自律神経が整い、

血流が良くなるというわけです。

血流が良いということは、

病気になりにくいだけでなく、

脳にも十分な血液が届くので集中力が増し、

判断の質も向上します。

冷静かつ平常心でいられるので、

感情的になりにくく、

対人関係の問題も起こりにくい。

まさに良いことずくめです。

病気にならないのはもちろん、

対人関係を良くするためにも、

仕事や家事でのパフォーマンスを向上させるためにも、

『本当の健康状態』

をつくることはとても大切。

そのポイントが

『ゆっくり生きること』

なのです。」



小林博士が述べている通り、

自律神経が、

すべての鍵を握っています。

ゆっくり生きれば、

自律神経が整います。

自律神経が整えば、

病気になりません。

それだけでなく、

仕事のパフォーマンスも上がります。

対人関係も良くなります。

(結論)

『焦らず、慌てず、無理をせず、

ゆっくり生きましょう❗』

“Who goes slowly goes far.”
(ゆっくり歩む者が遠くまで行く)



「ゆっくり生きれば、遠くまでいける 副交感神経で『最高の人生』を手に入れる」
(著者 小林弘幸 大和書房)
https://amzn.to/3tsau2A


【人は見た目が100%】



『人は見かけによらぬもの』

『人を見かけで判断してはいけない』 

とよく言われます。

確かにその通りですが、

見かけで判断されがちなのは事実です。

『人生はニャンとかなる!明日に幸福をまねく68の方法』 
(水野敬也 長沼直樹著 文響社) 

の54頁にこう書かれています。

『身に付ける衣服と唇に浮かぶ微笑と物腰が人となりを表す。』 〔旧約聖書〕

私はこの名言を読んでから服装に気をつけるようにしました。

以前は着心地重視でカジュアルな服を着ることが多かったのですが、

今では私的な外出でもジャケットと革靴です。

気が引き締まり、生活に張りがでました。

人からの受けも良いです。

人に良い印象を与える清潔感のある服装や微笑み、

礼儀正しい態度を心掛けています。

精神科医の越智啓子さんは、著書

『身につけるもので運命は大きく変わる!』
(青春出版社)

の中で、

身につけるものの大切さについて次のように述べています。(5頁)

「 身につけているものすべてに深い意味があって、

それが私たちの人生の舞台を演出しているのです。

だから、この本のタイトルの

『身につけるもので運命は大きく変わる!』 

というフレーズはちっとも大げさではありません。

どんなものを身につけているかで、

そのときの自分が発している光の色、

エネルギーが違ってくると、

瞬間瞬間の流れが自然に変わってくるからです。

たとえば、

赤色をファッションに選ぶと、

赤い光線を引き出して、

とても行動的に、情熱的になります。

桜のようなピンク色を身につけると、

自然にハートから愛があふれて、

まわりの人々に、

いつもより優しい言葉かけやしぐさが自然にできるようになります。」



明るい色の服を着れば気分も明るくなります。

元気が出ます。

スカーフやアスコットタイを派手目にすれば陽気な人として目に映ります。

周囲を明るくするファッションを目指してみませんか?

アクセサリーや小物類で華やかさを演出し、

微笑みを浮かべ、

品の良い物腰を心掛けましょう。

『21世紀は男も女も “見た目” が100%』
(著者 斎藤一人 舛岡はなゑ マキノ出版)

の46頁〜47頁に、こう書かれています。

「一人さんが言いたいことは、

『人生を変えるためには、

外見を変えるのがいちばんの近道なんだよ』

ということなのです。

『ふだん元気な女の子だって振袖を着ると、

所作でもなんでも、

その人が醸し出す雰囲気までもが違っちゃうじゃない?

服でもなんでも、

外見を変えると、

まるで人が変わっちゃうんだよ。

街中のおじさんでもなんでも、

タキシードを着せると、周りも

【この人は紳士だ】

という目で見てくれて、

本人もその気になって、

いつのまにかちゃんとした紳士になっちゃうんだよね(笑)。

いつも、沈んだ色の服を着ていると、

どうしても気持ちまで沈んでしまうけれど、

明るく華やかな格好をすると “心” も明るく華やかになるの。

ほんとうなんだよ。

周りも、あの人は明るくて華やかな人だと思って見てくれるしね。

すると現実に、そういう人生になっちゃうの。

外見通りの人生になるんだよ。』」



一人さんが述べているように、

人生を変えるためには、

外見を変えるのが一番の近道です。

医学博士・理学博士・農学博士で元米国ユニオン大学健康科学研究所教授の佐藤富雄博士(1932年‐2012年)は、著書 

「運命は『口ぐせ』で決まる」 (三笠書房 知的生きかた文庫)

の中で、

『人間は“着るもの”から多大な影響を受ける』 

として、次のように述べています。(29頁~30頁)

「 人間というのは、

自分に一番近くにいるものから最も心理的な影響を受けやすいのです。

では、自分に一番近いものとはなんでしょうか。

恋人、友だち、あるいは奥さんやご主人、そんな人を想像しますか?

ところが、

こういう身近な人間よりも、

もっと自分に影響を与えるものがあるのです。

よく考えてみてください。

自分に一番近いもの、

一番体に密着しているものはなんでしょうか。

それは衣服、

すなわち着ているものなのです。

ですから、

着るものに気を使わないのは、

自分に対してあまり関心がないのと同じことです。

おしゃれをしない、

身だしなみに気を配らないというのでは、

いくら自分をよくしようと思ってもだめなのです。

ファッションは、

その人の気持ちや気分に大きな影響を及ぼします。

着飾ったときは、

言葉づかいや身のこなし方も変わってくるでしょう。

これが大事です。

おしゃれをすることによって心境が変わるというのが大事なのです。

では、おしゃれをすると、

どういう変化があるのでしょうか。

専門的にいうと、

ホルモンの系が変わる、

つまり、

ホルモンの流れが変わるのです。

ホルモンというのは、

目の輝きや魅力に大きく影響しますから、

おしゃれをすることによって、

見た目も雰囲気も、

気持ちさえも変えることができるわけです。

そしてもうひとつ、

自分を美しく見てもらいたいというのは、

異性を意識するということにつながります。

これは、

自分の容姿に対する意識を、

非常にはっきり自覚していくということです。

ですから、

おしゃれをするということは、

外面的にだけではなく、

内面的にも非常に大切なことなのです。」



ファッションは、気分に大きな影響を及ぼします。

着飾ったときは、

物腰と態度が変わってきます。

おしゃれをして心境を変えましょう。

外面から内面を変えましょう。

明るく、楽しいファッションを心掛けて、

自分だけでなく周囲も陽気にしましょう。

『習い、性と成る』で、

習慣もずっと続けていると生まれながらの性質のようになります。

おしゃれを習慣にしましょう。

そして、物腰を柔らかく、麗しく、優しくしましょう。


(結論) 
『身なりと物腰に関心を向けましょう!』



『人生はニャンとかなる!明日に幸福をまねく68の方法』
(著者 水野敬也 長沼直樹 文響社)
https://amzn.to/46KxVTj



『身につけるもので運命は大きく変わる!』
(著者 越智啓子 青春出版社)
https://amzn.to/3LRQMDG



『21世紀は男も女も “見た目” が100%』
(著者 斎藤一人 舛岡はなゑ マキノ出版)
https://amzn.to/3PKaNxf



「運命は『口ぐせ』で決まる」
(著者 佐藤富雄 三笠書房)
https://amzn.to/46AKIr2


【主役はあなた❗】



人は皆、自分の世界の中で生きています。

『世界の中に自分がいるのではなくて、自分の中に世界がある』

これが、真実です。

自分の人生の主人公は、自分です。

自分が主役です。

人生は、自分が主人公のロールプレイング・ゲームのようなものです。

ロールプレイング・ゲームと人生が非常に似ていることについて、

『生きがいの創造』 

で一世を風靡した、

元福島大学教授の飯田史彦博士は、著書 

『生きがいの本質 私たちは、なぜ生きているのか』 
(PHP文庫) 

の中で、

次のように述べています。 
(272頁~276頁)

「 ロール(役割)をプレイング(演じる)するゲームという意味で、

何とこれが、

人生計画にそっくりなのです。

きっと、

RPGをやったことのある方ならば、

本書がいう 

『試練』 

の意味も、

感覚としておわかりになるはずです。

(中略)

ある主人公を選んで物語をはじめます。

主人公は、

自分の意志で自由に行動する権利を持っていますが、

『どうしても会わなければならない人物』 

や 

『どうしても経験しておかなければならないイベント(出来事)』
 
も設定してあります。

したがって、

自分の意志でウロウロしながらも、

いつのまにかそれらの人物やイベントに引き寄せられていき、

会うべき人に会って 

『運命の再会』 

を果たしたり、

体験すべき試練が生じてきて、

苦労しながら解決することになります。

(中略)

私たちが生きている人生も、

これと同じような仕組みになっています。

主人公を選ぶことによって、

その人生で学ぶ基本的な成長課題が決まり、

その課題を学ぶために、

人生の節目ごとに現れてくるボスキャラ(大きな試練)や、

どうしても会わなければならない人物(ソウルメイト)、

解決しなければならないイベント(人生経験)などを決めておきます。

そして、

私たちは自由に行動しながら、

不思議と予定通りに現れてくるそれらの 

『運命』 

に対処していくというわけです。

(中略)

そのような人生設計の中で、

もっとも大切なことは、

『経験値を稼いで成長する』 

ということです。」



あなたの人生の主人公は、あなたです。

あなたが主役です。

主役が活躍しないで、どうすんの❗


(結論)

『人生は、楽しむ為にあります。
どれだけ成長できるか、どれだけ自己意識を進化・向上させるかのゲームです。』



『生きがいの本質 私たちは、なぜ生きているのか』
(著者 飯田史彦 PHP文庫)
https://amzn.to/3tte8sS


【宇宙意識のみが唯一の実在】



なぜ、私が情報発信に拘るのか?

それは、

『宇宙に存在するのは情報のみ』

だからです。

これについて、

高エネルギー加速器研究機構、素粒子原子核研究所教授の松原隆彦博士は、著書

『宇宙はどうして始まったのか』
(光文社新書)

の中で、こう述べています。
(196頁〜198頁)

「ホィーラーは、

宇宙という物理的な世界はすべて『情報』が作り上げているのではないか、

という考えを述べている。

この考えを彼は

『ビットがすべてを作り出す』
(“it from bit ”)

という言葉で表した。

(中略)

ホィーラーによれば、

膨大な数のビットからなる情報がこの世界の存在を作り上げているのだという。

私たちは直観的にこの世界や宇宙が存在していると考えているが、

そうした存在というものでさえも、

突き詰めれば情報の集まり以上のものではないというのだ。

(中略)

ホィーラーによれば、

存在というのはこの物理的世界の基本的なものなのではなく、

人間がコミュニケーションの道具として用いる情報こそが基本的なものなのだという。

つまり、

情報がすべてを作り出しているというのだ。

そしてすべての情報はビットに還元できる。

これが

『ビットがすべてを作り出す』

という言葉の意味である。」



ジョン・アーチボルド・ホィーラーが述べている通り、

宇宙に存在するのは、

情報のみです。

換言すれば、

『宇宙の実在は宇宙意識のみ』

です。

仏教で言えば、

『唯識』

です。

意識の進化と向上が、

私たちの使命です。

これが、

『天命』

です。



『宇宙はどうして始まったのか』
(著者 松原隆彦 光文社新書)
https://amzn.to/3ZLSAnB



『宇宙意識』
(著者 リチャード・モーリス・バック 訳者 尾本憲昭 ナチュラルスピリット)
https://amzn.to/3toor1B


【有益情報の発信】



著名な文芸評論家の小林秀雄氏
(1902~1983)は 

『読書について』
 (中央公論新社) 

の中でこう述べています。
 (21頁~22頁)


「 書物の数だけ思想があり、

思想の数だけ人間が居るという、

在るがままの世間の姿だけを信ずれば足りるのだ。

何故人間は、

実生活で、論証の確かさだけで人を説得する不可能を承知し乍ら、

書物の世界に這入ると、

論証こそ凡てだという無邪気な迷信家となるのだろう。

又、実生活では、

まるで違った個性の間に知己が出来る事を見乍ら、

彼の思想は全然誤っているなどと怒鳴り立てる様になるのだろう。

或は又、

人間はほんの気まぐれから殺し合いもするものだと知ってい乍ら、

自分とやや類似した観念を宿した頭に出会って、

友人を得たなどと思い込むに至るか。

みんな書物から人間が現れるのを待ち切れないからである。

人間が現れるまで待っていたら、

その人間は諸君に言うであろう。

君は君自身でい給え、と。

一流の思想家のぎりぎりの思想というものは、

それ以外の忠告を絶対にしてはいない。

諸君に何んの不足があると言うのか。」



人の数だけ思想があり、

思想の数だけ使命があります。

大衆に向けて、積極的にポジティブ情報(有益情報)を発信しましょう。

それが、モチベーションになります。

生きがい(生きる意味・生きる価値・人生の目的)になります。

私は衆生にとって良かれと思って情報を発信しています。

これは、私の内なる声によるものです。

良識によるものです。

あなたも、積極的に有益情報を発信してください❗

『人の数だけ思想があり、

思想の数だけ使命がある。

それだけを知れば足りるのだ。

諸君に何の不足があるというのか。』



『読書について』
(著者 小林秀雄 中央公論新社)
https://amzn.to/45jgd8b


【笑ってなんぼ、笑はかしてなんぼ】



人生は、喜劇です。

エンターテインメントです。

この世には、

笑い飛ばせないほど辛いことなんてありません。

人生は、

『笑ってなんぼ、笑はかしてなんぼ』

『楽しんでなんぼ、楽しませてなんぼ』

『喜んでなんぼ、喜ばせてなんぼ』

『動いてなんぼ、動かしてなんぼ』

です。



『人生は、近くで見れば悲劇だが、遠くから見れば喜劇である』
(チャールズ・チャップリン)



『神は笑っている』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 西山 佑 サンガ)
https://amzn.to/3ZCszaj


【四六時中笑顔で過ごす】



四六時中、笑顔で過ごしましょう❗

朝起きて、まずニッコリ笑います。

その状態をキープして、一日過ごし、

笑顔のまま眠ります。

この練習をしましょう❗

理由は、三つあります。

① α波が出て、リラックスできる。

② 笑顔でいれば、楽しい気分になる。

③ 人は皆、笑顔で癒される。


①について、

笑顔セミナーを主宰する諏訪ゆう子さんは、著書 

『仕事も人間関係もうまくいく笑顔力』 (あさ出版)

の中で、こう述べています。
(28頁)

 「 笑顔とα波の関係は、

カリフォルニア大学人間相互作用研究所のポール・エクマン博士らによって研究され、

証明されています。

 彼らは、フランスの神経学者デュシェンによる 

『楽しいときは目の周りの眼輪筋と頬の大頬骨筋が動く』

 という説に着目し、

ならば逆に

 『この二つの筋肉へ刺激を与えると楽しくなるのではないか?』

 という仮説を立て、

研究を始めました。

 研究方法は、いたって単純。

 おもしろくもなんともない実験室に学生を50人集め、

この二つの筋肉を動かしてもらい、

そのときの脳波を測定するだけです。

その結果、

実際にα波がでたことにより、

眼輪筋と大頬骨筋を動かせば楽しくなるという仮説が正しいことが証明されたのです。」



笑顔でいれば、

α波が出てリラックスでき、集中力も高まります。


②について、

アメリカ心理学の父、ウィリアム・ジェームズは、

『人は幸せだから歌うのではない、歌うから幸せになるのだ』

という名言を残しています。

明るく楽しい歌を口ずさめば、

実際に楽しくなります。

楽しい時は自然と笑顔になりますが、

『逆もまた真なり』

で、笑顔にすれば楽しくなります。

 
③について、

人は皆、笑顔で癒されます。

“Smile makes smile.”

です。

これについて、

鶴見大学教授で日本抗加齢医学会理事の斎藤一郎教授は、著書

 「幸せを引き寄せる笑顔の法則」 (誠文堂新光社)

 の中で、こう述べています。
(40頁)

 「 あなたが笑顔になると、

まずはあなた自身が幸福感を感じる。

 周りの人たちはそんなあなたを見て笑顔になり幸福感を感じる。

 そんな周りの人を見て、あなたは笑顔になる・・・・・・。 

幸福感が連鎖していく、

 『笑顔の法則』

 とでも言えるものが存在しているのです。」



 笑顔は心を癒します。

 毎日、鏡を使って笑顔の練習をすることをオススメします。

 自分の笑顔で自分自身を癒す効果もあります。

四六時中、笑顔で過ごす練習をしましょう❗

私も今、練習しています。

笑顔で過ごせば、実に楽しいです。

笑顔は世界を変えます。

世界中の人が四六時中、笑顔で過ごせば、

世界平和は実現します❗



『仕事も人間関係もうまくいく笑顔力』
(著者 諏訪ゆう子 あさ出版)
https://amzn.to/3LK871c



『幸せを引き寄せる笑顔の法則 三越伊勢丹グループの従業員10万人を動かした“理論”と“実践”とは?』
(著者斎藤一郎誠文堂新光社)
https://amzn.to/46dEMEJ

【平和が実現しないのはなぜ?】



世界平和が実現していないのは、なぜでしょうか?

どうしたら、世界平和は実現するのでしょうか?

ひとはなぜ戦争をするのでしょうか?

これについて、

アインシュタインは、

『ひとはなぜ戦争をするのか』
(講談社学術文庫)

のフロイトへの手紙の中で、

こう述べています。
(13頁〜16頁)

「第一に、権力欲。

いつの時代でも、

国家の指導的な地位にいる者たちは、

自分たちの権限が制限されることに強く反対します。

それだけではありません。

この権力欲を後押しするグループがいるのです。

金銭的な利益を追求し、

その活動を押し進めるために、

権力にすり寄るグループです。

戦争の折に武器を売り、

大きな利益を得ようとする人たちが、

その典型的な例でしょう。

彼らは、戦争を自分たちに都合のよいチャンスとしか見ません。

個人的な利益を増大させ、

自分の力を増大させる絶好機としか見ないのです。

社会的な配慮に欠け、

どんなものを前にしても平然と自分の利益を追求しようとします。

数は多くありませんが、強固な意志をもった人たちです。

このようなことがわかっても、

それだけで戦争の問題を解き明かせるわけではありません。

問題の糸口をつかんだにすぎず、

新たな問題が浮かび上がってきます。

なぜ少数の人たちがおびただしい数の国民を動かし、

彼らを自分たちの欲望の道具にすることができるのか?

戦争が起きれば一般の国民は苦しむだけなのに、

なぜ彼らは少数の人間の欲望に手を貸すような真似をするのか?

(中略)

即座に思い浮かぶ答えはこうでしょう。

少数の権力者たちが学校やマスコミ、

そして宗教的な組織すら手中に収め、

その力を駆使することで大多数の国民の心を思うがままに操っている!

しかし、

こう答えたところで、

すべてが明らかになるわけではありません。

すぐに新たな問題が突きつけられます。

国民の多くが学校やマスコミの手で煽り立てられ、

自分の身を犠牲にしていく――このようなことがどうして起こり得るのだろうか?

答えは一つしか考えられません。

人間には本能的な欲求が潜んでいる。

憎悪に駆られ、相手を絶滅させようとする欲求が!

破壊への衝動は通常のときには心の奥深くに眠っています。

特別な事件が起きたときにだけ、

表に顔を出すのです。

とはいえ、

この衝動を呼び覚ますのはそれほど難しくはないと思われます。

多くの人が破壊への衝動にたやすく身を委ねてしまうのではないでしょうか。

これこそ、戦争にまつわる複雑な問題の根底に潜む問題です。

この問題が重要なのです。

人間の衝動に精通している専門家の手を借り、

問題を解き明かさねばならないのです。

ここで最後の問いが投げかけられることになります。

人間の心を特定の方向に導き、

憎悪と破壊という心の病に冒されないようにすることはできるのか?」

アインシュタインが述べているように、

人間を憎悪と破壊という心の病に冒されないようにすることはできるのでしょうか?

これについて、

フロイトは、本書のアインシュタインへの手紙の中で、こう述べています。(52頁〜55頁)

「はるかなる昔から、

文化が人類の中に発達し広まっていきました(文化という言葉よりも文明という言葉を好む人もいます)。

人間の内にある最善のものは、

すべての文化の発展があったからこそ、

身につけることのできたものなのです。

(中略)

文化の発展が人間の心のあり方に変化を引き起こすことは明らかで、

誰もがすぐに気づくところです。

では、どのような変化が起きたのでしょうか。

ストレートな本能的な欲望に導かれることが少なくなり、

本能的な欲望の度合いが弱まってきました。

私たちの祖先なら強く興奮を覚えたもの、

心地よかったものも、

いまの時代の人間には興味を引かないもの、

耐え難いものになってしまっています。

このように、私たちが追い求めるもの――例えば、道徳や美意識にまつわるもの――が変化してきたわけですが、

この変化を引き起こしたものは究極的には心と体の全体の変化なのです。

心理学的な側面から眺めてみた場合、

文化が生み出すもっとも顕著な現象は二つです。

一つは、知性を強めること。

力を増した知性は欲動をコントロールしはじめます。

二つ目は、攻撃本能を内に向けること。

好都合な面も危険な面も含め、

攻撃欲動が内に向かっていくのです。

文化の発展が人間に押しつけたこうした心のあり方――これほど、戦争というものと対立するものはほかにありません。

だからこそ、私たちは戦争に憤りを覚え、

戦争に我慢がならないのではないでしょうか。

戦争への拒絶は、単なる知性レベルでの拒否、

単なる感情レベルでの拒否ではないと思われるのです。

少なくとも平和主義者なら、

拒絶反応は体と心の奥底からわき上がってくるはずなのです。

戦争への拒絶、それは平和主義者の体と心の奥底にあるものが激しい形で外にあらわれたものなのです。

私はこう考えます。

このような意識のあり方が戦争の残虐さそのものに劣らぬほど、

戦争への嫌悪感を生み出す原因となっている、と。

では、すべての人間が平和主義者になるまで、

あとどれくらいの時間がかかるのでしょうか?

この問いに明確な答えを与えることはできません。

けれども、文化の発展が生み出した心のあり方と、

将来の戦争がもたらすとてつもない惨禍への不安――この二つのものが近い将来、

戦争をなくす方向に人間を動かしていくと期待できるのではないでしょうか。

これは夢想的な希望ではないと思います。

どのような道を経て、

あるいはどのような回り道を経て、

戦争が消えていくのか。

それを推測することはできません。

しかし、

いまの私たちにもこう言うことは許されていると思うのです。

文化の発展を促せば、戦争の終焉へ向けて歩み出すことができる!」

フロイトが述べている通り、

精神文化の発展が、

世界平和実現の鍵になります。

私は、瞑想文化が世界中に広まれば、

世界平和は実現すると確信しています。

根拠は三つあります。

① 心が穏やかになる。

② 心身共に健康になる(健全なる精神は健全なる身体に宿る)

③ 瞑想すれば悟りが開けて、博愛に目覚める。

①について、

瞑想すれば、脳波がα波になり、

心が穏やかになります。

心が穏やかな人は、争いません。

②について、

瞑想を日課にしている人からは、

オキシトシン、ドーパミン、セロトニン、β-エンドルフィンといった幸せホルモン、快楽ホルモンが分泌していることが科学的に解明されています。

瞑想すれば、心身共に健全になります。

健全な精神の持ち主は、争いを起こしません。

③について、

ブッダ(覚者)・ヨガの聖者・禅の名僧等、瞑想を日課とし悟りを開いた人は皆、平和主義者・博愛主義者です。

私は瞑想を始めてから三年以上になります。

かつては、エゴイストでしたが、

瞑想を日課して博愛に目覚めました。

ということで、

結論はこうなります。

『瞑想を日課にして悟りを開こう❗ 
瞑想文化を世界中に広め、世界平和の実現に貢献しよう❗』



『ひとはなぜ戦争をするのか』
(A・アインシュタイン/S・フロイト 著 浅見昇吾 訳 講談社学術文庫)
https://amzn.to/46uOS3T


すべてはうまくいっている❗

【すべてはうまくいっている❗】

実は、人生は筋書き通り、

ほぼうまくいっています。

『すべてはうまくいっている』

『すべってもうまくいっている』

と気づくことが大事です。

なぜなら、

そう思っていれば、

その通りになるからです。

『うまくいっていない』

と解釈すると、

本当にうまくいかなくなります。

だから、

『すべてはうまくいっている』

を信念にしましょう❗

『すべてはうまくいっている』

を口癖にしましょう❗

これに関して、

精神科医で人気著作家の越智啓子さんは、著書

『すべてはうまくいっている!』
(主婦の友社)

の中で、こう述べています。
(3頁〜5頁)

「人生がつらく悲しくても、

それはキラキラになるプロセスです。

それに気づいて、

考え方がもっとおめでたく変われば、

同じ状況でも、

見違えるように、

人生がしあわせに感じられます。

なぜなら、

自分の思いと考えが、

人生を創っているのですから。

人生のしくみがわかると、

がらりと日常が楽しく感じられるようになります。

さらに喜びが増して、

しあわせを感じることができるのです。

表面的にとらえると、

人生は苦しくうまくいかなく思うかもしれません。

でも、

さらに深く人生を見ると、

実はうまくいっているのです。

すべてはうまくいっている!

ちょっと、声に出して言ってみてください。

すべてはうまくいっている!

この言葉は、

宇宙のしくみをシンプルに、

力強く表現しています。

とてもパワフルな言霊です。

すべてはうまくいっている!

そう感じたら、

毎日がそう思えてきます。

すべてはうまくいっている!

これを口癖にできたら、

毎日がそうなってきます。

すべてはうまくいっている!

この意味が深く理解できたら、

あなたは人生の達人です。」

越智啓子医師が述べている通り、

『すべてはうまくいっている』

は、宇宙真理です。

生物の進化、

人類の進歩、

精神文化の進展、

物質文明の発展を見れば、

『自明の理』

です。

宇宙は進化・向上しています。

すべてはうまくいっています。

『すべてはうまくいっている!』

を口癖にして、

明るく、楽しく、元気良く活きましょう❗



『すべてはうまくいっている!』
(著者 越智啓子 主婦の友社)
https://amzn.to/3RDgnUx

【楽しんだ人だけが幸せになる】



人生を楽しみましょう。

楽しんだ人だけが幸せになります。

“日本一の幸せ者” を自称する斎藤一人さんは、著書 

『斎藤一人 楽しんだ人だけが成功する』(PHP研究所)

の中で、

楽しむことの大切さを次のように述べています。(3頁~5頁)

「 一人さんは “日本有数のお金持ち” と言う人がいるけど、

自分にムチを打ったことなんかないし、

努力も我慢もしたことがありません。

生まれてこのかた、

一度も苦労したことないの。

本当だよ。

それでいて経済的にも心も豊かだし、

日本で一番幸せなんです。

つまり、

成功するのにも、

豊かになるのにも、

幸せになるのにも、

苦労はいらないってことだよ。

本当に幸せな成功者って、

自分に、無理なんかさせません。

仕事でも何でも、

自分の『好き』を最優先に考えるし、

人生をたくさんの遊びで満たしているんです。

幸せな成功者は総じて楽しく働いているし、

プライベートも充実しているんだ。

世間では、

『遊んでばかりいると幸せになれない』 

『厳しい世の中を渡っていくには我慢が必要』 

なんて言われるけど、

それって真実とは真逆だよ。

この世の真理とは、こうです。

『好きなことを楽しんだ人ほど成功する』

この仕組みを知っていれば、

人生から難題が消え、

何があっても成功できます。

反対に、

この仕組みを知らないと、

苦労ばかりで報われない人生になっちゃうんだ。

(中略)

『自分を大切にして人生を楽しむと、想像以上の未来が手に入る』

ということを、

ここでしっかりと意識に刷り込んでおいてください。

楽しむことに目覚めると、

人生は驚くほど好転します。

それも、思いもよらない形で、

次々と幸運が舞い込んでくる。

あなたの人生は、

今ここから大きく変わるんだ。」



楽しむことの大切さがよくわかります。

ではなぜ、楽しむと幸せになれるのでしょうか?

それは、『波動の法則』が働くからです。

“共振共鳴の原理” によって、

楽しい気分の波動が楽しい出来事を引き寄せます。

英語の諺にこうあります。

“Fortune comes in by a merry gate.”
 (幸運は楽しい門から入ってくる)

人生を楽しみましょう。

積極的に楽しくなることをしましょう。

自分の好きなことをして楽しんでいれば、

“陽の気” が発信されて、

周りの人を元気にします。

楽しんでいるだけで、

人の為になります。

(結論)
『人生を楽しんで、幸せになろう❗』



『斎藤一人 楽しんだ人だけが成功する』
(著者 斎藤一人 PHP研究所)
https://amzn.to/3RzdeVS


【人世は喜劇、笑って生きよう❗】



この世は、喜劇です。

短期的に悲劇に見えても、

長い目で見れば、喜劇です。

何が起きても、笑って生きましょう。

『笑う門には福来たる』

です。



人生に真剣に取り組むことは、

大変、素晴らしいことですが、

深刻になり過ぎないよう注意しましょう。

真面目は、いいんですが、

真面目すぎるのは、良くありません。

一人さんも言ってます

『まじめ、じめじめ』って。

大いに笑って、

気楽に、気軽に人生を楽しみましょう。

『笑い』は、百薬の長です。

これについて、

健康生きがいづくりアドバイザー(厚生労働省認定)で、社会教育家、日本笑い学会講師の江見明夫さんは、著書

『笑いがニッポンを救う――生涯現役でピンピンコロリ』
(日本教文社)

の中で、こう述べています。
(2頁〜4頁)

「『笑い』は、

神さまからの最高のプレゼントであり、

百薬の長であり、

人間関係の潤滑油です。

肉体的にも、精神的にも、

社会的にも数限りない効用を発揮し、

人間をパワーアップさせ、

国家の衰退をも救うのです。

すべての人々がまったく病気知らずで、

生涯現役を貫いて、

最後は神様に召されて天寿を全うする・・・・・・、

まさにピンピンコロリ(PPK)の生き方こそ、人生の王道なのです。

(中略)

『苦労山積、悩みゼロ』

毎日がルンルンで、

全国を講演旅行などで駆け回っていますが、

これも

『笑い』

『感動』

『感謝』

『プラス思考』

『高い志と大きな夢』、

そして強い『信仰』によるものだと思っています。

七三歳の今日まで、

まったくの病知らずで元気溌剌としているのも、

この六つのポイントによるものです。」



『笑い』『喜び』『感動』は、

心身を健康に導きます。

笑いの大切さを再認識しましょう。

筑波大学名誉教授の村上和雄博士(1936-2021)は、

この本の中で、

推薦の言葉として、こう述べています。

「私は生命科学の現場に四十年近くおり、

特に、後半は、遺伝子の研究に従事していました。

そこでわかったことは、

私たちの身体の遺伝子の多くは眠っており、

これらの遺伝子が、

感動、喜び、笑いなどによって生き生きワクワクすれば、

目を覚ますと考えられるということです。

良い遺伝子をオンにすることができれば、

私たちの可能性は飛躍的に向上します。

(中略)

読者が笑いの大切さを再認識され、

生涯を元気に明るくまっとうされますことをお祈りいたします。」



『笑い』は、

健康に良いだけではなくて、

人間関係にも、社会的にも、

効用を発揮し、世界の衰退をも救います。

『笑い』は人類を救います。

大いに笑いましょう❗

大いに笑わせましょう❗



『人生は近くで見れば悲劇だが、遠くから見れば喜劇である』(チャールズ・チャップリン)


『神は笑っている』
(ディーパック・チョプラ)



『笑いがニッポンを救う――生涯現役でピンピンコロリ』
(著者 江見明夫 日本教文社)
https://amzn.to/3Zq4RxH


【何が起きても、それを愛す】


【何が起きても、それを愛す】

人生で起こること、すべてに意味があります。

大切なことは、そこから何を学ぶかです。

『すべてのことに意味がある』

『すべてはうまくいっている』

そう前向きに捉えるとき、

道は拓けます。

『艱難、汝を玉にす』

“Adversity makes a man.”
(逆境が人をつくる)

です。

何が起きても、それを愛しましょう❗

これについて、

スピリチュアル・ティーチャーであり、ヒーラーでもある、マット・カーン氏は、著書

『何が起きても、それを愛する』
(訳者 奥野節子 ナチュラルスピリット)

の中で、こう述べています。

「『何が、起きても、それを、愛する』

というその言葉は、

あなたにとって人生のすべての側面を変容する呼びかけとなり、

あなたは新しいスピリチュアルのパラダイムにおける光の使者として前へ踏み出すことになるでしょう。」(2頁)

「一歩前へ進むごとに

『何が、起きても、それを、愛する』

という四つの言葉の持つ深い知恵があなたの中に定着していくでしょう。

何が起きてもそれを愛することによって、

あなたはハートを通して宇宙についての深遠な理解へと到達できるのです。

ハートが開くにつれて、

あらゆる状況や人生の細かなことすべてが、

あなたのスピリチュアルな成長のためだけに起こっているとわかります。

あなたが気づいているかどうかにかかわらず、

すべての出会いや結果は、

あなたが自分の能力を最大限に発揮して、

自らの聖なる性質を認識する助けとなるように宇宙が創造したものなのです。

愛をガイドにすれば、

他者に合わせて生きようとするのではなく、

自分の内側でより深いスピリチュアルな真実を探し求められるでしょう。

すでに感じているかもしれませんが、

あなたが経験することには、

表面に現れている以上の大きな理由が存在しています。

たとえあなたがその理由に気づいていないとしてもです。

けれど、

あなたの中で何よりも愛が働き、

あなたの代わりに愛が反応するようになれば、

なぜ物事が起こるのかを知る必要さえなくなります。

必要なのは、

自分から進んでハートを開くことだけなのです。

新しいスピリチュアルのパラダイムへと進んでいくにつれて、

あなたはハートを中心とした意識の到来を祝い、

地球のアセンションと人類の目覚めのための聖なる空間を保持できるでしょう。

あなたがもっと本質的なレベルで自分の経験を受け入れる準備ができていようと、

より好ましい状況下で人生を祝福したいのであろうと、

あなたの旅を完結させるために不可欠なのは無条件の愛を育てることです。

ソウルメイトを見つけることであろうと、

身体を癒やすことであろうと、

苦しみから解放されることであろうと、

これまでの学びを十分に体現することであろうと、

人生の中に愛を招き入れれば、

スピリチュアルな道しるべが、

あなたに進むべき道を示してくれるでしょう。

今こそ、

あなたのもっとも高次の潜在能力が目覚めるときです。

人間の美しさとしてあなたの魂が現れてくるとき、

ずっと願っていた聖なる運命が実現するのです。

これは、私たちのすばらしい惑星に住むすべてのスピリチュアルな成長のために、

あなたから始める愛の革命です。」(8頁〜10頁)

「何が起きてもそれを愛することが、

あなたの聖なる運命を実現するためにもっとも重要かつ唯一の方法と言えるのです。

一つひとつの出来事を心から受け入れることで、

自然に起こる癒やしを迎え入れ、

それがあなたの現実を変えると同時に、

すべての存在の進化を助けることになるでしょう。」(29頁)

「あなたは生命の永遠性を証明する源であり、

いつも愛が決定権を持つことを約束します。

あなたの進化が明らかになったとき、

あなたはどこへ行こうと、

強力な四つの言葉を忘れないでしょう。

それは

『何が、起きても、それを、愛する』

という言葉です。

何かに対して闘ったり、

守ったり、交渉したりするような反応をしなくなると、

独善性、被害者意識、権利意識、

欠乏感という炎症のあらゆる層が、

あなたのフィールドから消えていきます。

開いたハートは、

熟練した人間関係、

芸術的なコミュニケーション、

完璧な整合性という贈り物をあなたに与えてくれるでしょう。」(274頁)



人生で起こることすべては、

“学び” です。

『すべては良きことのために起こる』

『人生で起こること、すべて良きこと』

そう前向きに捉えるとき、

運命は拓けます。

すべては魂の成長の糧となります。

何が起きても、それを愛しましょう❗

『成功の反対は失敗ではなくて何もしないことである』



『何が起きても、それを愛する』
(著者 マット・カーン 訳者 奥野節子 ナチュラルスピリット)
https://amzn.to/46fWE1k


【ツキの本質とは?】



ツキの本質とは、一体何でしょう?

ツキとは、出会い(人との出会い・本との出会い・シンクロニシティ)です。

則ち、縁です。

運とは、出会いの持続です。

ツキについて、

イメージトレーニング研究・指導のパイオニアで、能力開発の魔術師である、西田文郎氏は、著書

『面白いほど成功する ツキの大原則』(現代書林)

の中で、こう述べています。
(217頁〜223頁)

「・ツキを呼ぶ考え方があり、ツキに見放される考え方がある

・ツキを呼ぶ感じ方があり、ツキに見放される感じ方がある

・ツキを呼ぶ生き方があり、ツキに見放される生き方がある

しかし、考え方や感じ方、生き方は容易に変えられない。

だからツキのない人間はいつまでもツキがなく、

ますますツキがなくなるものの考え方、感じ方、生き方になって、

どんどんツキから見放されていく。

ツイている人間のほうは、イヤというほどツイてツイてツキまくり、ウキウキワクワクできて、

面白い人生を過ごすことになる。

ところで、

カルト集団には相手に人格変容を起こさせ、

狂信者に変えてしまうマインドコントロールの手法があり、

そのプロセスは『揺さぶり』から入る。

まず、

相手の価値観に揺さぶりをかけるのだ。

説得という手段を最初に用いると、

相手の理屈脳に疑いが発生し、

拒否反応を示す。

ここでも理屈脳は自己防衛的である。

したがって、

理屈に働きかけるよりも、

その人間が今日まで生きてきた価値観を揺さぶり、

突き崩してしまうほうが、

人間は簡単に変わるのである。

(中略)

科学的な常識を信じ、

その価値観で生きてきた人間ほど、

自分の生き方が、間違っていたように感じられてしまう。

『もっと別の世界があるぞ』

『もっと別の生き方があるぞ』

『今の自分でよいのか』と、

(中略)

外側から人の心を操るマインドコントロールは、

むろん許されるものではない。

しかし『揺さぶり』は、

過去や現在の延長ではない、

新しい未来をつかむ人間には絶対に必要だ。

夢や願望を実現しようと考える人間には、

必要不可欠だと私は考えている。

なぜなら彼らは、

過去の記憶データがつくり出した『自分』という常識を突き破って進まなくてはならないからだ。

今の『自分』を突き崩さなければ、

夢(目標)は実現できない。

成功者とは、

今の自分に満足することなく、

自分に揺さぶりをかけ続けた人間のことである。

・今の自分でいいのか→このままではいけない!

・今の能力でいいのか→このままではいけない!

・今の技術でいいのか→このままではいけない!

・今の安定でいいのか→このままではいけない!

このままではいけない。

では、どうしたらよいのかとスーパーコンピュータは動き出す。

(中略)

【『現状を超えるにはどうしたらいいか』

と考え続ける人間だけが成功する】

どのようにして現状を超えるのか。

じつは、

その答えがツキなのだ。

これまでの価値観や常識を突き崩し、

新しい運を私たちに運んできてくれるツキ。

それと出会い、

それをつかみ、

ツイてツイてツキまくる。

(中略)

行動する人間と、

行動しない人間ではどちらがツイているかといえば、

行動する人間のほうが断然ツイている。

現状に揺さぶりをかける者だけが、

成功者になる資格を持つのである。

(中略)

人生は楽しいものだ。

世の中の成功者は間違いなくそう思っている。

成功してしまったから、

『楽しい』と感じるのではない。

成功する前から、

『人生は楽しいものだ』

と錯覚し、

『楽しい』

と思い込んでいた。

それが、“ツイている人間” の正体である。

それ以上でもなければ、

それ以下でも決してない。

(中略)

『ツキのある人間の脳は、人生は楽しいものだと思っている』

『ツキのない人間の脳は、人生は苦しいものだと思っている』

ツキのない人の脳が、

『人生は苦しいものだ』

と思っているのは、

ツキがないからではない。

いつまでも成功できなかったり、

仕事や人間関係がうまくいかないから、

『人生は苦しい』

と感じるようになったのではない。

『人生は苦しいものだ』

と思っているから、

いつまでも成功できず、

仕事にも人間関係にも、

またお金にもツキがなく、

恋愛も家庭も順調にいかないのだ。

ツイていない人は必ずこう思っている。

・仕事は苦しいものだ

・イヤな上司がいるのは苦しいことだ

・家族を養っていくのは大変だ

・お金を貯めることは苦しい

・嫁(姑)がわかってくれないのはつらいことである

・子育ては苦しくて大変だ

・バブルが崩壊したのだから苦しいはずだ

・お金がないのだから苦しまなければならない

・生きるということは苦しいものだ

人生はつらく、苦しいものでなければいけない。

ツイていない人間の脳は、

そんなふうにマインドコントロールされている。

そのマインドコントロールを、

自分自身であると思い込んでいる。

反対にツイている脳の人は、

『人生は楽しいもの』

『人生は楽しむべきもの』

と考えている。

・仕事は楽しいものだ

・お金を貯めるのは面白い

・生きるということは楽しいことだ

そして、

『どうしたらもっと楽しめるか』

を常に考えている。

楽しむことに貪欲だし、

それが当たり前だと思っている。

たとえば、

家庭にツイている人間は、

『家族を楽しませるためにこれをしよう、あれをしよう』と、

いつも頭をめぐらせている。

どうせ人生を生きるのであれば、

『苦しい』より『楽しい』がいいに決まっている。

しかし『苦しいものだ』と考えているから、

『楽しもう』という発想が湧いてこない。

普通に考えれば、

人生とは苦しいものである。

失敗もあるし、

挫折も体験する。

自分の力不足を実感したり、

人間関係に傷つくことも少なくないだろう。

まわりから1人だけ取り残されたように感じ、

劣等感にさいなまれることだってある。

無力感に打ちのめされ、

立ち上がることすらできないような日々もあるに違いない。

常識的に考えて、

人生は苦しくないはずはない。

しかしそれは、

『99%の真実』だ。

99パーセントの人が、そう錯覚しているというに過ぎない。

99パーセントの人間は苦しいと思う。

にもかかわらず、

扁桃核を『快』にし、

『人生は楽しい』

と思い続けられる1パーセントの非常識な人間が、

世の中にはいるということ、

そして、

誰もがそういう人間になれることを、

私はこの本の中で述べてきた。

(中略)

間違いなく人生は楽しい。

なぜなら出会いによって、

出会うことによって、

私たちはいくらでも自分の人生をよくすることができるのだから。」



 

西田氏が指摘しているように、

『人生は楽しいものだ』と思い込むことが肝要です。

幸運は、楽しい門から入ってきます。

“Fortune comes in by a merry gate.”

です。

ツキの本質は、出会い(縁)です。

出会いは、自身の意思で引き寄せることができます。

私は、良書との出会いを求めて、

Amazonで沢山、書籍を購入しています。

SNSでの出会いを求めて、Facebookに沢山、投稿しています。

あなたも、積極的に行動してみませんか?

きっと、良い縁に出会えますよ。


これまでの価値観や常識を覆し、

新しい運を私たちに運んできてくれる人や本と出会い、

ツキを掴み、ツイてツイてツキまくりましょう❗




『面白いほど成功する ツキの大原則』
(著者 西田文郎 現代書林)
https://amzn.to/3tcEEqh


【悟りへの道、八正道とは?】



八正道とは、

釈尊の根本説法の一つで、

悟りに到達するための八つの正しい道ということです。

これについて、

『わかりやすい 仏教用語辞典』
(大法輪閣)

に、こう書かれています。

① 正しくものを見る(正見)。

② 正しくものの理を考える(正思)。

③ 正しくことばを口にする(正語)。

④ 正しい業をなす(正業)。

⑤ 正しい命に生きる(正命)。

⑥ 正しく目的に向かって努力する(正精進)。

⑦ 正しく思念をこらす(正念)。

⑧ 正しく心を集中して安定させる(正定)。

八正道について、

人智学の創始者で、

精神世界(精神科学)の巨星、ルドルフ・シュタイナー(1861−1925)は、著書

『シュタイナー 神仏と人間』
(編訳者 西川隆範 風濤社)

の中で、こう述べています。
(144頁〜145頁)

「紀元前六世紀、

菩提樹下に座した菩薩が仏陀になったとき、

地球全体にとって重要なことが生じました。

そのとき、

人間として生きた仏陀のなかに、

同情と愛の教えが現われたのです。

同情と愛の教えを詳述したのが八正道です。

仏陀が同情と愛の教えを自らの内に生きいきと認識できたことをとおして、

人類は将来、

仏陀と同じ体験を持てる可能性を与えられました。

そのとき以来、

同情と愛の教えを認識できる人々が現われ、

偉大な仏陀に倣って、

八正道を実践する生活を送りました。

仏陀が当時体験したことを数多くの人々が体験したとき、

同情と愛の教えは人類のものになります。

高次の領域から地上へ、

つぎつぎと使命が託されます。

いまから三○○○年後までに、

多くの人々が八正道を心魂の能力とするまでに成熟します。

その時点で、同情と愛の教えは人類のものになります。」



八正道が極めて重要な教えであることがお解り頂けたと思います。


八正道について、

シッダーマスター(ヒマラヤ大聖者)のヨグマタ相川圭子さんは、著書

『八正道』(河出書房新社)

の中で、こう述べています。
(198頁〜202頁)

「まず、すべてをあるがままに、

正しく見るようにしていきます(正見)。

また、正しく思う訓練をします。

好き嫌いの思いを持たないで、

深い慈愛を思いに反映します。

今の思いは過去のさまざまな体験の記憶が影響していると気づきます。

見ることで気づきと浄化が起き、

理解します。

心が軽くなると正しく思う(正思)ことができます。

多くの人は比較や、

嫉妬や、優越感、

怒りなどの自己防衛の否定的な思いを抱えています。

その重い記憶は悪いエネルギーをさらに引き寄せます。

それらを浄めるには瞑想がいいのです。

(中略)

自分の内側を静寂にし、

速やかに心の掃除が進み、

平和な自分になります。

愛が満ちてくれば、

正しい言葉を自然と使えるようになるのです(正語)。

自然に深いところからの愛語が口にのぼってきます。

正しい行動(正業)をし、

人を尊敬して、

人も自分も傷つけないようにします。

人の役に立つよい仕事を行ったり、

自然に無駄を省いた正しい生活を送ったりする(正命)ことができます。

体も大切に扱います。

そうやってよいエネルギーを蓄積していきます。

そして、

今度はそのよいエネルギーを、

正しい方向に育むために精進(正精進)をします。

とらわれのない心で、

まわりの人を幸せにする行為をしましょう。

それが自分のカルマを浄めることになります。

人は常に行動しています。

今までの行為は欲しい欲しいの欲望を満たす行為でした。

その行為の結果、

執着を作り、

それが苦しみを呼び込みます。

そうした執着のカルマを浄めるには、

捧げる行為が必要なのです。

布施や奉仕をします。

さらに人を助け、

人を幸せにするのです。

そうした正しい行為とその道を、

一生懸命に精進します。

自分が変わるとまわりも変わるのです。

よい社会を作ることにもなります。

気づきを持って行います。

エゴが増大しないようにです。

『気づいている』ということは、

目的以外の余計な思いの対象に向かうのではなく、

さまざまな欲望を落とすのです。

瞑想をして内なる旅を始めます。

そして真の目標に向かうのです。

自己でないものを浄めます。

瞑想のなかで雑念が消えて、

『今にいる』という感覚が広がっていきます(正念)。

自分はいったい誰なのかと探求する内側への旅で、

さらに正念が進み、

正定、禅定に至っていくのです。

八正道は悟りへの道です。

深い瞑想となり、

サマディにたどり着くと、

そこには何もありません。

しかし、

それはすべてを生み出す、

創造の源です。

そこからすべてが生まれる永遠の存在です。

人はそこから生まれたのであり、

そこに還るのです。

心や思い、体も変化して、

いずれは消えていくものだということがわかります。

自分の内側の中心が、

すべてが生まれた源とつながっていることもわかります。

すべての形ある見えるものは、

いずれまたそこに還っていくこともわかります。

(中略)

深い瞑想を行い、

すべてが浄化され中心に導かれます。

やがて本当の自分、

創造の源を悟っていくことができます。

そのためにどう生きるのか、

心を正しく使う生き方、

心を浄化し執着を手放す修行方法が、

ヒマラヤ聖者の恩恵である八正道に示されているのです。

『気づく』という教えは、

ヒマラヤ秘教のメインの教えでもあります。

心身を浄化して純粋になった後に、

最終の気づきがやってきます。

本当の自分になり真理を知るという気づきです。

それは自然な現象です。

気づくプロセスで、

心ではなく意識が覚醒していきます。

心を離れて意識のレベルにあるのです。

意識にあることで、

心を離していくことができます。

ただ見ているのです。

あなたはどんどん気づきが深まって、

本当の自分に還ることができ、

完全なる自由を得るのです。」



八正道は、

本当の幸せを掴むための法であり、

絶対幸福を得る道です。

宇宙真理、因縁生起を正しく理解し、

心と身体を浄めましょう。

人格を磨き、

世の為人の為になる生き方をしましょう。

釈尊もヒマラヤ聖者も深く瞑想を行うことにより、

悟りを開きました。

瞑想を日課としましょう。

八正道を実践し、

悟りを開くべく共に精進しましょう。


来たよ

来たよ

覚者の国に

悟りを開いた皆んなと一緒に来たよ

悟りあれ

幸いあれ



『わかりやすい 仏教用語辞典』
(大法輪編集部編 大法輪閣)
https://amzn.to/3EPHkwA



『シュタイナー神仏と人間』
(著者 ルドルフ・シュタイナー 編訳者 西川隆範 風濤社)
https://amzn.to/48xHpmy



『八正道』
(著者 相川圭子 河出書房新社)
https://amzn.to/3t7vLOL

【真実の愛とは?】



真実の愛とは何でしょう?

愛の要素は何でしょうか?

これについて、

マインドフルネスを世界中に広めたベトナム出身の禅僧で、平和活動家のティク・ナット・ハン氏(1926-2022)は、著書

『愛する ティク・ナット・ハンの本物の愛を育むレッスン』
(訳者 シスター・チャイ・ニェム+西田佳奈子 河出書房新社)

の中で、こう述べています。
(24頁〜28頁)

「真実の愛の1つめの要素は、

やさしさです。

誰かにやさしくすることの根底には、

相手に幸せを分け与えようとする心があります。

あなたはその人を照らす、

太陽のような存在になれるのです。

誰かに幸せを分け与えるためには、

まずあなた自身が幸せでなくてはなりません。

ありのままの自分を受け容れ、

愛し、癒やすことを知り、

あなた自身が帰ることのできる心の居場所を、

自分の中に持ってください。

すこやかな気づきの実践を学び、

毎日の一瞬一瞬を、

喜びと奇跡に満ちた瞬間にしてください。

そうしてはじめて、

あなたはほかの誰かへと幸せを分け与えることができるようになるのです。

(中略)

真実の愛の2つめの要素は、

思いやりです。

思いやりとは、

自分自身と、相手の苦しみを思いやり、

理解する力のことです。

あなたが自分自身の苦しみを理解するとき、

相手がその人自身の苦しみを理解する助けにもなれるのです。

誰かに理解してもらえるだけで、

心は楽になるものです。

すこやかな気づきと、

深く物事を見つめることで、

自分の苦しみを変容させ、

相手の苦しみの変容をも助ける力となれるのです。

(中略)

真実の愛の3つめの要素は、

喜びを与える力です。

相手を喜ばせることができなかったら、

本当にその人を愛しているといえるでしょうか。

内なる喜びを生み出す方法を知っていたら、

あなた自身もその人も元気になれるのです。

あなたには相手を微笑ませることができますか。

自信ややる気を与えることができますか。

あなたのやさしい一言で、

その人はきっと明るく咲き誇るでしょう。

さわやかな空気、春の花々、

目の覚めるような青空と同じように、

あなたという存在そのものこそが、

相手への最高の贈り物なのです。

(中略)

真実の愛の4つめの要素は、

おおらかさです。

包容力や、こだわりのない心ともいえるものです。

相手との深いつながりの中では、

もはやあなたとその人とを別かつ境界は存在しません。

あなたはその人であり、

その人はあなたなのです。

あなたの苦しみは、

その人の苦しみです。

自分の苦しみを理解するとき、

愛する人の苦しみをも理解でき、

安らぎを相手にもたらすことができるのです。

苦しみも幸せも、

もはや個人の問題ではありません。

愛する人の身に起こることは、

あなたに起こることであり、

あなたの身に起こることは、

愛する人にも起こることなのです。」



真実の愛は、私たちに元気や喜び、安心感、自由を与えてくれます。

自己肯定も愛です。

信頼も愛です。

相手を貴ぶことも愛です。


私たちは、宇宙のさざ波であり、

宇宙は、愛のエネルギー体です。

世界に愛を広めましょう❗

世界平和を実現させましょう❗



『愛する ティク・ナット・ハンの本物の愛を育むレッスン』
(著者 ティク・ナット・ハン 訳者 シスター・チャイ・ニェム+西田佳奈子河出書房新社)
https://amzn.to/3F33RGJ


【愛と感謝が人生を決める】



人生は、愛と感謝で決まります。

愛と感謝に強い関心を抱けば、人生は変わります。

これについて、

日本におけるイメージトレーニング研究・指導のパイオニアで、

能力開発の魔術師の西田文郎氏は、著書

『かもの法則』(現代書林)

の中で、こう述べています。
(210頁〜214頁)

「子育て中のカモの親は、

タカやキツネなどの天敵に気づくとあわてて巣を離れ、

わざと羽をバタバタさせ始めます。

傷を負って飛べないフリをし、

天敵の注意を引くのです。

それに誘われて天敵が近づくと、

もう少し遠くに飛び移り、

またバタバタする。

それを何度も繰り返し、

徐々に離れた場所へ天敵を誘導して巣のヒナを守ります。

これをカモの『擬傷行動』と言うそうです。

自分の命を危険にさらしても、

わが子の命を守ろうとする。

カモくんたちの勇気あるこの行動は昔から、

子を思う親の深い愛情のたとえとして使われてきました。

子育てや教育で一番大切なのは、

やはり『愛』である――これに異議を唱える人は、

余程のへそ曲がりでもない限り、

まずいないだろうと思います。

100人に聞いたら、

99人が賛成するのではないでしょうか。

愛よりも厳しさが大事だと言う人も、

厳しさの後ろには『愛』がなければいけないことまでは否定しないでしょう。

なぜかと言えば、

人の脳を肯定的にする喜びのなかでも、

愛は最高の喜びであることを人は体験的に知っているからです。

(中略)

ですから愛は人を変えます。

人を変えないような愛は、

愛ではないのです。

最高の喜びである愛が人の脳を肯定的にし、

その実行機能を高める。

もしそうだとしたら、

子育てや教育だけでなく、

人間の営みすべてに愛が関わっているはずです。

ビジネスやスポーツ、勉強、家庭生活。

どんなジャンルであれ、

愛があるほど発揮能力は高まり、

夢や望みを実現しやすくなるということです。

こういうお話をすると『愛』なんて、

そんな陳腐な言葉は嫌いだとおっしゃる方が必ずおられます。

ビジネスとはそんな甘いものではない、

スポーツで大事なのは厳しい練習に耐える根性であり、

忍耐であり、もともと愛なんかとは無関係だ――。

しかしどんな世界でも大きく成功する人たちは、

それを本人が意識しているかどうかは別にして、

必ず愛を自分のエネルギーにしています。

なぜなら最高の喜びである愛は、

最高のエネルギーだからです。

(中略)

たぶんみなさんもそれと意識することなく、

愛のエネルギーを使っているはずです。

たとえば、

ある人は『使命感』という形の愛を持っています。

『会社のため』

『子どもや妻のため』

『親のため』

『お客さんのため』

『世の中のため』

『応援してくれるサポーターのため』

『あの人のため』・・・・・・

対象は違うかもしれませんが、

使命感という名前の愛を胸に闘っている人がたくさんいます。

また、ある人たちは『感謝』という大きな愛を抱いています。

『会社のおかげ』

『家族のおかげ』

『お客さんのおかげ』

『社会のおかげ』

『サポーターのおかげ』

『あの人のおかげ』。

その喜びが、彼らの脳をたちまち肯定的にしてしまうのです。

世界にある宗教のほとんどが感謝を説いています。

感謝の思いは、

悩みでいっぱいになった人の、

苦しみに満ちた脳にも喜びをわき出させ、

それによってものの感じ方や考え方を肯定的にし、

悲しみや苦しみに打ちひしがれた心さえ変えることができるからです。

また感謝は、

何をどうあがいても逃れることのできない苦しい現実、

悲惨な現実であっても、

それを受け入れる力を与え、

悲惨な現実と闘う勇気を引き出してくれるからです。」



人生において、

愛と感謝が如何に重要か、

おわかりいただけたと思います。

何に関心を抱くかで、

人生は決まります。

愛と感謝に強い関心を抱きましょう❗

愛と感謝が人生を決めます❗



『かもの法則』
(著者 西田文郎 現代書林)
https://amzn.to/45W7xFK


【ポジティブ情報を発信しよう❗】



積極的にポジティブ情報を発信しましょう!

なぜなら、世の中にネガティブ情報が氾濫しているからです。

私たちが、積極的にポジティブ情報を発信し、バランスを取る必要があります。


ニュースの8割はネガティブ情報であるというデータがあります。

普段、ネガティブ情報に触れていると、

知らず知らずのうちに、

ネガティブ脳に洗脳されてしまいます。

 これに関して、

『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』
 (著者 田坂広志 光文社)

にこう書かれています。
(109頁~111頁) 

「 なぜ、我々の無意識の世界には、日々、多くのネガティブな想念が刷り込まれ続けているのか。

 なぜなら、世に溢れる 『ネガティブな情報』 の洪水によって、

我々の心の中に、毎日、大量のネガティブな想念が染み込んでくるからである。

 特に深刻な問題は、

毎日、何気なく目に入ってくるメディアの情報が、

我々の無意識に、ネガティブな想念を刷り込み続けていることである。

 例えば、

たまたまテレビ番組で見た怖い病気のこと。

 新聞で何気なく読んだ悲惨な交通事故のこと。

 電車の雑誌広告で目にした陰惨な犯罪のこと。

 こうした情報が、日々、気がつかないうちに、

我々の無意識の世界に、

不安感や恐怖心などのネガティブな想念を刷り込み続けている。

 この問題の深刻さを論じたのが、

ウィルソン・ブライアン・キイの

『メディア・セックス』 や

『メディア・レイプ』

という著書であるが、

ブライアン・キイは、

これらの著書を通じて、

日々、メディアから大量に繰り返し流される情報が、

気がつかないうちに、

我々の意識下 (サブリミナル) に刷り込まれていき、

我々の行動を無意識に支配してしまうことの危険性に警鐘を発している。

 すなわち、

テレビやラジオ、新聞や雑誌、ウェブやSNSなどのメディアから、

毎日大量に流される

『ネガティブな情報』

 の洪水は、

この 『サブリミナル効果』 を通じて、

我々の無意識の世界に、

多くのネガティブな想念を染み込ませてしまっており、

それが、簡単な技法で無意識の世界をポジティブな想念で満たすことができない理由である。」



 このように、

私たちは日々ネガティブな情報にさらされ、

無意識の世界に不安感や恐怖心などを刷り込まれ続けています。

 このことにまず気づいてください。


 
私は現在、

Facebook

https://www.facebook.com/etgwp164

Instagram
takahara_shigeru

Twitter
@ ShigeruTakahara

はてなブログ
https://takaharashigeru.hatenablog.com/

ファンブログ
https://fanblogs.jp/takaharashigeru/

Seesaaブログ
https://takaharashigeru.seesaa.net/

JUGEM(ジュゲム)
http://takaharashige.jugem.jp/

ライブドアブログ
https://livetakaharashigeru.livedoor.blog/

ホームページ
https://www.takaharashigeru.com

『人生で大切なこと 百選!究めれば愛こそすべて』
(著者 高原茂 Amazon電子書籍・ペーパーバック)
https://amzn.to/3VaDaqF

で、ポジティブ情報を発信しています。

有益な情報(個人をインスパイアする情報)を発信することは、

世の為人の為天の為になると信じています。

それだけではなくて、

アフィリエイトを活用すれば、

自分自身の為にもなります。

則ち、四方良し(自分良し・相手良し・世間良し・神的にも良し)の実践です。

ということで、

結論はこうなります。

(結論)

『積極的にポジティブ情報を発信しよう❗』



『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』
(著者 田坂広志 光文社新書)
https://amzn.to/3Ljh817



『アフィリエイトで稼ぐ1年目の教科書 これから始める人が必ず知りたい70の疑問と答え』
(著者 川端美帆 東洋経済新報社)
https://amzn.to/3Pvt5DA


【センス・オブ・ワンダーをあなたへ】



大自然の不思議さに驚嘆する感性――『センス・オブ・ワンダー』をはぐくみ強めていくことは、永続的で深い意義があります。

これについて、

アメリカのベストセラー作家であり、海洋生物学者でもあった、レイチェル・カーソンは、著書

『センス・オブ・ワンダー』
(訳者 上遠恵子 新潮社)

の中で、こう述べています。

「子どもたちの世界は、

いつも生き生きとして新鮮で美しく、

驚きと感激にみちあふれています。

残念なことに、

わたしたちの多くは大人になるまえに澄みきった洞察力や、

美しいもの、

畏敬すべきものへの直感力をにぶらせ、

あるときはまったく失ってしまいます。

もしもわたしが、

すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、

世界中の子どもに、

生涯消えることのない『センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性』を授けてほしいとたのむでしょう。

この感性は、

やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、

わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、

つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、

かわらぬ解毒剤になるのです。

妖精の力にたよらないで、

生まれつきそなわっている子どもの『センス・オブ・ワンダー』をいつも新鮮にたもちつづけるためには、

わたしたちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを子どもといっしょに再発見し、

感動を分かち合ってくれる大人が、

すくなくともひとり、

そばにいる必要があります。」
(23頁〜24頁)


「わたしは、子どもにとっても、

どのようにして子どもを教育すべきか頭をなやませている親にとっても、

『知る』ことは『感じる』ことの半分も重要ではないと固く信じています。

子どもたちがであう事実のひとつひとつが、

やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、

さまざまな情緒やゆたかな感受性は、

この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。

幼い子ども時代は、

この土壌を耕すときです。

美しいものを美しいと感じる感覚、

新しいものや未知なものにふれたときの感激、

思いやり、憐れみ、

賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、

次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。

そのようにして見つけだした知識は、

しっかりと身につきます。

消化する能力がまだそなわっていない子どもに、

事実をうのみにさせるよりも、

むしろ子どもが知りたがるような道を切りひらいてやることのほうがどんなにたいせつであるかわかりません。」
(24頁〜26頁)


「子どもといっしょに自然を探検するということは、

まわりにあるすべてのものに対するあなた自身の感受性にみがきをかけるということです。

それは、しばらくつかっていなかった感覚の回路をひらくこと、

つまり、

あなたの目、耳、鼻、指先のつかいかたをもう一度学び直すことなのです。

わたしたちの多くは、

まわりの世界のほとんどを視覚を通して認識しています。

しかし、目にはしていながら、

ほんとうには見ていないことも多いのです。

見すごしていた美しさに目をひらくひとつの方法は、

自分自身に問いかけてみることです。

『もしこれが、いままでに一度も見たことがなかったものだとしたら?

もし、これを二度とふたたび見ることができないとしたら?』と。」
(28頁)


「人間を超えた存在を認識し、

おそれ、驚嘆する感性をはぐくみ強めていくことには、

どのような意義があるのでしょうか。

自然界を探検することは、

貴重な子ども時代をすごす愉快で楽しい方法のひとつにすぎないのでしょうか。

それとも、もっと深いなにかがあるのでしょうか。

わたしはそのなかに、

永続的で意義深いなにかがあると信じています。

地球の美しさと神秘を感じとれる人は、

科学者であろうとなかろうと、

人生に飽きて疲れたり、

孤独にさいなまれることはけっしてないでしょう。

たとえ生活のなかで苦しみや心配ごとにであったとしても、

かならずや、内面的な満足感と、

生きていることへの新たなよろこびへ通ずる小道を見つけだすことができると信じます。

地球の美しさについて深く思いをめぐらせる人は、

生命の終わりの瞬間まで、

生き生きとした精神力をたもちつづけることができるでしょう。

鳥の渡り、潮の満ち干、

春を待つ固い蕾のなかには、

それ自体の美しさと同時に、

象徴的な美と神秘がかくされています。

自然がくりかえすリフレイン――夜の次に朝がきて、冬が去れば春になるという確かさ――のなかには、

かぎりなくわたしたちをいやしてくれるなにかがあるのです。」
(50頁〜51頁)


「自然にふれるという終わりのないよろこびは、

けっして科学者だけのものではありません。

大地と海と空、

そして、

そこに住む驚きに満ちた生命の輝きのもとに身をおくすべての人が手に入れられるものなのです。」
(54頁)



あなたは、自然と親しんでいますか?


私はほぼ毎日、

近くの運動公園内にある松の大木に抱きつき、

エネルギーをもらっています。

気分爽快です。


人は頻繁に自然と親しむことが肝要です。

なぜなら、

自然には疲れた心を癒やしてくれる偉大な力があるからです。

自然に接することにより、

人は大きな恩恵を授かることができます。

自然の持つ『心の浄化力』は、絶大です。

確実に、私たちの無意識の世界のネガティブな想念を洗い流し、

浄化してくれる力を持っています。

自然は人を再生する力を持っています。

心を穏やかにしてくれます。

頻繁に自然と親しみましょう❗



『センス・オブ・ワンダー』
(著者 レイチェル・カーソン 訳者 上遠恵子 新潮社)
https://amzn.to/487LU7a


【究めれば愛こそすべて!】



【究めれば『愛こそすべて!!』】


突き詰めれば、

宇宙の本質は情報を持つエネルギーです。

しかも、

それは愛で出来ています。

これについて、

アーノルド・パテント氏は、著書 

「『成功』+『幸せ』 を手に入れる21の法則」 
(訳者 あさりみちこ 徳間書店)

の中でこう述べています。 
(19頁~20頁)

「 宇宙に存在するものは、

目に見えるものも、

目に見えないものも、

すべてエネルギーでできているのです。

宇宙とは、

エネルギーがありとあらゆる姿に変化したもの、

といってもいいですね。

このことを、

さらにつきつめていきましょう。

宇宙はエネルギーでできているといいましたが、

では、

このエネルギーはなにでできているのでしょうか?

それは 

『愛ある知性』 

です。

無限であり、

永遠であり、

目的をもった愛ある知性でできているのです。

これが真実だとすると、

宇宙に存在するすべてのものも、

無限であり、

永遠であり、

目的をもった、

愛ある知性ということになります。

これを、

『神』 

とか、

もっとシンプルに 

『愛』 

と呼ぶ人もいます。

わたしたちのどんな行動も、

どんなクリエイティブな活動も、

宇宙をつくっている、

この愛のエネルギーが原動力になっているのです。

宇宙のものが、

すべて愛でできているとするなら、

わたしたち人間も、

愛でできている、

ということになります。」




私たちの本質は愛のエネルギー体です。


精神世界の巨匠である山川紘矢さんは、著書 

『すべては良きことのために』
(角川文庫) 

の中で、

宇宙が愛そのものであること、

そして私たちが世界に愛を広めることについて

次のように述べています。
(274頁~276頁)

「 最近、つくづく考えていることは、

この宇宙はすべて完璧にできていること、

そしてそれは愛そのものであるということです。

見えない世界は確実に存在していますし、

神は確実に存在していて、

私達を常に守ってくださっているということです。

人間には自由意志が与えられているのですから、

もっともっと人間が賢くならなければならないと思うのです。

そのために必要な事は

一人ひとりが

自分が何者であるかに目覚め、

自分を受け入れて愛すること、

そして幸せになることです。

自分を大切にすること、

そして今、ここに意識を向けて生きる事です。

(中略)

私達が親しくしている

精霊からのメッセージによれば、

『歌って、踊って、人生を楽しんで、健康的に生きなさい』

 
そして世界に
 
『愛と平和を広げて行きなさい。

全ては波動が変えて行く』

 
そうです。

ですから、

人生を楽しんで、

良い波動を広げてゆきましょう。

自分が本当にしたいこと、

ワクワクすること、

幸せになれることをしてゆけばいいのです。」




世界を変えるためには、

まず私たち自身が幸せになることが大切です。

そのために、

本当にやりたいことをやりましょう。

ウキウキ、ワクワクすることをしましょう。

天性を発揮し、

天命を全うしましょう。

嬉しい、

楽しい、

幸せな気持ち、

面白い、

明るい気分が良い波動となり、

世界に広がっていきます。

その波動が世界を平和に導きます。




世界中の皇室や政財界トップリーダーたちのメンターを務める

“スピリチュアル界の巨星”、

ディーパック・チョプラ博士は、著書 

『ゆだねるということ(下)』 (住友進=訳 サンマーク文庫)

の中で、

私たちが愛を振りまくようになること、

宇宙の本質が愛であることについて

次のように述べています。

「 ありとあらゆるものが存在する宇宙全体が創り出している、

神秘的な素晴らしい存在があなたなのです。

このような悟りに気づいたとき、

個人的な自己は宇宙的な自己へと完全に変化します。

魂が不滅であることに気づき、

死をはじめとするあらゆる恐怖がすっかり消えていきます。

太陽が光を降り注ぐのと同じように、

あなたも愛を周囲に振りまくようになります。

(中略)

あなたは 

『すべて』 

である世界から、

ほんのつかの間、

物質的な世界に姿を現しているにすぎません。

スピリチュアルな世界でたえず進化して、

より深い、

創造的な経験をしながら、

この世界と 

『すべて』 

である世界の間を行き来しているのです。」(140頁)



「 一人ひとりの人間が拡大された自己を表現し、

知識や経験を互いに分かちあいたいと強く願うようになれば、

生命に対する敬意に根づいた環境が創り出され、

海、

森、

荒野のバランスを取り戻すことができるでしょう。

環境が改善されていけば、

まったく新しい世界を開いてくれる出来事がいっせいに発生してくるでしょう。

このように、

地球が理想的な惑星になれば、

人々は穏やかで、

神聖な意識を持てるようになり、

経済的な協力と繁栄、

効率的でクリーンなエネルギー産業、

新しい現実に関する科学的理解が実現し、

芸術や哲学が栄え、

人類がひとつであることが理解されていくでしょう。

宇宙の中心にある究極の力が愛であることがはっきりと理解されるようになるのです。」(146頁)




私たちの本質は愛です。

世界に愛を広めましょう。

“Transform Our World.”
(私たちの世界を変革しましょう)


マハトマ・ガンジーは 

『非暴力・無抵抗主義』 

を貫き、

愛を広めましたが、

志し半ばにして凶弾に倒れました。



ジョン・レノンは

“All You Need Is Love”
(『愛こそはすべて』)

“Imagine”(『イマジン』)

で、世界に愛を広めようとしましたが、

彼もまた志半ばにして、

凶弾に倒れました。



私たちが彼らの遺志を受けつぎ、

世界に愛を広めましょう。

世界は日本に期待しています。

私たち日本人がリーダーシップをとり、

『世界平和』 

と 

『人類の幸福』 

を実現させましょう。

『地球パラダイス』 

『ユートピア(理想郷)』 

を実現させましょう。




“We are universe.”
(私たちは宇宙意識そのものです)


“We are oneness.”
(私たちはひとつ【ワンネス】です)


私たちは愛のエネルギー体です。


究めれば 

『愛こそすべて!!』
 





「『成功』+『幸せ』を手に入れる21の原則」
(著者 アーノルド・パテント  
 訳者  あさりみちこ  徳間書店)
https://amzn.to/46mbIvr



『すべては良きことのために』
(著者  山川紘矢  角川文庫)
https://amzn.to/3r10P1D



『ゆだねるということ(下)』
(著者  ディーパック・チョプラ   訳者  住友進  サンマーク文庫)
https://amzn.to/46t1b1l



【チョプラ博士って何者?】



ウエルビーイング分野の第一人者で、

世界中の皇室や政財界のトップリーダーたちのメンターを務める

 “スピリチュアル界の巨星”

ディーパック・チョプラ医学博士とは、

一体何者でしょうか?


日本初の米国チョプラセンター認定瞑想ティーチャーで、

株式会社ボディ・マインド・スピリット代表取締役の渡邊愛子さんは、著書

『世界のエリートはなぜ瞑想をするのか』(フォレスト出版)

の中で、チョプラ博士について、

こう述べています。


「瞑想は、欧米では一般に広まっています。

アメリカではデレビ番組や新聞などで瞑想が紹介されるだけでなく、

ラジオ番組で

『運転中の方はご遠慮ください』

という注意とともに瞑想を誘導するナレーションが流れることも。

こうした瞑想ブームの火付け役だったとも言える人物が私の瞑想の師匠であるディーパック・チョプラ博士です。

博士は、様々なメディアを通じて世界中に瞑想を広めています。

チョプラ博士は内分泌科専攻の医学博士で、

臨床医として病院に勤務していましたが、

40歳の時初めて著作を発表してから、

現在著作は80冊を超え、

うち22冊が『ニューヨークタイムズ』のベストセラーに。

著作は35カ国で刊行され、

2005年の時点で発行部数が2000万部を超えています。

『タイム』誌発表の

『20世紀の英雄と象徴100人』

にも選ばれ、

『代替医療の詩人・予言者』

と紹介されました。

ビル・クリントン前大統領がインドを訪問した際の晩餐会で

『アメリカは、代替医療のパイオニアであるディーパック・チョプラ博士に代表される、インド系アメリカ人の皆さんの貢献により豊かになった』

と評し、

ミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領はピオ・マントゥ国際科学委員会の表彰式において、

『チョプラ博士は間違いなく、われわれの時代で最もわかりやすく感銘を与える哲学者だ』

と評するなど、

公式な場での賛辞から、

博士の功績を垣間見ることができます。

また、政財界の大物たちだけでなく、

誰もが知っている映画界や音楽界のトップスターたちも、

チョプラ博士の著作や親交を通じてインスピレーションを受けており、

瞑想の効果は彼らの作品として昇華されています。

故マイケル・ジャクソンとチョプラ博士の親交は有名で、

マイケルがチョプラ博士の自宅を訪れた時に

『ヒール・ザ・ワールド』

という楽曲が生まれたそうです。

マイケルの死後、多くの追悼番組で、チョプラ博士がコメンテーターとして出演していました。

2007年秋発刊の雑誌『ヴォーグ・ニッポン』では

『Who is Dr.Deepak Chopra?』

という6ページの特集記事が組まれました。

マイケルとチョプラ博士が一緒に瞑想を楽しんでいる写真が掲載されました。

世界的歌姫のレディー・ガガは、

『タイム』誌の映像インタビューで次のような独白をしています。

彼女の言葉を紹介しましょう。

『こんにちは、レディー・ガガです。

私の人生に最も影響を与えた人物はディーパック・チョプラ。

彼は様々な著作で世界中の多くの人々の支えとなっていますが、

彼からのメッセージの数々は、

真のインスピレーションです。

(中略)

そして私生活においてチョプラ博士は驚くほど素晴らしい友人です。

彼はいつも私がファンに奉仕し、

ビジョンを実現し、

運命をまっとうするよう思い出させてくれるのです。』

(中略)

一世を風靡したオリビア・ニュートン=ジョンは、

乳がんを患った困難な時期にチョプラ博士の著作に助けられ、中でも

『Seven Spiritual Laws of Success』
(【富と成功をもたらす7つの法則】角川文庫)

で紹介されている7つの法則を実践した結果、

オリビアは

『Grace and Gratitude』

という癒やしのアルバムを制作しました。

さらにはオリビアが主演し、

チョプラ博士が監修するという形で、

『富と成功をもたらす7つの法則』

はドキュメンタリーとして映画化されました。」(104頁〜107頁)



いかがでしょう?

チョプラ博士の素晴らしさが、

あなたに伝われば嬉しいです。


私は心から、チョプラ博士を敬愛し、著書を愛読しています。

あなたもぜひ、博士の著書を読んでみてください。

オススメは、文庫本3アイテムです。

『この瞬間どこからでも、あなたの望む富はやってくる。』
(訳者 住友進 サンマーク文庫)
https://amzn.to/3sv4wxC

『富と成功をもたらす7つの法則』
(訳者 渡邊愛子 角川文庫)
https://amzn.to/47Jo9C7

『ゆだねるということ(上巻・下巻)』(訳者 住友進 サンマーク文庫)
https://amzn.to/3QUEvll
https://amzn.to/3qK2ysr

この3アイテムは、あなたの人生に奇跡を起こす可能性を秘めています。

上記3アイテムを読んで、さらに学びを深めたい方は、

『宇宙のパワーと自由にアクセスする方法』(訳者 渡邊愛子 フォレスト出版)
https://amzn.to/45LfXQ3

『宇宙のパワーと自由にアクセスする方法【実践編】』(訳者 渡邊愛子 フォレスト出版)
https://amzn.to/3qNOPRC

にチャレンジしてみてください。


私は現在、チョプラ実践哲学を勉強しています。

よかったら、あなたも学んでみてください。

瞑想を日課にしましょう❗



『愚者は己の経験に学び、賢者は他人の経験に学ぶ』(オットー・フォン・ビスマルク)

『他の人の書いたものを読んで、自己を向上させよ。他の人が苦労して得たものをそれで容易に得ることが出来る』(ソクラテス)


『世界のエリートはなぜ瞑想をするのか』(著者 渡邊愛子 フォレスト出版)
https://amzn.to/3QUbmqC

【マインドフルネスとは何か?】



最近、マインドフルネスという言葉をよく耳にしますが、

マインドフルネスって、一体何でしょう?



『マインドフルネス』とは、

手短にいうと、

『頭を空っぽにして、五感に注意を集中し、今を味わうこと』

です。



イギリス保健医療委員会公認の臨床瞑想コンサルタントで、

元仏僧のアンディ・プディコム氏は、

世界各国でベスト&ロングセラーになっている著書

「頭を『からっぽ』にするレッスン
10分間瞑想でマインドフルに生きる」(訳者 満園真木 辰巳出版)

の中で、

『マインドフルネス』について

こう述べています。


「30年以上前に、幾人かの進歩的な西洋の医師が瞑想を医療に取り入れようとしました。

しかし、彼らの働いていた病院ではまるで相手にしてもらえませんでした。

それでも彼らは諦めず、『マインドフルネス』に呼び名を変えて研究を続けました。

『マインドフルネス』とは、『注意する、心を配る』という意味です。

西洋にもち込まれたマインドフルネスは、

ルーツが仏教の瞑想にあるとはいえ、

今では基本的に仏教とはかかわりのないものになっています。

マインドフルネスは、ただ目を閉じて座るという形を超えた、瞑想のテクニックの中心となる要素です。

マインドフルネスとは、気をそらさずに『今、ここ』に存在することを意味します。

心を落ち着け、一切のこだわりも予断も捨てて自然な意識を保つということです。」(22頁)


「マインドフルネスがどこで何をしていても『今、ここ』にいられる能力であり、

10分間瞑想がそのスキルを学ぶベストな方法だとすると、

『からっぽ』とはその結果得られるものと考えられます。

『からっぽ』のかわりに『幸福』という言葉を使いたがる人も多いかもしれません。

『幸福』という言葉の問題は、幸福という感情と混同されがちなことです。

だだ、勘違いしないでください。

楽しんだり笑ったりすることは人生のすばらしい一面です。

それらをより多く体験したいと思わない人はいません。

でも、いつもそうとは限りません。

人生にはいろいろなことが起こります。

いいことばかりではありません。

人生には困難やストレス、動揺や苦痛がつきものであり、

どれだけ目をそらそうとしてもそれは変わりません。

状況や気分に左右される一過性の幸福は、

短すぎ、不安定すぎて、

持続的な落ち着きや深い理解を与えてはくれません。

だから私は『からっぽ』という言葉を選びます。

これは、その時の一時的な感情がどうあれ、

つねに心の底にある落ち着きや充実感、

揺るぎない満足感をあらわしています。

『からっぽ』は表面的な感情には左右されません。

たとえ悲しみや怒りの中にあっても、

喜び笑っている時と同じようにはっきりと感じられるものです。

本質的には、どんな思考が渦まいていても、

どんな感情を抱えていても『平気でいられる』ということです。

たとえ瞑想がまったくはじめてでも、

いい気分になれることが多いのはこのためです。

笑いころげたり、踊りだしたくなることは(普通は)なくても、

心の底にある充実感に、どんなことも平気だと自然に思える場所に触れた感覚をもたらしてくれるからです。

これには人生を一変させるほどの効果があります。


この『からっぽ』と『幸福という感情』の区別は重要です。

私たちはなぜか、

幸福こそが人生のあるべき状態であり、

そうでなければ何かが間違っていると思い込んでいます。

この思い込みに基づき、

私たちは肉体的にも精神的にも感情の上でも、

不幸の原因に抵抗しようとします。

ものごとがややこしくなるのはたいていそこからです。

毎日が幸福という感情を追い求め、

それを維持しようとする終わりのないレースのように感じられ、

人生が苦役のように思えてきます。

何か新しい体験がもたらす一時的な高揚感や快感に夢中になり、

やがては四六時中それを自分に与え続けなければならなくなります。

それが食べ物であれ、

酒やドラッグや衣服や車であれ、

人間関係であれ、仕事であれ、

はたまた田舎の静けさやのどかさであれ、

幸福がそれらに左右されるようになったら、

泥沼にはまったも同然です。

それがもう得られなくなったらどうなりますか?

興奮が冷めてしまったらどうなるのでしょう?

多くの人にとって、全人生がこの幸福の追求を中心に回っています。

けれども、本当に幸せな人がどれだけいるでしょう。

つまり、頭がからっぽになったことをたしかに感じられている人がどれだけいるでしょうか。

次から次へと何かを追い求めるやり方は、

からっぽの状態をもたらしてくれたでしょうか。

私たちは一時的な幸福を追い求めて走り回り、

頭の中でしゃべり続けています。

そのせいで、

いつもそこに存在し、

ただ気づかれるのを待っている自然な『からっぽ』がその騒音にかき消されていることにさえ気づきません。」(31頁〜33頁)



私たちは、

『からっぽ』(ゼロ・ポイント・フィールド)の存在に気づき、

至福を味わうことが何より肝要です。

私は瞑想を日課にして、3年以上になります。

瞑想は

① 非常に気持ち良いです。

② 心身の健康に役立ちます。

③ 集中力が身に付きます。

今は、瞑想命です。

あなたもぜひ、瞑想を実践してください。

『からっぽ』(ゼロ・ポイント・フィールド)と繋がって、至福を味わってください。


来たよ

来たよ

覚者の国に

悟りを開いた皆んなと一緒に来たよ

悟りあれ

幸いあれ



「頭を『からっぽ』にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる」
(著者 アンディ・プディコム 訳者 満園真木 辰巳出版)
https://amzn.to/45mRgtp


【仏教は人間学】



仏教は本来、人間学です。

これについて、

原始仏教の研究者で元駒澤大学総長・名誉教授の水野弘元文学博士(1901−2006)は、著書

『仏教の基礎知識』(春秋社)

の中で、こう述べています。
(3頁〜7頁)

「仏教は、

人間が社会生活をなすにあたって、

『人生はいかにあるか』

ということを正しく知り、

そこから

『人間はいかにあるべきか』

という社会・人生の理想を見出し、

その理想に向かって進んでいくことを説くものである。

それは広い意味での人間学であるということができる。

(中略)

今や日本においては、

物質文化は日進月歩の発達をたどり、

物資は豊富になり、

文明の利器はますます多く登場して、

すべてが便利になってくる反面、

物質経済の面での競争は一層激しくなり、

それにふりまわされて、

静かに魂の問題を考える余裕もなくなってきている。

物や機械に動かされて、

人間の自主性を失ったロボットになりつつあるのが今日の実情である。

自ら満足する自主性が得られないために、

瞬間的な享楽や娯楽でまぎらしたり、

周囲を考えないマイホーム的なレジャーの楽しみで満足したりして、

深く自己に沈潜しまたは社会・人生の問題を真剣に考えようとしない。

(中略)

今日の日本の社会では、

宗教一般について、

とくに伝統的な旧仏教については、

それは人生に無関係なものであり、

無用なものであるとして、

多くの人々によって見られていることが知られる。

しかし本来の仏教は社会・人生の平和と幸福を願い、

それに到達するためのもっとも合理的な手段方法を説くものである。

(中略)

実際において、

世の中の真の平和と幸福は、

まず人々が自己に目ざめ、

自己をふくめた社会・人生のあり方を正しく思いめぐらし、

理想社会に導くための方策を真剣に講ずるようにしなければ、得られるものではない。

今日のようであるならば、

社会は競争や闘争に明け暮れ、

不安と焦燥にかられるようになり、

今日の東西の対立やインドシナ半島、

中東地方などの紛争に見られるような、

果てしない混乱の泥沼に落ちこむであろう。

かくては人類はますます堕落し、

人間性を失って、

不幸の状態に沈むばかりである。

人間性を回復させ、

心に平和と安らかさを持たせるものが宗教であり、仏教である。

世界の多くの宗教の中でも、

仏教は人間学として、もっとも理想的なものであることは、次第に明らかとなるであろう。

仏教は人間学であるから、

それは人間全体を向上させ、

それによって人々の心に平安を与えるものである。

(中略)

人間学というものは、

個人的・社会的のあらゆる人間の営みにおいて、

人間が、

『社会・人生はいかにあるか』

ということを正しく知り、

『社会・人生はいかにあるべきか、人はいかに活きるべきか』

を検討し、

それに従って行動することを説くものである、

ということができる。

このように、

仏教は人間学を説くものであるから、

狭い意味での、

いわゆる宗教だけのものではない。

人間である以上は、

誰でもそうなければならないことを説くのが仏教であるから、

それは宗教とか仏教とかという名を使用しなくてもよい。

そこに説かれるものは、

古今東西を通じ、

人間が人間として守らなければならない規範であって、

仏教では昔からこれを法(ダルマ)と呼んでいる。」



本来の仏教は、

『世界平和と人類全体の幸福を願い、それに到達するための最も合理的な手段・手立てを説くもの』

です。

『人間性を回復させ、心に平和と安らかさをもたせるもの』

が仏教です。

仏教は本来、

人間学であり、

人生哲学であり、

精神修養です。

仏教を学び、

人格を磨き、

徳を積みましょう。

悟りは人類を救います。

瞑想を日課とし、

悟りを開きましょう❗



来たよ

来たよ

覚者の国に

悟りを開いた皆んなと一緒に来たよ

悟りあれ

幸いあれ



『仏教の基礎知識』
(著者 水野弘元 春秋社)
https://amzn.to/47W6jvK

【涅槃とは何か?】



仏教の三法印の一つに、

『涅槃寂静』

があります。

煩悩を解脱した悟りの世界は、

心の静まった安らぎの境地であるという意味です。

仏教学者で東京大学名誉教授の平川彰文学博士(1915−2002)は、著書

『自在に生きる 涅槃経』(集英社)

の中で、

『涅槃』について、こう述べています。
(7頁〜11頁)


「涅槃とは、一口でいえば『至福の世界』です。

これは、言葉では表現できない平安な世界です。

例えば、熟睡に入ったときには、深い静寂があり、そこに満ち足りた安らぎがあります。

それは、熟睡から目覚めたときに、何ぴとも経験することです。

しかし熟睡には意識がありません。

もし熟睡のままで、しかも意識があるならば、その静寂な状態は、涅槃の世界に近いといえるでしょう。

『涅槃は寂静である』といいますので、これは静かな世界です。

静かであることが、至福につながるのです。

感情の起伏があると、喜びのあとには悲しみがあるでしょうし、幸福がいつまでも続くことはないでしょうから、幸福を失ったときに、不幸を感ずるでしょう。

したがって真の幸福は、平静な心の状態の中に求められねばならないと思います。

しかしその平静が無知の平静では、真の幸福とはいえないでしょう。

それは、無知な動物の幸福と区別がないからです。

したがって、真の幸福は、平静な心の状態の中に、知恵の洞察が輝いていることが重要です。

しかしここでいう『知恵』とは、いわゆる偏差値で示されるような知識ではありません。

もっと深い『人生を知る知恵』です。

この知恵と、さきの知識とを混同してはなりません。

世間には頭はよくても、けっこう非常識な人はいますし、またその知識を悪用して、他人に迷惑をかけたり、自分も不幸に陥る人があります。

頭のよいことが、必ずしも幸福を実現するものではありません。

たとえば、人類が原子爆弾をつくってしまったことなどは、人間を不幸にしたよい例であります。

社会が幸福でないのに、自分だけが幸福になることは無理です。

したがって人生において、何が真の幸福であるかを、はっきりと見きわめて、心の奥に『不動の境地』を確立することが大切です。

この不動の心が、涅槃に通ずる心です。

人生の真実を洞察する知恵が、心の奥に確立されていることが大切です。

この知恵は、いわゆる賢愚とは違いますから、誰にも平等に具わっているのです。

この知恵によって、洞察せられた『人生の真実』が、涅槃の骨格となっています。

私たちの心に不動の力を与えるものが涅槃です。

これは、『人生の真理』といいかえてもよいでしょう。

この真理を、知恵によって見いだすところに、涅槃が発見されるのです。

自分の心が涅槃を発見し、心が涅槃と一つになれば、心は至福に住することができるのです。

涅槃は、我々が見つけると否とにかかわらず、いまここに厳存しているのです。

ただわれわれの知恵の眼が、くらまされているので、涅槃を見いだすことができないのです。

人生の真の生き方を洞察するならば、利害得失を超えた『不動の心』が得られるのです。

そして心が不動に住することが、それだけ心が涅槃に住していることを示しています。

しかし心が涅槃を発見するのに、障害となるものがあります。

それは煩悩です。

むさぼりや怒り、無知、さらに慢心や嫉妬などが煩悩です。

心にこれらの煩悩があると、知恵は活動を邪魔されて、本来のはたらきを発揮することができないのです。

私たちの心の奥には、このような真の寂静を求める欲求があることを、見落としてはなりません。

この寂静こそが、私たちに『真の満足』を与えるものであります。

とっさに考えれば、財産や名誉、権力などが人間に満足を与え、幸福にするように思います。

しかしこの種の満足は、相対的ですから、真の満足ではありません。

上には上がありますから、どれだけ財産ができても、もっと欲しいと思いますし、どれだけ権力を集めても、もっと大きな権力を欲するものです。

たとえば終戦直後の貧しい生活にくらべたら、現代の日本人の生活は豊かそのものですが、それで日本人が満足しているのかというと、そうでもないのです。

すなわち外部に満足を求めても、真の満足は得られないのです。

外部から得られる満足は動揺しており、無常なものです。

この点を見きわめねばなりません。

それゆえ、外部にではなしに、心の奥に寂静な世界を開拓し、そこに不動の世界を建立すべきです。

そこには、相対を絶した真の幸福があります。

それが真の安住の世界であります。

しかしこのことは、外部に向かって幸福を求めてはならないという意味ではありません。

われわれは、衣食住のすべてを外部に求めねばなりませんし、食べるものや着るものがないのに、幸福があるはずがありません。

親や兄弟、妻や子どもなども外部にあります。

そういうものを獲得することを否定するのではありませんが、これらのものは、自分にとって喜びにもなり、また同時に苦痛の原因にもなります。

この点をよく見きわめて、心の奥の不動の世界に、真の幸福を開拓すべきです。

そこに涅槃が見いだされるのです。

それは、心が相対的のものに妨げられない、動揺のない、真の満足の世界です。

私たちは、外界には魅力のあるものがあふれアトラクティヴなものがあるが、心の中は空虚だと思いやすいのですが、これは大間違いです。

心をしずめて、心の中を見るならば、そこにこそ無限の宝があることがわかると思います。

人間の発明も発見も、すべて心の中から現れたものです。

心の奥に至福の世界を得るためには、さきにもいいましたように、煩悩を滅しなければなりません。

お釈迦さまは激しい修行の結果、煩悩を滅して悟りをひらき、涅槃と一つになり、至福の境地に安住したのです。

しかしわれわれが、たやすく煩悩を滅することは不可能です。

煩悩があると、正しい知恵の働きが、妨げられるということを知るだけでも、貴重な成果です。

それを知ることによって、煩悩の力は弱められるからです。

煩悩が弱められれば、それだけ知恵の力が増大し、何ほどか涅槃が自己に実現しているのです。

すなわち、心の奥の不動の世界が、それだけひらかれたのです。

心の奥の世界がひらけるとは、外界の富や名誉、成功や失敗などに、心が奪われないようになったということです。

外界の富や権力などの争奪に全力を傾注して、心の奥をかえりみない人には、涅槃はまったく実現していないのです。

こういう人には、心のやすまるときはないのです。」



平川博士の至福に対する考え方は、

論理的かつ直観的であり、

核心を衝く怜悧な指摘です。

博士の洞察力に感服致します。



幸福には条件があります。

たとえば、

家族に恵まれているから幸せ、

恋人がいるから幸せ、

孫がいるから幸せ、

お金があるから幸せ、

家や車があるから幸せ、

健康だから幸せ、等。

至福は、幸福とは違います。

無条件の幸せを至福といいます。

なんにもないけど幸せ、

わけもなく幸せ、

生きてるだけで幸せ、

と感じる心です。


つまるところ、

生死を超越した絶対的存在であると自覚することが、悟りです。

則ち、

宇宙意識と一体化した統一意識に到達することです。

煩悩を解脱して涅槃寂静の境地に達すれば、至福を味わえます。


『言うは易く行うは難し』で、

簡単ではありませんが、

魂の目的は、

悟りを開くことなので、

お互い精進しましょう。

瞑想を日課とし、

修養を積み、

宇宙銀行に徳を積みましょう❗



来たよ

来たよ

覚者の国に

悟りを開いた皆んなと一緒に来たよ

悟りあれ

幸いあれ



『自在に生きる 涅槃経』
(著者 平川 彰 集英社)
https://amzn.to/47RohQ3

【空とは何か?】



仏教に

『色即是空』

『一切皆空』

『本来空』

とあります。

『ささめごと』(心敬 著)には、こう書かれています。

「仏五十年の説法も、三十年は畢竟空を説けりとなり」


『空』は、

仏教の根本教理であり、

仏教を理解するうえで、

『空』が非常に重要なキーワードになります。

では、『空』とは一体何でしょう?


『わかりやすい 仏教用語辞典』
(大法輪編集部編 大法輪閣)

に、こう書かれています。
(224頁〜226頁)

「空は『シューヌヤ』の訳語であるが、シューヌヤとは、『ゼロ』の意味である。

ゆえに本来の意味では空と無とは違いがない。

しかし『無が有る』とはいえないが、『無が無い』ともいえない。

無は主語になり得ないものである。

すなわち無は『虚無』の意味であるか、或いは何物かの欠除態を示す言葉である。

すなわち『本が無い、太郎がいない』等と、あるものの無を示す場合に使われる。

これが『無』の原意であるが、しかし老子の説く無や、禅宗の説く無などは、このような欠除態としての無や虚無ではなく、もっと積極的な『無という在り方』を指している如くである。

仏教の説く『空』も虚無の意味ではなく、存在の本性を示す積極的な意味を持っている。

ここに空と無が合する面と離れる面とがある。

(中略)

一切法の空を説き、縁起は空であるという場合の空は『媒介性』の意味である。

存在に変化が可能なためには、存在は動的でなければならないが、動的存在の本性は空であるという意味である。

すなわち空は媒介性の意味である。

ゆえに存在が無限に豊富な内容を持っていることと、その本性が空であることとは矛盾しないのである。

これが『般若経』や中観派の理解する空である。

この空は無と同じでない。

(中略)

老子に『天下の万物は有に生じ、有は無に生ず』の言があるが、この無も万物の源泉としての動的な無を示したものであろう(静的無は虚無である)。

中国に『般若経』が伝わったとき、この老子の無の思想が『般若経』の空思想の理解に読みこまれ、心無義・本無義・即色義等が説かれた。

そのために中国では、仏教の空を『無』の語で理解することが行われた。

『空』の訳語の方が優勢であるが、『無』の語も用いられる。

この場合の無は虚無の意味ではなく、『般若経』の空を示す語であるが、しかし中国の伝統的な無の思想がふくまれており、『般若経』本来の空の思想とは同じでない面がある。

禅の無の思想もこの系統の思想である。

動的な無の意味である。

動的な存在は把握できないので、把握できない点を無というのであり、無なるがゆえにかえって無限に豊富な内容があるのである。」



空の解釈には諸説あり、その真偽は言明できません。

『空』はサンスクリット語で『シューニヤ』といい、数学の『ゼロ』を表します。

個人的見解ですが、

『空』とは、

『原点、物事の起点・起源』

だと認識しています。

則ち、

『宇宙の本源・起源』

です。

つまり、

『純粋意識の場・純粋な可能性の場・知性の泉』

です。

今風に言えば、

『ゼロ・ポイント・フィールド、宇宙意識』

です。

天風哲学的に言えば、『宇宙霊』です。

古代インド思想で言えば、『ブラフマン』です。

則ち、宇宙の根源であり、生きとし生けるものの中心であり、源です。


宇宙は一元です。

宇宙に存在するものはすべて、

ゼロ・ポイント・フィールドから生み出されました。

一切皆空です。

物質も空間も時間もすべて、『空』です。



私たちは宇宙意識のアバター(分身)です。

私たちは本来、ワンネスです。

“We are the world.”

”We are the children.“

です。



『私たちは宇宙のさざ波である』

“aham brahman asmi”
(アハム・ブラフマン・アスミ)
『私の中心は究極の実在であり、宇宙の根源であり、生きとし生けるものすべての源である』



『わかりやすい 仏教用語辞典』
(大法輪編集部編 大法輪閣)
https://amzn.to/3PfhbNN

【神仏を敬えど、神仏に頼らず】



菅原道真の歌に、こうあります。

『心だに誠の道にかないなば 祈らずとても神や守らん』

神仏を敬い、神仏に感謝することは非常に重要ですが、神仏に頼り過ぎるのは考えものです。

これについて、

プラズマ物理学と環境・省エネルギー工学の専門家で、帝京大学大学院理工学研究科教授の飽本一裕博士は、著書

『奇蹟の旅人』(成星出版)

の中で、こう述べています。
(212頁〜213頁)

「祈りはじめて十分ほど経過したときのことでした。

合掌した私の両手の指先から背中に向けて、電流が小さな稲妻のように走ったのです。

瞬間、電光石火のごとく次のような天啓が一閃し、私の脳裏を貫きました。

〈いつも神に世界のことを祈願するばかりでは進歩がない。

全てを神に依存していては世界は変わらない。

神が世界を変えるのではない。

この世界は人が造り出しているものだ。

人が変わらない限り、世界も変わらない。

だからこそ、世界を変えるには、まず自分自身が変わらねばならない。

自らが目覚めて行動し、その影響で周りの個々の人間が目覚め、また行動する。

そうすることによってのみ、初めてこの世は本当に変わりうるのだ!〉

このメッセージの全てが、まさに一瞬の間に私の意識に入ってきたのです。

そのとき私の両腕には鳥肌が立っていました。

クリスマスの朝のことでした。

『神仏を敬えど、神仏に頼らず』

この言葉の真の意味が、ついに腑に落ちたような気がしました。

一人ひとりが目覚めて活動し、関連情報を周囲に伝える以外、道はないのです。

(中略)

私が近くの川辺でゴミ拾いを始めたのは、この経験の直後のことでした。

現在までに月に一度のペースでのんびり続けています。

月に一度くらいなら無理せず、長続きしそうだと思ったからです。

無理してやっても長続きしません。

Sさんもいっています。

『無理をしないように。

自分にできるだけのことをすればいいんだよ。

人はそれぞれ顔が違うのと同じで役目もそれぞれ違うのだから。

自然にまかせておきなさい。

僕も自分にできることしかやってないよ』(【真の岩戸開き】264ページ)」



Sさんとは、

世界中を旅してひたすら地球のために祈り続けた奇蹟の旅人、無名の聖者、沖縄のSさんのことです。


飽本博士は、

奇蹟について、こう述べています。(268頁〜269頁)

「“奇蹟” とは、人が愛を体現するときに、人を通して神が姿を現すことなのです。

すぐ傍らにその貴重な “奇蹟” が存在するにもかかわらず、外に “奇蹟” を求めつづけていた愚かな私でした。

今こそ、Sさんの周囲の私たちが、そしてその周囲の人々が、勇敢に、謙虚に “奇蹟の旅人” Sさんの跡を追い、地球のために続々と立ち上がるときなのではないでしょうか。

そして、“ネバー・ギブアップ(望みを捨てるな)” の精神で、親神様の “愛“ を全力をつくして現わすときなのです!」



結局、世界を変えるのは私たちです。

地道に有益な情報を発信し、

人知れず徳を積む以外、道はありません。

奇蹟は、あなたが “愛まく人” になったときに起こります。

勇敢に、謙虚に “地球ユートピア” を実現すべく、共に立ち上がりましょう❗

『天は自ら助くるものを助く』

”Heaven helps those who help themselves.“

『奇蹟の旅人』
(著者 飽本一裕 成星出版)
 https://amzn.asia/d/06C9o6U


【宇宙意識とは何か?】



最近よく『宇宙意識』という言葉を目にしますが、

『宇宙意識』とは一体何でしょうか?

アメリカ心理学の父として知られる、

ウィリアム・ジェイムズは、著書

“THE VARIETIES OF RELIGIOUS EXPERIENCE”
邦題『宗教的経験の諸相(下)』
(訳者 桝田啓三郎 岩波文庫)

の中で、

宇宙意識について、

こう述べています。
(213頁〜214頁)

「『宇宙的意識の第一の特徴は、

宇宙の意識である。

すなわち、

宇宙の生命と秩序についての意識である。

宇宙の意識と並行して或る知的な啓蒙が生じるが、

これがはじめて個人を或る新しい存在の段階に立たせるであろう――個人をまったく新しい種の一員にするといっていいであろう。

これにさらに或る道徳的高揚の状態が添加される。

これは筆紙に尽くしがたい向上と意気と歓喜との感情であり、

道徳的感覚に生気を与えるものであって、

高められた知的能力と同程度に顕著でありそれより以上に重要である。

さらにそれと同時に、

不滅性の感覚、

永遠の生命の意識と呼ばれてよいものが生ずる、

これはいつか永遠の生命をもつにいたるであろうという確信ではなくて、

すでに永遠の生命をもっているという意識なのである。』

(中略)

バック博士は自分自身で宇宙的意識の典型的な出現を経験したので、

そこから他人の場合のそういう経験を研究するにいたったのである。

彼はその結論を非常に興味深い著書のなかに記している。

その書物から、

彼自身の経験に関する次のような報告を引用しておこう。

『その晩、私はある大都市で、

二人の友人と一緒に詩を読んだり、

哲学を論じたりして過ごしていた。

夜半に、私たちは別れた。

私は長い道程を辻馬車に乗って私の下宿まで帰った。

読んだり語り合ったりしたために生じた観念や心象や感情に深く影響されていた私の心は、

平静で穏やかであった。

私は平静で、

ほとんど受動的な享受の状態にあり、

積極的に考えることなく、

観念や心象や感情がいわばひとりでに私の心のなかを通過するにまかせていた。

そのとき突然、

なんの前触れもなしに、

私は火炎のような色をした雲に包まれてしまった。

一瞬間、

私は火事だと思った。

あの大都市の近くのどこかが大火事なのだと考えた。

次の瞬間、

私は火事は私の心のなかにあったことを知った。

そのすぐ後に、

狂喜の感じ、

無限の歓びの感じが私を襲い、

それと同時に、

あるいはその直後に、

筆紙に尽くしがたい知的光明が襲ってきた。

とりわけ、

私が単に信ずるにいたったというのではなく、

私が知ったことは、

宇宙は死んだ物質で出来あがっているものではなく、

その反対に、

活ける生命であるということであった。

私は自分のなかに永遠の命を意識した。

それは私がいつかは永遠の生命を所有するようになるであろうという確信ではなくて、

私がそのときすでに永遠の生命を所有しているという意識であった。

私はすべての人間が不滅であることを知った。

宇宙的秩序は、

万物が各自みなの幸福のために協力するようにできている、

ということを、

世界の根本原理、

あらゆる世界の根本原理は、

私たちが愛と呼ぶところのものであり、

各自みなの幸福は結局は絶対に確実である、

ということを知った。』 」



宇宙は活ける生命であり、

意識そのものです。

宇宙意識は、

叡智であり、

愛であり、

至福です。

宇宙意識は、

理屈で理解することはできません。

直観によって、わかります。

則ち、

インスピレーション・天啓です。

直観を得る為には、

瞑想が一番です。

瞑想を日課にして、

インスピレーション・天啓を得ましょう。

悟りを開きましょう❗



来たよ

来たよ

覚者の国に

悟りを開いた皆んなと一緒に来たよ

悟りあれ

幸いあれ



『宗教的経験の諸相(下)』
(著者 W・ジェイムズ 訳者 桝田啓三郎 岩波文庫)
https://amzn.to/3OLaVx8

【人生の目的・真の幸福とは?】



真の幸福とは何でしょう?

究極の人生の目的とは何でしょう?

これについて、

『神理の扉 聖なる変容と霊性進化の道』
(著者 光田秀 森井啓二 発行 きれい・ねっと 発売元 星雲社)

に、こう書かれています。


「生きていると、誰もがふと

『私はなんのために生きているのだろう?』

と思う瞬間があります。

幸福になりたいと願わない人はいないでしょう。

しかし、人生の目的を知らずに幸福になることはできません。

真の幸福とは何でしょうか?

究極の人生の目的とは何でしょうか?

ヨガの聖典とされるヨガ・スートラの編纂者であるパタンジャリ大師は、

人生の目的を

『至上霊との一致』

と述べています。

エドガー・ケイシーは、生きる目的についてリーディングの中で様々な言い方をしていますが、

『人間の生きる目的は、魂を完璧な存在である ”The Whole“ と調和できるまでに高めることにある』

と述べています。

オーストラリア先住民は、人生の意義を次のように表現しています。

『われわれは、この時、この場所に来た訪問者だ。

ここは経過点に過ぎない。

われわれのここでの目的は、

よく観て学ぶこと。

その中で成長し、

愛すること・・・・・。

そして、本当の家に帰るのだ』。

アメリカ先住民は、大変わかりやすく人生の崇高な目的を表現しています。

『唯一絶対、万物の創造元である大霊が存在し、われわれを含む万物はその分霊として存在する。

人間の目的は、大霊ともいわれる宇宙の意識を各々の魂に顕現することである。

地上に誕生した人間がまず心がけることは、人間として円満な資質を身につけて人に役立つことである。

それは霊的な成長に役立ち、愛、協調、奉仕、寛容、忍耐を基本とする資質を身につけることができる』。

(中略)

古今東西世界中の人が、人生の意義と幸せを外の世界に求めてきました。

でも、外の世界でどんなに偉大なことを達成しようとも、この物質世界の中に真の幸福を見出した人は誰もいませんでした。

真の幸福は、外の世界ではなく、内側の世界にあったからです。

(中略)

真の幸福と人生の究極の目的を確信するにあたって、最も必要なことは、

『人生は一度ではない』

こと、そして

『人は肉体だけでなく、エネルギー体を含むもっと大きな存在である』

ことを理解することだと思います。

輪廻転生を確信し、

魂が永遠不滅の存在であることを思い、

この物質世界が大きなエネルギー世界のほんの一部でしかないことを感じることができたなら、

人生は大きく美しく変わります。

それはまるで、

自分の心の深い場所に

『神理の扉』

を発見し、そっと開き、

その内へと入るようなもの。

入った途端、

いつもの景色、

いつもの人々、

いつも見ているあらゆる存在が、

突然輝きはじめ、

活き活きとした世界へと変容します。

地の理だけに囚われていた私たちは、

天の理、神の理を知ることによって、

同じ場所、同じ時にいながら、

全く違う世界に入ることができるのです。」(2頁〜5頁)


「『人間の本質は永遠不滅の高貴な霊的存在である』ということ。

人間を単なる肉体的存在として捉えると、

人はこの世の肉体人生すら意義深く生きられない。

しかし、人間を永遠不滅の霊的存在であると自覚して生きるならば、

われわれは自由を獲得し、

霊性を自覚するが故に、

かえってこの世の肉体人生も存分に、

有意義に、創造的に生きられるようになる、

ということである。

そして、それを自分の人生で実現する道は、

すでに先賢が用意してくださっていたのである。」(268頁)




私たちは、

時々スピリチュアルな経験をする人間ではなくて、

時々人間の経験をするスピリチュアルな存在です。

これが正当な自己認識です。


魂の究極の目的は、

宇宙意識と一体化することです。

この統一意識に到達すれば、

至福を味わえます。

これを自覚し、

聖なる変容を遂げるべく、

共に霊性進化の道を歩みましょう❗



『神理の扉 聖なる変容と霊性進化の道』
(著者 光田秀 森井啓二 発行 きれい・ねっと 発売元 星雲社)
https://amzn.to/3P0GuBX

【神とは何か①】



神とは一体何でしょうか?

元ジョン・F・ケネディ大学教授で、

超心理学のパイオニア的存在である、

ミラン・リーズル物理化学博士は、著書

『神とは何か』
(訳者 徳岡知和子 新評論)

の中で、

神について、こう述べています。
(95頁〜96頁)

「時間や空間の限界はイメージできる。

むしろこれがないと困る。

しかし神にはそのような限界はない。

神は時間も空間もないところ(時間と空間を超えたところ)にいるのだ。

神はどこにでもいる、

と同時にどこにもいない。

つまり時間・空間という次元は神には通用しない。

(神が『いる』『いない』というよりも『ある』『ない』と言うべきかもしれない)

神は宇宙の境界の背後にいる(ある)ということもできる。

そこには時間も空間もないのだから。

また、

神は時間の始まる最初の瞬間の前にもおり、

時間が終わる最後の瞬間の後にもいる。

神には大きさや限界などという時間と空間に関係する性質がない。

したがって神が永遠であり、

無限であるというのは、

まったくそのとおりだ。

時間と空間は神にとって意味がないのである。

(中略)

数式も時間と空間と関わりを持たない。

数式も『永遠』であり、

いついかなる時にも有効である。

つまり神はどこにでもあるし、

どこにもない。

昔、インドの賢人は、

言葉の限界を感じながらも、 

これをなんとか言い表そうとしていた。

『このわたしの心のなかにある魂は、米一粒または麦、からし、キビの一粒よりも小さい。

このわたしの心のなかにある魂は、地球よりも大きい。

大気よりも大きく、空よりも大きく、世界よりも大きい。

このわたしの心のなかにある魂は、すなわちブラフマンである。』(【チャーンドーギア・ウパニシャッド】)」



神とは、

『人知の及ぶところではない偉大な知性』

であり、

宇宙の根源であり、

万物の創造主(the Creator)です。

ディーパック・チョプラ博士は、著書

『ゆだねるということ(上・下)』
(訳者 住友進 サンマーク文庫)

の中で、

宇宙に存在する根源的知性のことを、

『純粋意識の場』

『純粋な可能性の場』

『知性の泉』

と、呼んでいます。

医療のトップ・ジャーナリストである、リン・マクタガート女史は、著書

『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』
(訳者 野中浩一 発行 インターシフト 発売 河出書房新社)

の中で、

宇宙に存在する根源的知性の場を、

『ゼロポイント・フィールド』

と、呼んでいます。

システム理論学者のアーヴィン・ラズロー博士は、著書

『生ける宇宙――科学による万物の一貫性の発見』
(訳者 吉田三知世 日本教文社)

の中で、

ゼロポイント・フィールドのことを、

インドの『アガスティアの葉』に因んで、

『アカシック・フィールド』

と、呼んでいます。



神とは、

純粋意識の場であり、

純粋な可能性の場であり、

知性の泉であり、

ゼロポイント・フィールドであり、

アカシック・フィールドであり、

宇宙の根源であり、

宇宙スピリットであり、

宇宙コンピュータであり、

宇宙意識であり、

古代インド思想でいうところの

ブラフマンです。


『科学を真剣に追究する人は誰でも、人間の意志よりも優れているある意志が、はっきりと宇宙の法則を示していると確信するようになる』

『私が知りたいのは神の考えだ。
それ以外はすべて些細なことでしかない』――アルベルト・アインシュタイン



『神とは何か』
(著者 ミラン・リーズル 訳者 徳岡知和子 新評論)
https://amzn.to/44cQRZd

【神とは何か②】



神とは一体何でしょうか?

プラズマ物理学と環境・省エネルギー工学の専門家で、帝京大学大学院理工学研究科教授の飽本一裕博士は、著書

『高次元の国 日本』(明窓出版)

の中で、

神について、こう述べています。
(98頁〜103頁)

「現代人は富や名誉を懸命に追求しがちですが、この世で最も大切なものは何でしょう。

富や名誉でしょうか。

それらがなくても生きていくには支障ありません。

では、食べ物?

食べ物がなくても人間は、十日程度は生きられます。

しかし、水がなければ、数日間しか耐えられません。

それでは水が一番大切?

いえ、空気がなければ、三分で人は死にます。

さらに、太陽からの光がなければ、人はおろかすべての生命は即凍死です。

このように、肉体的に最も大切なものである太陽光、空気、そして水などの大自然の恵みは等しく全員に無料で与えられています。

当然、消費税もかかりません。

貧しいからと言って、光や空気の分け前をもらえない人は地球上で皆無でしょう。

それらは私たちを等しく活かしてくれる存在です。

私たちは共生しています。

しかし、共生とは

『共に生きる』

という意味だけではありません。

厳密に云うと、

『共に生かされている』

または

『共に生かして戴いている』

のです。

光も水も空気も表面的には物質ですが、

実はそれら、私たちを生かすものこそが愛なのです(第三の鍵)。

その事実に気づいたとき、この世はもともと私たちを生かす無限の愛に満ちていることが分かります。

つまり、私たちを生かす万物は愛の存在で、この世は愛の世界と云えるでしょう。

私たちは少なくともそれらの愛に感謝で応えられます。

私たちを生かす万物に感謝することはごく自然なことで、それこそが日本人の伝統的な生き方でした。

日本人の生き方=『日本神道』の真髄も正にそこにあります。

もしこの世に神が存在するなら、それは愛の結晶とも云えるでしょう。

神とは私たちを生かす存在です。

すると、空気も水も大地も月も太陽も、私たちを生かす全ての存在(自然や宇宙)が神=愛、と云えることに気づきます。

それがや八百万の神の正体です。

『自然』とは神が、生命を慈しみ育む目的で『自』らを『然(あらわ)』したものとも理解できます。

日本人の祖先たちはただ、自分たちを生かす存在を神とあがめ、虚心に感謝を捧げていたのです。

(中略)

神とは自然です。

自然は私たちを育み生かすからです。

生かす存在は愛です。

愛こそが、愛の結晶こそが神に他なりません。

すると愛の結晶であり、宝石である地球もむろん、神といえます。

地球とは、自然とは、神が『自』らを『然』(あらわ)したものです。

私たちを生かす地球上の自然は宇宙と云う、より大きな自然に生かされています。

ですから、宇宙(=すべて)、も神です。

従って例えば、宇宙の全原子も創造神の一部です。

すべての原子は、万有引力の法則に従って引き合います。

そして全体が統一的に動きます。

さらに、原子と原子の間の空間、宇宙の物質に満たされていない真空は重力を伝える媒介です。

かくして全宇宙も重力により相互作用し、統一的に運動します。

この意味でも『すべては一つ』で、それら『すべて』が創造神です。

要するに、宇宙全体が初めから創造神でした。

神を捜しても見つからないはず。

私たちは神の体内で生かされているのですから。

創造神は自分の一部を炸裂させて宇宙創生の大爆発、ビッグバンを引き起こし、宇宙の星々を創出しました。

そして気の遠くなるような年月を経て、生命が誕生し、さらに長い年月を経て人類が出現しました。

そのすべてが創造神の体内のできごとでした。

私たちは日頃、神である地球上に住み、神である食物を摂取し、神である栄養物により活かされ、神である排泄物を排出します。

太陽はもちろん、砂粒からそよ風まで、すべてが神なのです。

そう気づいたとき、著者は創造神の愛をそれは深く感じました。

創造神は自らを私たちに与え活かし、自らを排泄物と化してくれてさえいるのです。

認められずともひたすら黙しつつ、私たちを生かすただそのために尽くして尽くして尽くし抜く、これこそが神の愛の本質のように思えてなりません。

まさに現在の地球の姿そのものです。

この認識が深まれば深まるほど、私たちの生活は必然的に変化します。

食べものも道具も何一つ粗末にできなくなります。

モノをおいそれと捨てられなくなります。

それらはすべて神だからです。

そして、感謝の気持が広がります。

私たちは皆、例外なく、神の体内で日々活かされています。

死後の世界もやはり創造神の体内です。

ですから、私たちは高邁な能力を有し、完全に死ぬことさえありません。

なぜならどんな人間であろうと、私たち自身が宇宙(=創造神)の一部であり、個人の肉体は滅びたように見えてもそれは生き続ける全体のほんの一部にしか過ぎないからです。

こうして死の恐怖は払拭されます。

そして感謝が残り、増幅されます。

すべてが神の身体であれば、私たちはますます他者を尊び活かし、共生を目指すべきなのです。

他者とは自分であり神だからです。

そして自分は他者。

だからこそ『すべては一つ』。

かくして、すべてが自己完結しています。

繰り返しますが、身の回りのすべてが神なのですから、すべてに感謝し、すべてを大切に扱うことも当たり前ですね。

だからこそ三冠王を駆使してすべてに感謝することが肝要です。

さらに、『すべては一つ』ですから、自然保護の大切さも身に滲みてわかります。

もちろん、ガミガミ上司や意地悪同僚やいわゆる犯罪者から害虫までも神なのです。

少なくとも神の一部で、かけがえのない仲間です。

できるだけ大切にすべきでしょう。

そのように他を生かす愛がこころに芽生えるとき、私たちの能力は最大出力を発揮します。

そのようなこころこそが神のこころだからです。」



飽本博士の神に対する考え方は、

非常に論理的で説得力があります。

かつ直観的でもあり、

核心を衝く伶俐な指摘です。

博士の洞察力に感服致します。



神とは、

統一的存在であり、

生きとし生けるものすべての源です。

根源的知性であり、

宇宙意識そのものです。

そして、その本質は愛です。



本書の巻末に、

無名の聖者、沖縄のSさんのメッセージが掲載されています。

御紹介します。


「汝らよ、

真の愛を現すときに神は現れるものである。

汝らよ、

真の愛をもってこの世に働かんとするときに神は手を貸すのである。

汝らよ、

ただ己のみを磨かんとし、

そのための修行をしてもたかが知れている。

真の修行とは、

人を思いやり、

世を思いやるこころをもってそれに飛び込むことである。

そのとき初めて神は自らを現すのだ。

神はそなたたちの愛を施さんとするこころのなかにある。

その愛のなかにある。

そのことを神は愛という形で伝えてはいるけれど、

人が己を省みずに世のため人のため働かんとするこころのなかに神は現れる。

汝らは、

この地球を救うとは、

汝らのこころの働きであることを知るがよい。

汝らの目覚めた愛こそ、

その愛から起こる行動こそ、

地球を救う全てである。

神が地球を救うのではない。

汝らが神の内なるこころを知ったとき、

初めて地球は救われるのだ。

さあ、立ち上がれよ!

神のこころをもつ人々よ!

人のこころは、

自らを現すときに初めて創造されてゆくのだ。

この創造のこころに愛の光が放たれしとき、

神の力を借りて地球は救われる。

神とは汝らのこころのなかにすでに宿っているものである。

されど、ほとんどの人々が封印されたままである。

”神のこころ“ の封印を解くことこそが目覚めである。

真の目覚めである。

真の目覚めこそ、

聖なる目覚めこそ、

この地球を救い、

宇宙をも救うものである。

神は汝らのこころを借りて、

愛を借りて、

この世に現れる・・・・・・。」



『高次元の国 日本』
(著者 飽本一裕 明窓出版)
https://amzn.to/3QU7jKI

【ゼロ・ポイント・フィールドとは?】



最近、巷でよく見かけるワード『ゼロ・ポイント・フィールド』とは、

一体何でしょう?

内閣官房参与の経歴を持つ、

多摩大学大学院名誉教授の田坂広志工学博士は、著書

『死は存在しない 最先端量子科学が示す新たな仮説』
(光文社新書)

の中で、

ゼロ・ポイント・フィールドについて、

こう述べています。

「この『ゼロ・ポイント・フィールド仮説』とは、

この宇宙に普遍的に存在する『量子真空』の中に『ゼロ・ポイント・フィールド』と呼ばれる場があり、

この場に、

この宇宙のすべての出来事のすべての情報が、

『波動情報』として『ホログラム原理』で『記録』されているという仮説なのである。」(121頁)


「もし、『量子真空』の中に存在する『ゼロ・ポイント・フィールド』が、

この宇宙で起こった『出来事』、

すなわち『波動エネルギー』を、

『波動情報』として記録しているのであれば、

『ゼロ・ポイント・フィールド』が、

この宇宙の『すべての出来事』を記録しているという仮説は、

決して荒唐無稽な理論ではない。」(125頁)


「『宗教』の世界では、

不思議なことに、

この『ゼロ・ポイント・フィールド』と極めて似たビジョンが、

遥か昔から語られている。

例えば、

仏教の『唯識思想』においては、

我々の意識の奥には、

『末那識』と呼ばれる意識の次元があり、

さらにその奥には、

『阿頼耶識』と呼ばれる意識の次元があるとされており、

この『阿頼耶識』には、

この世界の過去の出来事のすべての結果であり、

未来のすべての原因となる『種子』が眠っているとされている。

また、

『古代インド哲学』では、

『アーカーシャ』の思想が語られており、

この『アーカーシャ』とは、

宇宙誕生以来のすべての存在について、

あらゆる情報が『記録』されている場であるとされている。」(129頁)


「もし、我々が、何らかの方法で、

『ゼロ・ポイント・フィールド』に繋がることができるならば、

我々も、

この宇宙の過去から現在までのすべての出来事のすべての情報に触れることができるのである。」(137頁)


「この『無意識』の世界では、

ゼロ・ポイント・フィールドを通じて、

『類似の情報』を引き寄せるため、

この世界に『ネガティブな想念』があると、

『ネガティブな情報』を引き寄せ、

結果として、

『ネガティブな出来事や出会い』を引き寄せ、

『悪い運気』を引き寄せてしまう。

逆に、

この世界に『ポジティブな想念』があると、

『ポジティブな情報』を引き寄せ、

結果として、

『ポジティブな出来事や出会い』を引き寄せ、

『良い運気』を引き寄せることができる。

従って、

この『無意識』の世界では、

『引き寄せの法則』によって、

不思議な『直観』や『シンクロニシティ』『コンステレーション』などの現象が起こる。」(161頁〜162頁)

「その『神』や『仏』や『天』とは、

『ゼロ・ポイント・フィールド』

に他ならない。

すなわち、

その『神』や『仏』や『天』とは、

宇宙の歴史始まって以来の『すべての出来事』が記録され、

人類の歴史始まって以来の『すべての叡智』が記録されている、

この『ゼロ・ポイント・フィールド』に他ならない。」(189頁)


「もし『ゼロ・ポイント・フィールド仮説』が正しければ、

このフィールドには、

この宇宙で起こったすべての出来事のすべての情報が『記録』されている。

その『すべての出来事』とは、

文字通り『すべて』である。

すなわち、

量子真空から、この宇宙が誕生したことも、

この宇宙の中で銀河系宇宙が生成したことも、

その銀河系宇宙の中に太陽という恒星が誕生したことも、

その周りに地球という惑星が生まれたことも、

その惑星の上で生命が発生したことも、

その生命が進化して人類が生まれたことも、

その人類の歴史の中でローマ帝国が興亡したことも、

この日本という国に、

あなたが生まれたことも、

あなたがどのような人生を歩んだかということも、

そして、その人生において、

あなたが、何を願って生き、

何を考え、何を思い、

何を感じて歩んだかも、

その『すべて』を、

『ゼロ・ポイント・フィールド』は記録しているのである。

もし、そうであるならば、

この『ゼロ・ポイント・フィールド』には、

あなたの人生に関する『すべての情報』が、

刻々とリアルタイムで記録されているのである。

いや、あなただけでなく、

いま、この地球上に生きているすべての人々の人生に関する『すべての情報』が刻々とリアルタイムで記録されており、

さらには、

これまでこの地球上に生を享け、

生き、去っていった、

すべての人々の人生に関する『すべての情報』が記録されているのである。」(194頁〜196頁)


「もし、『ゼロ・ポイント・フィールド仮説』が正しければ、

我々の死後も、

我々の人生で起こった、

すべての『出来事』の情報

我々の人生で与えられた、

すべての『体験』の情報

我々の人生で与えられた、

すべての『人間関係』の情報

我々が人生で味わった、

すべての『感情』や『想念』の情報

我々が人生で学んだ、

すべての『知識』や『叡智』の情報

といった『意識のすべての情報』が、

量子真空内のゼロ・ポイント・フィールドに記録されているということであり、

もし、そうであるならば、

『生』や『死』という意味で、

それは何を意味しているのか、

ということである。」(202頁)


「この仮説は、この宇宙において、

次のことが起こっていることを述べている。

第一 『量子真空』から生まれた、

この宇宙の森羅万象の真の姿は、

『物質』ではなく、

『波動』である。

第二 従って、この宇宙で生じたすべての出来事は、

我々の肉体や意識の活動も含め、

すべて『波動』に他ならない。

第三 そして、この現実世界で生じた『波動』の軌跡は、

量子真空内のゼロ・ポイント・フィールドに、

やはり『波動』の軌跡として、

すべて『記録』されている。

では、このことは何を意味しているのか。

端的に述べよう。

実は、このことは、

『現実世界が、すべて記録されている』 

ということを超えた意味を持っている。

すなわち、

このことは、『波動情報』という観点から見るならば、

ゼロ・ポイント・フィールド内に、

『現実世界』と、全く同じ世界が存在している

ということを意味しているのである。

仮に、これを、

『現実世界の奥にある世界』という意味で『深層世界』と呼ぶならば、

ゼロ・ポイント・フィールド内には、

『現実世界』と全く同じ、

『深層世界』が存在している

のである。

ただし、

このゼロ・ポイント・フィールド内の『深層世界』は、

『現実世界』で起こる出来事を刻々記録しながらも、

『現実世界』とは異なる、

次の三つの特徴を持っている。

第一 ゼロ・ポイント・フィールド内では、

エネルギーの減衰が起こらないため、

波動の減衰も起こらず、

『深層世界』には、

永遠に、すべての情報が残り続ける。

第二 そのため、『深層世界』には、

『過去』から『現在』までの、

すべての情報が存在している。

そして、第五話で述べた意味において、

『未来』の情報も存在している。

第三 また、ゼロ・ポイント・フィールド内では、

瞬時に情報伝達が起こるため、

『深層世界』では、

『情報同士の相互作用』が、極めて容易に起こる。」(204頁〜207頁)


「古今東西、

様々な書物において、

『無意識の声』に耳を傾けることの大切さや、

『無意識の力』を借りることの大切さが語られてきたが、

実は、

この『無意識』とは、

ゼロ・ポイント・フィールド内に存在する『深層自己』の『無意識』(『超個的無意識』や『超時空的無意識』も含めた)のことに他ならない。

すなわち、

『無意識の声』に耳を傾けることや、

『無意識の力』を借りることとは、

実は、ゼロ・ポイント・フィールド内の『深層自己』の『大きく賢明な無意識』と繋がることなのである。」(219頁)

「ゼロ・ポイント・フィールドにおいては、

我々の『自我』は、

もはや『肉体』の苦しみを感じることもなく、

『肉体』が消滅することによる『死』の恐怖を抱くこともないため、

苦痛や恐怖や不安などは、

自然に消えていく。

そして、

このフィールドにおいては、

すべての情報や知識や叡智に触れることができるため、

自分と他者、

自分と世界を分けていた『境界』が無くなり、

それに伴う『葛藤』や『苦悩』も無くなっていく。

それが、筆者が、

『ゼロ・ポイント・フィールドの持つ浄化力』と呼んでいるものであるが、

この『浄化力』によって、

我々の『自我』は、

その存在意義を失い、

自然に消えていくのである。

そして、このフィールドの持つ、

『自我』という『苦しみの根源』を消し去っていく力は、

『自我』そのものの『存続力』など比較にならぬほど強い力である。」(239頁)



ゼロ・ポイント・フィールドについて詳しく学べば、

真の意味で、

『私たちは死なない』

『死は存在しない』

ということがわかります。

ぜひ、本書を読んで学んでください。

人生必読の書です。



『死は存在しない 最先端量子科学が示す新たな仮説』
(著者 田坂広志 光文社新書)
https://amzn.to/3stgjMw

【科学者はなぜ神を信じるのか】



意外に思われるでしょうが、

実は科学者の多くが、

神の存在を信じています。

これについて、

素粒子物理学の専門家で、

名古屋大学名誉教授の

三田一郎博士は、著書

『科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで』
(講談社)

の中で、

こう述べています。
(3頁)

「実は科学者のなかには、神の存在を信じている人が少なくありません。

みなさんも名前をご存じの高名な科学者の多くが、神や信仰について熱い思いを語ってきています。

最も神の領域を侵食しているかに思える宇宙論や素粒子論を扱う理論物理学者でさえ、そうなのです。

国連のある調査では、過去300年間に大きな業績をあげた世界中の科学者300人のうち、8割ないし9割が神を信じていたそうです。」


では、

アインシュタインは神について、

どのように考えていたのでしょうか?

三田博士は、同書の中で、

こう述べています。
(171頁〜172頁)

「『真に宗教的な天才は、こうした宇宙的宗教の感覚を身につけており、教義も聖職者も人格化した神も必要ない。

だから異端とみなされてきたんだ。

いいかね、民族と宗教の垣根を取り払えるのは、これまでそれにしくじってきた宗教指導者たちではない。

現代の科学者ならできるかもしれないんだ。』

(中略)

『宇宙的宗教では、宇宙が自然法則に従って合理的であり、人はその法則を使ってともに創造すること以外に教義はない。

私にとって神とは、ほかのすべての原因の根底にある、第一原因なんだ。

何でも知るだけの力はあるがいまは何もわかっていないと悟ったとき、自分が無限の知恵の海岸の一粒の砂にすぎないと思ったとき、それが宗教者になったときだ。

その意味で、私は熱心な修道士の一人だといえる。』

アインシュタインは、間違いなく神を信じていました。

その神とは人間の姿をして教えを垂れるものではなく、自然法則を創り、それに沿って世界と人間を導くものでした。

幼い頃に聖書と教会に絶望した彼はそれに代わる神を見いだし、その忠実な信奉者になったのです。

チベット仏教の指導者ダライ・ラマは、このような教えを述べています。

〈キリスト教の創造や神の概念は、仏教とは違う。

その違う面を理屈の上でなんとか一緒にしようという努力がすべて無駄であるとは言えないが、

それよりも、

違いにこだわらずに棚上げして、

合致するところを尊重して世界の苦しんでいる人々のために前進していくべきだ〉

アインシュタインの『宗教』は、既存の宗教とは違うものでした。

しかし、それは間違いなく、宗教といえるものでした。

狭量な神学者たちが口を合わせてアインシュタインの『宗教』を非難し、

そのためアインシュタインは無神論者だという誤解を人々に与えているのは、

間違っていると私は思います。」




アインシュタインは、

同胞意識と人類への奉仕を道徳的な基盤とした、

宇宙的宗教を提唱していました。



ところで、三田博士はなぜ、

神を信じるようになったのでしょうか?

その理由が、同書の256頁〜259頁にかかれています。


「私が神を信じるようになったのは、直接的には、第6章の最後に述べたように物質と反物質の研究を通して宇宙のはじまりを見つめたことがあると思います。

初期宇宙にごくわずかだけ物質のほうが多く存在していたからこそ、いまの私たちがあるのです。

もしも完全に同数であれば、この宇宙はエネルギーの塊にすぎませんでした。

私はそこに、神の意志を感じるのです。

(中略)

この宇宙には科学法則があることは確かです。

この法則によって惑星は楕円軌道を描き、電磁気力は距離の2乗に反比例します。

科学法則は『もの』ではないので偶然にはできません。

宇宙創造の前には必然的に科学法則が存在したはずなのです。

では、科学法則は誰が創造したのでしょうか。

(中略)

私自身は、科学法則の創造者を『神』と定義しています。

ルールが存在するということは、その創造者である神が存在するということだ、と考えるのです。」



確かに、

科学法則は『もの』ではないので、

偶然にはできません。

科学法則を創造した、

人知の及ぶところではない偉大な知性が存在していることは、

明らかです。



科学者が神を持ち出すことは、

思考停止であるという批判がありますが、

これに対して、三田博士は、同書の中で、こう反論しています。(262頁〜264頁)


「神を信じている者は、自然現象に対して疑問を持ち、説明しようとすることを放棄して、すべてを神にゆだねてしまっている、それは人間の進歩を止めてしまう思考停止である、ということでしょう。

おそらく、神を信じる科学者に対して最も多くの人が感じる疑問も、ここにあるのではないかと思われます。

では、科学者が神を持ち出すことは本当に思考停止なのでしょうか。

(中略)

私が考える『神業』とは、永遠に来ない『終わり』と言うことができます。

人間には神をすべて理解することは永遠にできません。

しかし、一歩でも神により近づこうとすることは可能です。

近づけばまた新たな疑問が湧き、人間は己の無力と無知を思い知らされます。

だからまた一歩、神に近づこうという意欲を駆り立てられます。

『もう神は必要ない』としてこの無限のいたちごっこをやめてしまうことこそが、思考停止なのであり、傲慢な態度なのではないでしょうか。

科学者とは、自然に対して最も謙虚な者であるべきであり、そのことと神を信じる姿勢とは、まったく矛盾しないのです。」



科学者が神を持ち出すことは、

決して思考停止ではありません。

科学と神は矛盾しません。


アインシュタインが述べる神、

則ち、自然法則を創り、それに沿って世界と人間を導く存在を信仰し、

『世界平和』と『人類全体の幸福』を実現させるべく、お互い精進しましょう❗


『科学を真剣に追究する人は誰でも、人間の意志よりも優れているある意志が、はっきりと宇宙の法則を示していると確信するようになる』

『私が知りたいのは神の考えだ。
それ以外はすべて些細なことでしかない』――アルベルト・アインシュタイン



『科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで』
(著者 三田一郎 講談社)
https://amzn.to/3YIz5Mi

【異次元は存在する❗】



私が、

『異次元は存在する』

と言えば、あなたは、

『何バカなこと言ってんの、異次元なんてある訳無いじゃん』

と思うのではないでしょうか?


その気持、よくわかります。

私もかつて、そう思っていましたから。



素粒子物理学・ひも理論・宇宙論の専門家でハーバード大学教授のリサ・ランドール博士は、著書

『NHK 未来への提言 リサ・ランドール 異次元は存在する』
(著者 リサ・ランドール+若田光一 NHK出版)

の中で、

異次元について、こう述べています。


「人間が5次元世界を実感することはできませんが、わたしは存在すると信じています」(8頁)

「残念ながら、人間がこの5次元世界を感じることはできませんし、行くこともできません。

わたしたちの住むこの宇宙は、3次元の膜のようなものの上に貼りつけられているからです。

わたしたちはその3次元の膜にぴったりと貼りついていて、そこを飛び出して5次元世界に入っていく方法はないのです。

そう、たとえ、あなたがスペースシャトルで宇宙のどこまで行っても、5次元世界に出ることはできません。

しかし、たとえ直接出ていって探索はできなくても、5次元世界は確かに存在していて、わたしたちの暮らす3次元世界に驚くような影響を与えている可能性があるのです。」(10頁)

「わたしが提唱する高次元世界というのは、本当に矛盾のない科学的な事実に思えるということです。

わたしたちにはそれが見えませんが、そういう異次元世界がわたしたちの3次元世界のずぐそばにあると考えられるのです。

5次元世界が本当に存在するかどうかを確かめることはまだできませんが、だからといって存在しないという理由にもならない。」(18頁)

「これまでの科学者たちは、みな5次元世界はあるかもしれないが、非常に微小だから目に見えないのだと考えてきました。

でもそれでは物理的に説明のつかないことがいろいろとありました。

そんななか、わたしたちが研究を重ねて導き出した5次元世界の形は、これまで考えられてきた5次元世界とはまったく異なるものでした。

それは、非常に特殊な性質をもっていて、かなり極端にねじ曲げられた時空だったのです。

そして同時に、観測できないほど大きく、無限の広がりをもつ可能性があることも発見しました。」(21頁)

「『宇宙にはいくつもの秘密がある。

空間の余剰次元もそのひとつかもしれない。

もしそうなら、宇宙はその別の次元を人目に触れさせないように、そっと包み隠してきたわけだ。』(【ワープする宇宙】より)」(28頁)

「さまざまな動きを注意深く眺めてみると、根本的な原則が見えてきて、まったく無関係にみえる物事が互いに結びついているということがわかります。

それはわたしたちの物の見方・捉え方のいちばん根底となるものなので、ひとつの概念であり、解き明かすべき難問ともいえます。

そういう意味で、宇宙や物理はわたしたちの世界の最先端に位置し、まさにそこから進歩していく場所だと思うのです。」(32頁〜33頁)

「宇宙には観測可能なもの以外に想像を絶するほど多くの事象が存在することを改めて強く感じ、宇宙の神秘に対して、畏敬の念を抱きます。」(69頁)

「異次元世界について考えれば考えるほど、現時点でのわたしたちの知識がどれほど限られたものであるかを実感させられます。

でも同時に、まだ明らかになっていない宇宙に存在しうる事象は、どれほどわたしたちの胸を躍らせることになるのだろうかと想像が膨らみます。

宇宙は、わたしたちが考えているよりもはるかに大きく豊かで、変化に富んでいるのではないかと思います。」(70頁)



現在、5次元の存在を科学で証明することはできませんが、

異次元は確実に存在していると、

私は確信しています。


成句に、こうあります。

『天に眼』

『天の配剤』

『天道様はお見通し』

『天網恢恢疎にして漏らさず』


頭をグニャグニャに柔らかくして、

視野を広げましょう❗



『NHK 未来への提言 リサ・ランドール 異次元は存在する』
(著者 リサ・ランドール+若田光一 NHK出版)
https://amzn.to/3YOOFWz



『ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く』
(著者 リサ・ランドール 監訳者 向山信治 訳者 塩原通緒 NHK出版)
https://amzn.to/3sciwvM

【スピリチュアルを学ぶ】



私はかつて唯物論者でしたが、

飯田史彦経営学博士、

中村天風師、

ウエイン・W・ダイアー心理学博士、

ディーパック・チョプラ医学博士の著書を読み、

唯心論者に変わりました。

私たちは、

形而下学(physical sciences)だけではなく、

形而上学(metaphysics)も、

もっと学ぶべきであると、

痛感しています。

なぜなら、

視野が広がり、

思考が柔軟になるからです。

スピリチュアリティ(霊性意識)について学びましょう❗


京セラ創業者の稲盛和夫氏と、

数学者でハーバード大学名誉教授の広中平祐博士が推薦する本、

『スピリチュアリティの真実』
(PHP研究所)

の中で、

著書の本山博 文学博士は、

霊的に成長するための日常の心掛けと行為について、

こう述べています。
(222頁〜227頁)

「霊的に成長するための日常の心がけと行為については、

成長してカラーナの状態になれば、

ちょうど室内から外がガラス越しにみえるように、

神様と一つにはまだなれなくても、

神様がいらっしゃるのがみえるようになります。

このことは、本書でたびたび述べていますが、

信じる信じないというレベルではなく、

そこに到達すれば必ずわかることです。

そのためには、

まずは信じることが大切です。

何らかの真実の信仰を持つようになると、

悪いことをしなくなります。

宗教や宗派に関しては、

自分の縁があるところに行けばいいのです。

仏教がよければそれでいいし、

神道がよければそれもいい。

また、どこかに行かなければいけないというものでもありません。

(中略)

他への愛、

これも非常に大切です。

カラーナは、一つの場のようになって、

みなを支えて生かしている働きが基本です。

カラーナが霊的に目覚めなくても、

こうした働きが自分の中でよく動くようになればいいのです。

性別や種族の別を超えて動けるようになるには、

自分と他を区別しているようではできません。

自分と他をともに包むような大きさになることができればいいのです。

それが、愛です。

そうでないと、

カラーナは動いてくれません。

今の人間は、

自己保存にのみ熱心で、

カラーナが動かないようにしているので、

道徳や社会が壊れてしまうのです。

カラーナの持っている社会性が目覚めるには、

道徳を守り、

他への奉仕で社会が成り立っていくようにします。

神様は、

人間を創ったまま放っておかれたのではなく、

それぞれの人間のところに降りてきて、

それを支えてくださっています。

神様は、

上にいるばかりではなく、

人間にも奉仕をしていらっしゃるのです。

(中略)

自分の中にあるカラーナの魂がまだ霊的に目覚めなくても、

人のためにも社会のためにもこうしたいと思うことを、

われを忘れて一生懸命行っていると、

カラーナの魂が自然に積極的に働いて、

われわれを動かしてくれるようになります。

行をしなくても、

普通の人間としては、

それで十分なのです。

そのようにしていれば、

願っていたことが自然に成就するようになるのです。

今こそ、

誰もが持っているカラーナの世界が働けるようになることが、

大切です。

そうすれば、

平和な社会が実現できます。

アメリカのような超大国が、

自分たちの立場がすべて一番正しいと言い、

イスラムも自分が一番正しいと主張するようでは、

平和は実現できません。

(中略)

もし自分自身への執着から離れて自由な心になれたら、

身体も健康になるし、

他との争いも起きなくなります。

他者に対する思いやりや平安な心、

社会の成り立ちや物の本質などについての真理への理解が生じ、

相手の人にとってありがた迷惑にならない、

本当にその人が求めていることがわかるようになります。

そうなるためには、

丹田呼吸などで、

気のエネルギーのバランスをとることも大切です。

(中略)

もし、一日に10〜20分でも瞑想ができたら、

生き方が変わります。

普通の生活の中での心がけも大切ですが、

カラーナの世界まで霊的成長をしたいと思ったら、

瞑想は重要です。

チャクラはノンフィジカルな世界に行くための橋渡しのようなものです。

したがって、

瞑想によってチャクラが目覚めたら、

ノンフィジカルな世界へ行けるようになります。

そのためには、

自分の中にある十分なエネルギーをチャクラに集めて、

集中することです。

本当に霊的に目覚めたいと思う人は、

瞑想をぜひしていただきたいと思います。

(中略)

本書を読んでいただいた方が、

神様のまねをして人を愛し、

人のために働き、

物のために働き、

自然と共存できるようになり、

魂の存在に気づいてくださったら、

とてもありがたく思います。」



カラーナとは、

人間に本来備わっている魂(仏教で言う【阿頼耶識:人間が個人として成り立ち、愛と知恵と創造力に満ちて自他を助けようと働く根本となる魂】)のことです。

霊的に成長するために、

① 魂の存在を信じ、真実の信仰心を持ちましょう。

② 道徳を守り、人を愛し、社会奉仕の精神を持ちましょう。

③ 瞑想を日課にし、生涯続けましょう。


カルト宗教やオカルトに引っかからないためには、

正統派スピリチュアルを学ぶことが肝心です。

本山博 文学博士、

ウエイン・W・ダイアー心理学博士、

ディーパック・チョプラ医学博士等の世界的に有名な正統派スピリチュアル・マスターから学びましょう❗



『スピリチュアリティの真実』
(著者 本山博 PHP研究所)
https://amzn.to/4562mCV

【幸せの国 ブータン ①】



国勢調査で国民の9割以上が『幸せ』と回答するブータン。

経済的に見て、それほど豊かな国ではないブータンの国民がどうして幸せを感じることが出来るのでしょうか?


ブータン政府に初代首相フェローとして勤めた、御手洗瑞子さんは、著書

『ブータン、これでいいのだ』
(新潮文庫)

の中で、

ブータン人の『幸せの秘訣』を、こう述べています。
(241頁〜245頁)

「『幸せになろうと思ったらね、

自分の幸せを願ってはいけないんだ。

自分の幸せを探し出したら、

どんどん、

幸せから遠ざかってしまうよ』

そして、こう続けました。

『これはとても大切のことなんだ。

幸せを願うのであったら、

自分の幸せではなく、

周囲の人の幸せを願わなくてはいけない。

家族だとか、

友人だとか、

自分の身近な大切な人たち。

そして周りの人たちが幸せでいられるように、

できるかぎりのことをするんだ。

知ってるかい?

人のためになにか役に立つことをして、

相手が幸せになるのを見ると、

自分にもとても大きな満足感が返ってくるんだよ。

それは、自分のためになにかしたときより、

ずっと大きな満足感なんだ。

幸せになりたかったら、

まず、周りの人の幸せを願って、

そのためになにかすることが大切なんだ。

自分の幸せを探し出したら、

幸せは、みつからないんだよ。

ブータン人は、

それをみんなよくわかっている』

たしかに、そうかもしれない、

と思いました。

幸せの国といわれるブータンの人たちですが、

私はブータンの人が

『幸せになりたい!』

とか

『私は幸せではない気がする・・・』

と自分の幸せについて語っているのを、

一度も聞いたことがありません。

彼らがいつも気にしているのは、

家族や友人など、

周りの人の幸せです。

家族が元気だからほっとする、

困ってる友人がいたけど助けられてほっとした、

などです。

いつも、

家族や友人のだれかが困っていないか気にかけ、

なにかあれば助け、

周りの人たちが元気でやっているのを見て喜び、

じんわりと幸せを感じる。

ブータンの人たちの幸せとは、

そういったものなのです。

(中略)

決まって上司は笑いました。

『たまこは、真面目すぎるんだよ』

と。

『日本人だからかなぁ。

でもそこは、

たまこはもっとブータンで学んだ方がいいよなぁ』

などとぶつぶつ言いながら、

上司はこんな話をしてくれました。

『なんでも〘どうにかできる〙と思ってはいけないよ。

それは、人間の過信というものだ。

人間なんて、

大きな大きな自然の中の、

ほんのちっぽけな存在でしかない。

しかも、

そのちっぽけな人間社会の歴史の長さに比べたら、

僕たちが生きているのなんて、

ほんの一瞬なんだ。

最初から、

なんでもどうにかできると思ってはいけない』

そして、

彼の尊敬する第5代国王の例も用いて、

こんな話をしました。

『そもそも、

僕たちができることなんて、

限られているんだ。

だから、

自分にできることを、

等身大でかんばればいい。

できることを、

すればいい。

僕たちの国王はいつもこう言っているんだ。

〘小さくても、できることをすればいい。

最初は小さな動きでも、

いいものは、

波紋のようにどんどん広がっていくんだよ〙

ってね。

だから、

自分がどうにかできることにフォーカスするんだ。

それ以外のことについて、

課題をみつけて嘆いたりしていても、

仕方がないんだよ。

自分の身の丈を超えて、

生真面目に思い悩みすぎてはだめだ』

彼は、茶目っ気たっぷりに、

こう言ってくれました。

『肩の力を抜いて、

リラックスして、

こう思うことも大切なんだ。

〘これでいいのだ〙

ってね』 」



幸せは外にあるのではなくて、

既に、私たちの中にあります。

これについて、

世界的メンタ―である、

ディーパック・チョプラ博士は、著書

『宇宙のパワーと自由にアクセスする方法』
(訳者 渡邊愛子 フォレスト出版)

の中で、

こう述べています。

「あなたが幸せを探し求めることをやめて、

幸せをすでに手にしていることを知ることが、

永続的な幸せへの鍵です。

もしあなたが幸せを探し求めるならば、

一生見つけることはないでしょう。

あなたが、

幸せはその角を曲がったらあると考えているならば、

あなたは角を曲がりつづけるだけで、

ついぞ幸せを手にすることはないでしょう。」



幸せを求めるのではなくて、

幸せを与えましょう。

そして、

肩の力を抜いて、

にっこり笑ってこう言いましょう。

『これでいいのだ』

と。



『ブータン、これでいいのだ』
(著者 御手洗瑞子 新潮文庫 2016年発行)
https://amzn.to/3qmdT1F



『ブータン、これでいいのだ』
(著者 御手洗瑞子 新潮社刊 単行本2012年発行)
https://amzn.to/3Yu4Hos



『宇宙のパワーと自由にアクセスする方法』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 渡邊愛子 フォレスト出版)
https://amzn.to/3s4ggXy


【幸せの国 ブータン ②】



国勢調査で国民の9割以上が『幸せ』と回答するブータン。

経済的に見て、それほど豊かな国ではないブータンの国民がどうして幸せを感じることが出来るのでしょうか?

『世界一しあわせな国 ブータン人の幸福論』(監修者 福永正明 徳間書店)

に、ブータン人の『幸せの秘訣』が書かれています。



「『あなたが幸せなら、私も幸せです』

実は、私たちの滞在中、

『幸せですか?』

の答えの中で最も多かったものは、

この言葉だったのです。

『あなたが幸せなら、私も幸せです』

と答えた後、

ブータンの人たちは

『あなたは幸せですか?』

と聞いてきます。

『あまり幸せではありません』

と本音を答えると、

『どうしてですか?』

と彼らは心配そうに言葉を続けます。

『離婚したから』

と答えると、

彼らは安心したような顔になり

『ブータンには離婚した人はたくさんいますよ、大丈夫、大丈夫。何の問題もありません。あなたは素敵ですよ』

と、気遣いの言葉を口にします。

『将来が不安だから』

と答えると、

『日本はほかの国にたくさんの援助をしている。素晴らしい国だと思う。そんな国に住めるあなたがうらやましい』

と、褒めてくれます。

『仕事ばっかりしていて、遊ぶ暇がないから』

と答えると、

『あなたは素晴らしい仕事をしている。もう、十分、人の役に立った。これから少し休んでもきっと極楽に行けますよ』

と、思いやりに満ちた言葉を返してくれます。

彼らとそんなやりとりをしているうちに、

私たちは

『実は、私は幸せだったのかもしれない』

と思うようになっていきました。

ブータンの人たちに、

”幸せの青い鳥はすぐそばにいる“

ことを教えられたのです。

(中略)

ブータンの人々は、過去を後悔しません。

未来を心配しません。

今置かれている状況にとても満足して、

幸せを感じています。

ブータンの人々は、

無理をしません。

自分を知り、

身の丈に合った生活をすることで、

心の豊かさを見失わないようにしています。

ブータンの人々は、

際限なく、

富を蓄えようとしません。

自分に必要な額を知り、

残りは困っている人に施します。

そうすることで、

自分も幸せになるのです。」
(2頁〜4頁)



「チベット仏教を信仰する敬虔なブータン人たちには、

『豊かさ』

とか

『人間の心』

の本質といったものを見抜く目が、

すでに彼らの社会のなかで養われていたのです。

過去の善悪の業に応じて現在の幸不幸の果報があるとする

『因果応報』、

この世は迷いの生死を重ねて永遠に続いているのだという

『輪廻転生』

の考えが彼らの心には確固としてあり、

『今に生きる』

という独自の人生観が築かれていたのです。

彼らは、今、そこにあるものに共感し、その状態を大切にします。

過去を後悔するだけに終わらず、

未来の心配に終始する前に、

現在の状態を維持することに力を注ぐのです。

(中略)

今の状態に満足するためには、今の自分を知らなければなりません。

さらには、

今の自分が存在する一員となる地球、

世界そのものを知らねばなりません。

金銭的、物質的豊かさではなく、

精神的な豊かさを社会経済開発の理念にした彼らは今、そのことについて真剣に考えています。

『あなたが幸せなら、私も幸せ』

という考えは、

彼らの精神的な豊かさに対する本質的な世界観から生まれました。

彼らにとって、

他人に施しを与えることは、

現世で徳を積み、

来世で利を得るという根源的な『欲望』なのです。

他人に敬意を抱き、

困った人を助けるという行為さえ、

彼らは望んで行います。

彼らは自分だけでなく、

家族の幸せを望み、

隣人や友人の幸せを望む人々なのです。」(253頁〜254頁)



ブータン人は、

チベット仏教の敬虔な信徒です。

このことが、幸せを感じる源泉になっているようです。

これについて、

ブータン政府に初代フェローとして勤めた、御手洗瑞子さんは、著書

『ブータン、これでいいのだ』
(新潮文庫)

の中で、こう述べています。


「輪廻転生を信じ、

いつもうっすらと来世を意識し、

老後には毎日来世のために祈る。

ブータンの人にとって、

『今の人生』のとらえ方が、

私たち日本人とは違うのだろうなと感じます。

『現世がすべて』

と考えていたら、

人生が思い通りにいかない時、

もう取り返しがつかない気がして、つらくなる。

反対に、

『現世がすべてではない』

と信じれば、

多少うまくいかないこと、

思い通りにいかないことがあっても、

『うーん、まぁいっか。次の人生がうまくいくといいな』

と割り切れる。」
(237頁〜238頁)



『因果応報』(因縁生起、因果律)

『輪廻転生』(生まれ変わり)

『煩悩の解脱』(エゴを捨てる)

『慈悲の心の実践』(博愛・人類愛)

といった、

『良性の想念』

を持っていることが、

ブータン人の『幸せの秘訣』

のようです。




『世界一しあわせな国 ブータン人の幸福論』
(監修者 福永正明 徳間書店)
https://amzn.to/3YKXmRX



『ブータン、これでいいのだ』
(著者 御手洗瑞子 新潮文庫)
https://amzn.to/3KAsDAW

『一切皆苦』の誤解を解く


【『一切皆苦』の誤解を解く】

仏教教理の特徴をあらわしている『四法印』の一つに、

『一切皆苦』があります。

これが、誤解されています。

釈迦牟尼は、

『人生は、一切苦である』

と、断定しているのではありません。

『煩悩に囚われているから、人生が苦になるのですよ』

と、説いています。

これについて、

『わかりやすい 仏教用語辞典』
(大法輪編集部編 大法輪閣)

に、こう書かれています。
(158頁)

『一切行苦 これは三界六道の輪廻界にあっては、

凡夫は自我への執着を脱していないから、

一切の現象世界はすべて苦であり、

涅槃の楽を得ることのできないものであることを意味する。』



服部祖承さんは、著書

『〈仏教を学ぶ〉 ブッダの教えがわかる本』(大法輪閣)

の中で、『一切皆苦』について、

こう述べています。(75頁)


『この世を苦だと感ずるのは、

私たちが、悟りを得ていない凡夫だからなのです。

悟りを得た聖者にとっては、

苦とはなりません。

凡夫である限り、

この世は苦です。

このことに気づき、

無垢安穏の境地が得られるようにと、

仏教があるのです。

この世が希望に満ちた明るいものになるよう、

心の眼を開きましょう。』



お釈迦様は、

『煩悩を解脱すれば、

絶対幸福である涅槃寂静の境地に達する』

と、説いています。


『悟れば一瞬にして幸来たる』


悟りを目指して、

お互い精進しましょう❗



来たよ

来たよ

覚者の国に

悟りを開いた皆んなと一緒に来たよ

悟りあれ

幸いあれ



『わかりやすい 仏教用語辞典』
(大法輪 編集部編 大法輪閣)
https://amzn.to/3OINLaT



『〈仏教を学ぶ〉 ブッダの教えがわかる本』
(著者 服部祖承 大法輪閣)
https://amzn.to/43SJxl9


【愛されれば、人は変わる】



人は愛され、

大切にされることで変わります。

人を愛し、

人を大切にしましょう。


NPO法人アジアチャイルドサポート代表理事の池間哲郎さんは、著書

『アジアの子どもたちに学ぶ30のお話』( リサージュ出版)

の中で、

誰からも見捨てられ、

生きる力をなくしていた女性が、

愛され、大切にされることで、

変わっていく姿を

次のように記しています。
(99頁〜102頁)

「ミャンマーでハンセン病の人たちをとじこめていたマヤンチャウンの森の中に、

ボロボロの小屋がありました。

はきけがするほどの、

すさまじいにおいの中にいたのが当時38歳のドゥーティンラーさんでした。

右足は曲がってしまい、左足はひざから下がありません。

両手の指は、一本も残っていませんでした。

髪をふりみだし、

おそろしい顔で私をにらみつけました。

ドゥーティンラーさんは、とつぜん泣きだして、いいました。

『こんなみにくい体になってしまって、私はもう人間ではありません』

『どうか殺してください』。

私は

『どうか生きてください。

あなたが人間としてちゃんと暮らせるように、

家を作り、

薬も食べ物もとどけます』

といいました。

ドゥーティンラーさんは

『信じません』

といい、

『殺してくれ』

とさけびました。

私は、

なんとしてでもドゥーティンラーさんとの約束をはたしたいと思いました。

ハンセン病にたいするまちがった理解のために、

マヤンチャウンの森に来てくれる大工さんはいませんでした。

しかたなく、

ふつうの10倍のお金を出すことにすると、

やっと2人の大工さんが来てくれることになりました。

2人だけでは工事はできませんから、

マヤンチャウンの森のハンセン病患者さんに協力してもらいました。

足が残っている人は荷物をはこび、

手が残っている人はペンキをぬったりくぎをうったり――。

こうして工事がはじまってから3か月後、

すばらしい家ができあがりました。

ドゥーティンラーさんは、みちがえるように変わりました。

ドゥーティンラーさんはいいます。

『私は、こんなみにくい体になってしまい、

もう人間ではないと思っていました。

だれも私のことを愛してくれる人などいないと。

でも遠くの日本の人たちが約束を守って、

家をつくってくれました。

誰かが、私のことを愛してくれるとわかったそのときから、

私は “生きたい” と願うようになりました』

と。

今、ドゥーティンラーさんは、

自分のまわりにいる体がうごかないお年寄りのお世話をしています。

両足も、手の指もないドゥーティンラーさんが、

車いすにのって、

ひじでタイヤをまわしながら、

指のない手にタオルをしばりつけて、

お年寄りの体をやさしく洗ってあげています。

ドゥーティンラーさんは、

一生懸命に生きています。

2006年4月。

マヤンチャウンの森から

『どうしても来てくれ』

と連絡が入りました。

そこでは、

なんとドゥーティンラーさんの結婚式がおこなわれていたのです。

ドゥーティンラーさんの、

幸せいっぱいの笑顔をみて、

私はうれしさに涙があふれてきました。

私は、

ドゥーティンラーさんに心の底から感謝しています。

ドゥーティンラーさんは私に、

人間として、

いちばん大切なことを教えてくれたからです。

それは、

愛され、

大切にされることで、

人は変われるということです。

そして、

命が生きるということです。

ドゥーティンラーさんのお話は、

人をいじめたり差別したりすることのひどさ、

そして、

『人を愛することの大切さ』

を教えてくれます。」



人は、

愛され、

大切にされることで、

変わります。

人を愛し、

人を大切にしましょう❗



『人生には、

たった一つだけ

長続きする幸福がある。

それは、他者を愛して

生きることである。』
(トルストイ)


『究めれば 愛こそすべて』



『アジアの子どもたちに学ぶ30のお話』
(著者 池間哲郎 リサージュ出版)
https://amzn.to/43VwQ98

【憂鬱なときは幸せな振りをしろ❗】



『気分は最高❗

体調は絶好調❗

元気ハツラツ、上気元❗』

と、口に出して言えば、

言葉に引っぱられて、

気分が良くなりなす。

『人は幸せだから歌うのではない。

歌うから幸せになるのだ。』

これは、

アメリカ心理学の父、

ウィリアム・ジェームズの名言です。

明るい曲を歌えば、

楽しくなります。

これは本当です。

気分は意識的に変えることができます。

これについて、

中村天風師は、著書

『力の結晶 中村天風真理瞑想録』
(著者 中村天風 PHP研究所)

の中で、こう述べています。
(237頁〜238頁)

「英国の言葉でこういうのがあるね。

Pretend as you are happy when you feel blue.

という言葉がある。

これは非常に難しい粋な言葉だけども、

とにかく、

『失望したような場合には、

あら、幸福だと、

こう思えよ』

と、こういう言葉なの。

いい言葉だろ。

Pretend as you are happy when you feel blue.

なんだから。

『おまえが面白くねえなあと思ったときには、幸福だなと思え』

って。

Pretendって言うんだから、

幸福でなくても幸福のような振りをしろってことだね。

模倣しろってことだから。

これは本当なんですよ。」



天風師が述べているように、

憂うつな時に、

幸福な振りをすれば、

気分は変わります。

気分は意識的に変えることができます。

いつまでも、

ブルーな気分に浸ることなく、

明るく、楽しく、

元気よく生きましょう。


『気分は最高❗

体調は絶好調❗

元気ハツラツ、上気元❗』

を口癖にしましょう。

“Fortune comes in by a merry gate.”

『幸運は楽しい門から入ってくる』

“Pretend as you are happy when you feel blue.”

『憂うつな時は、幸せな振りをしろ❗』

です。



『力の結晶 中村天風真理瞑想録』
(著者 中村天風 PHP研究所)
https://amzn.to/3OwLr6q

【運命を拓く 天風瞑想録】


私は中村天風師の著書を愛読しています。


天風師の著書は、

百回でも二百回でも繰り返し読むことが肝要です。

なぜなら、

読み返すたびに、

新たな気づきが得られるからです。

それほど奥が深い、

ということです。

『運命を拓く 天風瞑想録』
(著者 中村天風 講談社文庫)

を、繰り返し読むことをオススメします。

大谷翔平さんが読んでいるという情報もあります。

歴史的名著です。

『運命を拓く 天風瞑想録』
(著者 中村天風 講談社文庫)
https://amzn.to/3Yb5Z7Y


【ネガティブな物事に関心を向けるな❗】



私の家には現在、

テレビ・ラジオ・新聞がありません。

ネットニュースも一切見ません。

ニュースの8割以上はネガティブなものである、

というデータがあります。

ニュースを見なくなってから、

随分、心は穏やかになりました。

ネガティブな物事に関心を向けない、

ネガティブな物事に関わらない、

ことが、

非常に大切です。

なぜなら、

人が関心を向けたものが増大するという、

宇宙法則が働いているからです。

則ち、

『波動の摂理』

『引き寄せの法則』

です。

ネガティブな物事を、

批判・非難・誹謗しないように注意しましょう。

非難すれば、

それが増大します。

たとえば、

『麻薬撲滅運動』は、

実際には麻薬を増加させました。

『テロとの戦い』は、

テロを増加させました。

ネガティブな物事ではなくて、

ポジティブな物事に、

関心を向けましょう。

『麻薬撲滅運動』ではなくて、

『健康増進運動』をしましょう。

『反戦運動』ではなくて、

『平和運動』をしましょう。

全世界3500万部突破の記録的大ベストセラー、

”The Secret“(著者ロンダ・バーン)

に、こう書かれています。
(230頁)

「マザー・テレサは聡明でした。

彼女は

『戦争反対の集会には出席しません。平和のための集会を開くのでしたら、私を招待してください』

と言っていました。

彼女は『秘密』を理解していたのです。

彼女がこの世で為し遂げた事を見て下さい」

要するに、

『闇を見るな、光を見よ❗』

『北風になるな、太陽になれ❗』

ということです。



『ザ・シークレット』
(著者 ロンダ・バーン 訳者 山川紘矢・山川亜希子・佐野美代子 角川書店 2007年 初版発行)
https://amzn.to/3OgDjpk


【ひとりさんから あなたへの手紙】



『斎藤一人 奇跡のバイブル』
(著者 舛岡はなゑ PHP研究所)
の166頁から169頁に、
【ひとりさんから あなたへの手紙】が、載っています。

非常に素晴らしい、珠玉のメッセージです。

心して、読みましょう。



『魂の成長とは、神の愛を信じきること。

 神はあなたを愛し続けているんです。

 あなたが神を見捨てることはあっても、
 神があなたを見捨てることは絶対にありません。

 あなたが勝手に見捨てられたと思うだけです。

 あなたに起きることはすべて神の愛なんです。

 あなたの魂の成長のために、
 あなたの幸せのために、
 あなたが愛であるということに気づくために、
 起きていることばかりなのです。

 神が起こしてくれたことに、
 絶対なる肯定、
 絶対なる積極で、
 また一歩、また一歩と
 前進するあなたに、
 神は必ず幸せな奇跡をたくさん起こしてくれます。

 人生とはあなたと神との楽しい旅だということに
気づくことです。

 たとえ大切な人の死に出会っても、
 苦しくて耐えられないとき、はじめて人は、 
天国があり、 
来世があるということに気づくのです。

 この世の死は天国での誕生。

 天国での死は、この世の誕生。

 神はあなたに
 耐えられないような苦しみを与えるはずがないのです。

 耐えられないような苦しみが来たときは、
 無上の喜びを感じる教えに出会うときです。

 あなたの前には、
 神さまがくれた扉がいつでもひらかれています。

 魂の成長という名の階段を
 一歩いっぽ
 上がってください。

 神さまは、
 あなたが来ることを両手をひろげて
 待ってくれています。

 苦しまないでください。

 気づいてください。

 神もあなたも
 愛でできていることを
 信じてください。

 そして、力強く一歩、足を踏み出してください。

 素晴らしい人生のために。 

さいとうひとり』



『斎藤一人 奇跡のバイブル』
(著者 舛岡はなゑ PHP研究所)
 https://amzn.to/3YhT3gu


【ボランティア精神】



ボランティアとは何でしょう?

倫理用語集にこう書いてあります。

「個人が自由意志に基づき、

自分の時間や労力を提供して社会に貢献すること。

ラテン語で『意志する』を意味する【volo】に由来する。

形態は多様だが、

ふつう、

自主性を前提に、

非営利目的で、

政府や企業とは無関係に公共の利益のために行われる民間活動をさす。

また、

これらの点から、

公平性を重視する政府や私的な利益追求を最優先する企業には生み出せないサービスを提供できるという独自の強みがあり、

保健・医療・福祉を筆頭に、

街づくり、教育、

文化・芸術・スポーツ、

環境、国際協力、災害救援など、

社会の様々な分野で独自の大きな役割を果たすとされる。

歴史的には、

キリスト教の隣人愛や市民社会の精神を基盤として、

イギリスやアメリカなど欧米諸国で発展してきた。

欧米諸国と比べ日本ではまだ定着していないものの、

1995年の阪神大震災を機に普及しつつある。」



では、

ボランティアにとって大切なことは、

何だと思いますか?

これについて、

NPO法人アジアチャイルドサポート代表理事の池間哲郎さんは、著書

『最も大切なボランティアは、自分自身が一生懸命に生きること』
(著者 池間哲郎 現代書林)

の中で、

ボランティア活動に必要な戒めとして、

次の4点を挙げています。
(203頁〜206頁)

「① 心から尊敬すること

まず1つ目に大事なことは

『現地の人々を心から尊敬すること』

です。

現場での上から目線は、

絶対にダメです。

現地の人々を変えてみせる、

助けてあげる、

教えてあげる、

つくってあげる、

お金をあげる、

物をあげる。

こうした

『あげる、あげる』

という姿勢は、

非常に失礼なことだと私は思っています。

まず、

そういう上から目線を取り除くことです。

懸命に生き抜く人々の精神的なものは、

豊かさの中で暮らしている日本人よりも、

はるかに高いものがあると私は感じています。

親のために懸命に働く子どもたちには、

いつも頭が下がります。

『なぜ、これほどまでに苦しい中で笑顔が出てくるのか』

と感動します。

国際協力の基本は、

その土地の人々を心から尊敬することです。


② 知ることも大切なボランティア

同じアジアに暮らす人々でさえも、

毎日、貧しさのために多くの命が奪われています。

失われる命のほとんどは子どもです。

アジアだけではありません。

日本人のように豊かな国で暮らしている人々は、ごくわずかです。

途上国の現実を、

懸命に生き抜いている人々のことを知ってください。

知ることも大切なボランティアです。


③ 少しだけ分けること

3番目は

『少しだけ分ける』

ことです。

知って理解すれば、

それに対して、

どうすればボランティアになるのでしょうか。

自分のやさしい心を少しだけ分けることです。

100%の愛はいりません。

ほんのちょっと1%だけでいいのです。

私は100円のお金がないために失われる命を見てきました。

日本人の私たちにとってはわずかなお金ですが、

それが確実に大きな命に変わっていくのです。

やさしい心を、

ほんの少しだけ、

一生懸命に生きている人々、

子どもたちに分けてください。

余裕があるから、

いらないからあげるのではありません。

少しだけ何かを我慢し、

分ける心が大切なのです。


④ 自分自身が一生懸命に生きること

最後は

『最も大切なボランティアは、自分自身が一生懸命生きる』

ということです。

これが一番お伝えしたいことであり、

私が自らにも毎日言い聞かせている言葉です。

一番大切なボランティアは何かということです。

『誰かのため、人のため、貧しい国の恵まれない子どもたちを助ける』。

それも大事です。

しかし、

もっと大切なことがあります。

それは自分自身が一生懸命生きることです。

最初のほうでお話したように、

私が国際協力ボランティアに本気で取り組むようになったのは、

ゴミ捨て場で生きる子どもたちとの出会いでした。

深刻な貧しさの中でも、

決して笑顔を失うことなく必死になって生き抜いている彼らの姿に衝撃を受け、

大きな感動を得たからこそ、

この活動を本気で生涯続けていこうと決断したのです。

『最も大切なボランティアは、自分自身が一生懸命に生きること』。

これは自己体験から自然に出てきた言葉です。

(中略)

フィリピン・スモーキーマウンテンのゴミ捨て場で、

素っ裸の5歳くらいの男の子が懸命に働く姿に出会ったときのことです。

足の先から頭のてっぺんまで真っ黒。

足は傷つき血が流れている。

ゴミを拾う手を見ると爪がめくれている。

そんな少年を見ていて最初は

『可哀想だなあ』

と思いました。

しかし、

しばらく見ていたら自分の中で信じられないことが起きたのです。

突然、私の目から涙がボロボロ流れてきました。

そして、こう思ったのです。

『こんな小さな子どもでさえも必死に生きている。

それなのにオレは一体、今まで何をしていたのだ。

恥ずかしい』

『真剣に生きていかないと、この子たちに失礼だ』

と心の底から思いました。

これまでの自分の無様な人生、生き方に深い反省が生まれたのです。

そして、一生懸命に生きることを誓いました。

すると、

子どもたちを心から尊敬し、

大切だと思うようになったのです。

一生懸命に生きるからこそ自分の命も他人の命も尊いと思えるのです。

真剣に生きてこそ、

人の痛みや悲しみは胸に伝わってくると思います。

最も大切なボランティアは、自分自身が一生懸命に生きることです。

断言します。」




煎じ詰めれば、

仕事もボランティアも生き方そのものも、

『自分自身の最善を尽くすこと』

のようです。



天性を活かし、

天職に就き、

天命を全うしましょう❗


天命とは、

『世の為、人の為、天の為に最善を尽くすこと』

です。


『我が為になすは我が身の為ならず 人の為こそ我が為と知れ』


“Do good; thou doest it for thyself.”
(慈悲を施せ、それは汝自身のためにすることになる)



『最も大切なボランティアは、自分自身が一生懸命に生きること』
(著者 池間哲郎 現代書林)
https://amzn.to/3O500gl

【感動した❗❗】


【感動した‼】

『魂の法則』
(著者 ヴィセント・ギリョム 訳者 小坂真理 ナチュラルスピリット)

を読み、非常に感銘を受けたので投稿します。

本書は、

著者とイザヤという高次元の意識体との対話を記述したものです。

本書を読めば、

① 人間とは?

② 人生とは?

③ この世のしくみとは?

が、わかります。

本書に書かれていることは、

大旨、正しいと直覚しました。

形而上学に理解のある方には、

参考になる点が多々あります。

唯物論者・無神論者は読まないでください。

無駄になるだけです。

本書から何を感じ、

何を得るかは、

読者の器量次第です。

私の長年の人生経験から言えることは、

批評・批判・非難・否定・否認・誹謗する人は、

意識レベルが低いです。

受容・承認・称賛・共感・感謝する人、

寛容な人は、

意識レベルが高いです。

本書に書いてあることが、

事実であるか、

フィクションであるか、

は問題ではありません。

良性の想念かどうかが、大切です。

なぜなら、

たとえ幻想であっても、

良性の想念は、

人を幸せに導くからです。

本書は、

良性の想念を説いている、

と認識しています。

結局、

人生の目的は、

自己意識の進化と向上です。

人生は、

魂の成長の旅です。

なぜなら、

人間の本質は、

意識(魂)だからです。

著者と訳者は、

本書の印税を放棄しています。

しかも、

本書はネットで無料で読めます。

http://tamashiinohousoku.blogspot.com.es

著者と訳者の心意気に共感します。

沢山の人に本書を読んでいただき、

魂の進化・向上に役立てていただきたいと、

切に願っています。

『魂の法則』
(著者 ヴィセント・ギリョム 訳者 小坂真理 ナチュラルスピリット)
 https://amzn.asia/d/7bjeY9R

【歴史的名著『愛の法則』】



『愛の法則(魂の法則Ⅱ)』(著者 ヴィセント・ギリェム 訳者 小坂真理 ナチュラルスピリット)

は、前作『魂の法則』同様、

著者とイザヤという高次元の意識体との対話を記述したものです。


本書に書かれていることは、

非常に大胆な見解ですが、

趣旨には大旨共感できました。

現代人の大半は、

受け入れ難いでしょうが、

将来的には本書に書かれている方向に進んでいくであろうと感じました。



本書の趣意の核心部分を紹介します。


「『愛の法則』

・魂の目的は、

自身の自由な決断で、

無条件の愛の経験を通して、

幸福になることである。


・愛なくして進化はなく、

愛なくして叡智はなく、

愛なくして幸福はない。


・愛は、

霊的宇宙を調和し躍動させる力である。」(23頁)



「イエスのレベルまで進化するためには、

エゴを排除して愛の感情を発展させることに大変な力を注がねばならないのだが、

それは、たやすいことではないのだ。

一度きりの人生での仕事ではない。

何千もの転生、

何十万年もの歳月がかかる。

しかも、

すべての魂がこの目的のために生まれ変わってきているにもかかわらず、

一度肉体を持つや、

何のために生まれてきたのかを思い出せないでいる。

大多数の人びとは、

肉体生があるところまでしか意識を向けておらず、

物的な福の神が笑っている限りは、

物欲を満たすことに人生を費やしている。

そして、

実存に関する内省はどれも無意味なたわ言であり、

時間の無駄だと考える。

彼らは、

気ままな生活をやめたくないので、

何の変化も起こしたくないのだ。

物質主義的な科学教育の下で知性を発達させて、

自身の心の危惧を回避しようとする人たちは、

存在に関わるあらゆる疑問を嘲り、

無益だと見なしている。

(中略)

無関心、無知、不信感、

熱狂や絶望から大多数の人びとが人生の真の意味を見出すことができずにいるというのが、

以上の総合的な結論である。

したがって、

人生を理解しないまま生きており、

そこから学べないので、

人生において進化することができない。

つまり、

エゴをそぎ落として愛の感情を育む努力が、

ほとんどなされていないということだ。

(中略)

利己的な願望と愛の感情に裏付けられる願望とは、

異なるものである。

利己的な願望を排除することとすべての願望を捨て去ることとを混同し、

自身の意志を放棄しなければ霊的な進歩は望めないとの結論に達する人もいる。

これは大きな勘違いなのだが、

他者を意のままに操ろうとする者たちにつけ込まれる要因となる。

君たちが仏陀と呼ぶ者は、

人間の諸悪の根源がエゴであると見抜き、

霊的に進歩するにはエゴを根絶すべきであると知っていたので、

利己的な願望のことを指して、

それらの衝動を排除しなければ幸せになれないと言ったのである。」(138〜140頁)



「内面の能力とは、一朝一夕に向上するものではない。

大変な努力と長い進化の時間を要し、

多くの転生でたゆみなく、

エゴを排除して愛の感情を発展させていくことが求められる。」(151頁)




「所有したいとか支配したいというような強力な願望では幸せになれるどころか、

自分自身に動揺と不安を生み、

他者にあらゆる苦悩を与えると気づくことだ。

行き過ぎた野心は、

極度に有害なエゴが顕れ出たものである。

過度の野心に支配された人は、

人類に最大の弊害と苦悩とをもたらすが、

同時に、

自分自身でも大きなカルマの負債を負う。

人類の最大の犯罪者は、

この物質界の所有者になろうとして、

思いのままに政治や国際金融の糸を操ってきた権力者たちである。

世界支配を渇望し、

自分たちの富と権力を増やせるのであれば、

何百万という人たちに苦悩や死を引き起こす決定にも躊躇しない。

だが彼らは、

自分たちが生み出した苦悩が全部、

霊的次元に戻った際に、

自らの身に降り注いでくることに気づいていない。

一生懸命獲得したものは全部、

一切合財、

物質界を去る時に失うことになり、

霊界に移った時に待っているものは、

カルマの巨大な債務である。

そして、

他の人びとに与えたあらゆる苦しみを、

自分の身を持って味わうことから返済していくのだ。

彼らの魂は犯した罪を全部修復し終えるまで苦しみ続けるが、

それには大変長い時間がかかるので永遠に思えるほどである。」(159〜160頁)



「本書に登場するイザヤの十戒

1.神と隣人とを自分のことのように愛しなさい。


2.神の名を、

利己的な目的を正当化するために使ってはならない。(霊性で商売をしてはならない)


3.少なくとも週に一日は休日として、

仕事を休むためにとっておきなさい。


4.君たちの人生を取り巻くすべての人たち、

特に最も傷つきやすい者である子どもたちに対して、

慈愛、尊重、理解を示しなさい。


5.どのような形であろうと、

いかなる理由があろうと、

絶対に命を絶ってはならない。


6.望まない性行為を誰にも強いてはならない。(感情の自由を尊重せよ)


7.エゴに突き動かされて、

他者に損害を与えてはならない。(公共の益・社会の正義・富の公平分配を促進せよ)


8.自由意志を尊重せよ。


9.霊的裁きの法則を尊重せよ。


10.個人的または集団的な争いごとを平和に解決せよ。 」(167〜168頁)




「求められるのは、

前進したいという意志のみなのだ。

(中略)

霊的な向上に役立つのは、

エゴを排除し愛の感情を育むことにおける我々の進歩のみである。

そしてこれには、

日々の努力が欠かせない。

それゆえ、

霊性の道に近道など存在しない。

つまり、

多くの人びとが望むように、

自己努力をせずに目標に達する、

手段も儀式も存在していないということだ。」(175頁)




「自分たちの心の中のエゴを根絶して、

愛の感情を発達させるように努めなさい。

それだけが唯一、

奮闘する甲斐のあることで、

霊的な進化の階段を昇らせてくれるものだ。」(199頁)




「他者を愛するということは、

相手が必要としていることを助けてあげるということで、

その見返りとして、

自分の考えや信仰を共有してもらうことを期待してはならない。

霊的な知識を広めようとすること自体は、

悪いことではない。

その反対にそれは善いことで、

人が成長し幸せになるために求められることでもある。

だが、

それを相手の意志に反して行ってはならないのだ。

要するに、

自分が真実を知っていると信じていても、

人に強要してしまえば間違いを犯していることになる。

したがって、

自分自身の信念を相手にも信じさせようと躍起になって、

無理強いしたりプレッシャーをかけたりしてはならない。

誰にも、絶対に、

自分の信仰を押しつけてはならない。

そうではなく、

それを自分自身に適用して、

愛の感情を発達させてエゴを一掃することで、

もっと幸福になるのだ。

自分が実際に手本となって示してあげることが、

他の人たちにとっては、

一番の学びとなるのだ。」(205〜206頁)



著者・訳者は、

前作同様、印税を放棄しています。

しかも、本書はネットで無料で読めます。

http://tamashiinohousoku.blogspot.com.es


著者と訳者の心意気に共感致します。

『人生、意気に感ず』


個人的見解ですが、

本書は『歴史的名著』である、

と認識しています。


すべての人に、

本書を読んでいただき、

真実の愛の感情を育んでいただきたい

と、

切に願っています。



『愛の法則』(著者 ヴィセント・ギリェム 訳者 小坂真理 ナチュラルスピリット)
 https://amzn.asia/d/6roDmWh






【人間の正体】



『私たちは、時々スピリチュアルな経験をする人間ではなくて、

時々人間の経験をするスピリチュアルな存在である』

と、私は認識しています。

『どれだけ魂を進化・向上させることができるか』

『魂の成長がすべて』

だと、思っています。

なぜなら、

人間の正体は、

肉体ではなくて、

意識体だからです。

これについて、

中村天風師は、著書 

『運命を拓く 天風瞑想録』
(講談社文庫) 

の中で、

こう述べています。
(50頁~52頁)

「 現代の人間は、

肉体が自分であると思っている人が多いのではないか。

しかし人間というものは、

その正体をつきつめていくと、

何も見えない、

また感じない、

霊魂という気である。

その霊魂が、

現象界に命を活動させるために、

その活動を表現する道具として肉体と心が与えられている。

いわば画家のもつ絵筆、

大工の持つ鉋と同じようなものが、

命に対する肉体であり心である。

これを正しく理解し、

正しく応用した人のみ、

その命に、

限りない強さと、

喜びと、

安心と、

平和とが与えられる。

しかしこのありがたい事実が我々の生命の中にあるのに、

多くの人は、

命というとすぐ肉体を考えるために、

そこで大変な間違いを犯してしまうことになる。

そもそも生きているという不思議な命の力は、

肉体にあるのではなく、

霊魂という気の中に霊妙な働きを行なう力があり、

それはあたかも回っている扇風機にそれを回す力があるのではなく、

電気がこれを回しているのと同様である。

この例でも人間の命の力を正しく理解できるはずだが、

人間だけは、

肉体それ自身に活きる力があるように思うところに大変な間違いがある。

(中略)

したがって人間はまず第一に、

『人間の生命に与えられた活きる力というものは、

肉体に在るのではなく、

霊魂という気の中にある』

ということを、

正しく、

はっきりと理解する必要がある。

これが最も正当な自己認証である。」



天風師が述べているように、

霊魂(スピリット)が私たちの正体です。

これを正しく理解し、

正しく応用することが、

人生で最も大切なことです。


(結論)

『人間の正体は、意識体(魂)である。

魂を進化・向上させよう❗』



『運命を拓く 天風瞑想録』
(著者 中村天風 講談社文庫)
https://amzn.to/3rQC48J

【病を癒やす】



『病は気から』


という成句があります。


病の主な原因は、


肉体の基質ではなくて、


心の問題です。


これについて、


『ザ・マスター・キー』
(著者 チャールズ・ハアネル 訳者
 菅靖彦 河出文庫)


に、こう書かれています。


(趣旨の核心部分を本文より抜粋して紹介します。326頁〜333頁)




「思考はスピリチュアルな種子であり、


潜在意識に植えれば、


芽を出して成長します。


けれども、


不幸なことに、


その果実はわたしたちの気に入るものであるとは限りません。


気に入らない場合が多いのです。


さまざまな形の炎症、


麻痺、いらだち、病気は、


一般的に恐れ、心配、気苦労、


不安、嫉妬、憎悪などの顕れです。


(中略)


病を癒すために必要なのは、


生命エネルギーを全身にくまなく行き渡らせることなのです。


そのためには、


恐れ、心配、気苦労、


不安、嫉妬、憎悪、


その他の破壊的思考を排除しなければなりません。


それらの思考は、


有毒な廃棄物の排出を制御する神経や腺を破壊する傾向があるからです。


(中略)


もし健康状態が好ましくなければ、


自分の思考方法を調べてみてください。


すべての思考が心に印象を刻むことを覚えておきましょう。


すべての印象は一つの種子であり、


潜在意識に浸透して一つの傾向を生み出します。


その傾向は他の同様な思考を引き寄せるようになります。


知らず知らずのうちに後で刈り取ることになる種を蒔いているのです。


(中略)


もし身体の状態を変えたいなら、


イメージを用いる方法が役に立つでしょう。


非の打ち所のない健康な身体をイメージし、


潜在意識に浸透するまで想像し続けてください。


多くの人がその手法を使い、


短期間で慢性的な疾患を追放してきました。


何千人もの人がこの手法を使って数日以内に、


そして時には数分でさまざまな身体的障害を克服し、


追い払ってきたのです。


(中略)


宇宙のすべては波動のおかげで存在しています。


波動の周波数を変えれば、


その性質や形を変えることができます。


広大な自然は、


目に見えるものも見えないものも、


ただ波動の周波数を変えることによって、


絶えず変化しています。


思考は一つの波動ですから、


わたしたちもこのパワーを使えます。


わたしたちは波動を変えて、


自分の身体にあらわれて欲しいどんな状態でも生み出せるのです。


(中略)


必要なのは自分自身の経験に相談してみることだけです。


高揚、進歩、建設的、


高貴、親切、


その他の好ましい性質の思考を抱けば、


それに応じた結果をもたらす波動がセッティングされます。


思考が妬み、


憎悪、嫉妬、批判、


その他の不和で満たされれば、


異なった結果をもたらす波動が生み出されます。


こうした波動はいずれも、


一定期間維持されれば、


形として結晶化します。


前者では、


結果は精神的、道徳的、


身体的な健康としてあらわれ、


後者では、


不和、不調和、


病という結果がもたらされます。


(中略)


健康への道はあらゆる科学の基礎である波動の法則の上に打ちたてられます。


この法則は心すなわち


『内面世界』


によって動かされます。


それは個人の努力と訓練の問題です。


わたしたちのパワーの世界は内部にあります。


ですから、


外側にあらわれた結果をいじくり回しても、


時間と労力を無駄にするだけだということを肝に銘じておくべきです。」






以上の引用で、


ご理解いただけましたか?


ネガティブな感情や想念は、


病の原因となります。


怒り・憤り・憎しみ・恨み・


後悔・罪悪感・妬み・怖れ・


不安・心配・悲観・批判・


非難・誹謗・不平・不満・


愚痴・文句・悪口・陰口


は、極力慎みましょう。




受容・承認・称賛・共感・


感謝・寛容・歓喜・楽観・


親切・ユーモア・笑顔・


陽気を心掛けましょう。






『ザ・マスター・キー』は、


1917年に刊行され、


1933年に、


教会の思想に合わないという理由で、


発禁処分となりました。


2007年、


全米で大ベストセラーとなった


『ザ・シークレット』
(著者 ロンダ・バーン)


で紹介され、


大きな話題となった本です。


本書は、


精神法則の核心を衝いています。


超オススメの本です。


ぜひ、読んでください。


お願いします。






『ザ・マスター・キー』
(著者 チャールズ・F・ハアネル 訳者 菅靖彦 河出文庫)
https://amzn.to/3K9jNtS

【天国言葉と地獄言葉】



長年の人生経験から、こう言えます。


『批評・批判・非難・否定・否認・誹謗する人の意識レベルは低い。

受容・承認・称賛・共感・感謝する人、寛容な人の意識レベルは高い。』


要するに、

天国言葉

『・愛してます

 ・ついてる

 ・うれしい

 ・楽しい

 ・感謝してます

 ・しあわせ

 ・ありがとう

 ・ゆるします 』

を口にする人は、

意識レベルが高く、


地獄言葉

『・恐れている

 ・ついてない

 ・不平

 ・不満

 ・愚痴

 ・泣き言

 ・悪口

 ・文句

 ・心配ごと

 ・ゆるせない 』

を言っている人の意識レベルは、

低いということです。


(結論)

『愚者は非難し状況を悪化させ、

賢者は許容し愛を広める』



『斎藤一人 15分間ハッピーラッキー』
(著者 舛岡はなえ 三笠書房   王様文庫)
https://amzn.to/3OnZ1ZQ

天性を知り、天命を全うする


【『天性』を知り、『天命』を全うする】



『天は二物を与えず』 

という成句があります。

裏を返せば、

『天は必ず一つは才能を与えている』 

ということです。

その天賦の才(天性)を見出す責任は私たち自身にあります。

天性を知り、

天命(天から与えられた使命)を全うしましょう。



これについて、

ディーパック・チョプラ博士は、著書 

『富と成功をもたらす7つの法則』 
(渡邊愛子=訳 角川文庫) 

の中で、次のように述べています。 
(121頁~125頁)


「 あなたには独自の才能と、

その才能の独自な表現方法がそなわっています。

あなたは世界中の誰よりも上手にできることがあり、

この世界には一人ひとりの独自の才能と独自な表現方法のために、

独自のニーズが存在しています。

それらのニーズがあなたの才能の創造的な表現と合わさったとき、

豊かさを創造する火花が起こるのです。

ニーズを満たすためにあなたの才能を表現することが、

無限の富と豊かさを創り出します。

(中略)

『人生の目的の法則』 

によると、

一人ひとりの人間に独自の才能があります。

あなたには、

独自に表現された独自の才能があるのですが、

あまりにも独自で、

この惑星に存在する他の誰ももっていないか、

誰も同じ表現方法をとっていないのです。

これは、

この惑星に存在する誰よりも上手にできること、

上手にできる方法をあなたがもっているということです。

そのひとつのことに取り組んでいるとき、

あなたは時間が経つのを忘れます。

あなたがそのひとつの才能

――多くの場合ひとつ以上の才能――

を発揮しているとき、

あなたを時間を超越した意識状態へと連れて行ってくれます。

(中略)

あなたの仲間である人類に奉仕するために、

自分自身に投げかける質問は、

『どうすれば役に立てるでしょうか?

どうすれば出会う人すべての助けになるでしょうか?』 

です。

自分自身の才能を表現する能力を人類への奉仕と結びつけたとき、

あなたは 

『人生の目的の法則』 

をフル活用することになるでしょう。

そしてあなたは自分自身の精神性を経験しながら、

純粋な可能性の場と結びつき、

無限の豊かさにアクセスせずにはいられなくなります。

なぜなら

自分独自の才能を人類への奉仕と結びつけることが、

豊かさを実現する真の方法だからです。

これは一時的な豊かさではありません。

これは永遠の豊かさです。

なぜなら

それはあなた独自の才能の独自な表現で、

あなたの仲間である人類への奉仕であり、

自分自身に 

『何が自分の得になりますか?』
 
と問いかける代わりに 

『どうすれば人の役に立てるでしょうか?』 

と問いかけて発見したものだからです。」




私たち一人ひとりに 

『天』

から独自の才能が与えられています。

“天賦の才”

を活かして

人類の幸福の実現に貢献することが、

私たちの使命です。




では、

どうやって天性を見出せばよいのでしょうか?

ディーパック・チョプラ博士は、著書 

『ゆだねるということ(上)』 (住友 進=訳 サンマーク文庫) 

の中で、

“天性”

に気づくヒントについて次のように述べています。


「 すべての人間の内部には、

中心となるテーマ、

英雄的な生き方の模範、

この世の中に姿を現そうとしている、

神や女神が宿っています。

あなたは、

自分のテーマをこの世で実現する人間として生まれてきたのです。

ところが、

ほとんどの人は無限の可能性に自分が開かれていることに気づいていないため、

本来の自分の姿を否定しています。

しかし、

この否定された姿こそ、

あなたの最高の自己、

エゴのない自己なのです。

宇宙は全体の幸福を実現するために、

この最高の自己をあなたに演じさせようとしています。

日常に流される人生を送っている人はとくに、

自分の内面に宿る神秘的な存在に触れることができずにいます。

あなたもかつて、

そのひとりだったかもしれません。

しかし

自分の魂に書き込まれている計画を理解し、

満ちたりた人間関係を築きあげていくことで

生きる意味に気づき、

神秘的な劇を自ら演じてみることで、

悟りの道へと歩み出すことができます。

愛情や思いやりが

そこから生まれ、

願望が達成されるのです。

内面に書き込まれた神秘的な物語、

そこに登場するヒーローやヒロインは、

原型と呼ばれています。

この原型は、

集合的な宇宙のレベルに存在する永遠のテーマでもあります。

テーマとは、

宇宙的な魂、

つまり集合的な意識(カール・ユングの言う集合的無意識) 

の渇望、想像、

もっとも大きな願望を象徴したもので、

古代文化の文書のなかに見いだすことができます。」
(168頁~169頁)



「 著名人にかぎらず、

すべての人間の心のなかには、

自分に適した原型がひとりまたは二、三人、宿っています。

私たち一人ひとりが原型の人物を模範とし、

その役を演じるために魂のレベルにつながれているのです。

内面にはすでにこの原型の種がまかれていて、

芽が出てきたとき、

ある種の人間に成長していく特定の力が解き放たれます。

トマトの種からはバラは咲かず、

トマトが実ります。

人間も同じように、

自らの原型を活性化することで、

この世で自分に割り当てられた人物へと成長していくのです。

この個人の原型は、

人類の抱く願望や意思を反映したものです。

『あなたは誰?』

『何を望んでいますか?』

『人生の目的は?』

心のいちばん奥深くで、

この質問が魂に投げかけられます。

その答えを見つけるために、

あなたは自分の魂に語りかけなくてはいけないのです。

すると、

自分の心のなかの原型も明らかになってきます。」 
(170頁~171頁)



「 宇宙があなたのために準備している人生の青写真は、

魂のレベルで見つかります。

あなたは偶然の一致という形で手がかりをつかみ、

原型という形で手本を得られるのです。」(173頁)



「 自分がもっとも共鳴できて、

自分の気持ちを表現してくれている原型をひとつ(あるいは二、三) 発見しましょう。

とりわけ目立つ原型もいくつか存在していますが、

背伸びをする必要はありません。

むしろ魅力を感じたり、

やる気を起こしてくれたり、

励ましてくれる原型を探し出すことです。

心配はいりません。

その性質を目にした瞬間、

はっと気づくはずです。

いちばん好きなものを選べば、

間違いありません。」(176頁)




イエス・キリスト、

釈迦牟尼、

マハトマ・ガンジー、

マーチン・ルーサー・キング、

ローザ・パークス、

マザー・テレサなどのアーキタイプを探し出しましょう。

それが天性を見いだすヒントになります。



その他に、

自分の強みを自覚することも

“天賦の才”

を知る手掛かりになります。


VIA-IS無料診断テストを受けてみましょう。

https://www.viacharacter.org/survey/account/register

上記のwebサイトへアクセスしてください。

まず、言語を『日本語』に設定します。

120問の設問に答えたら

『Complete Survey(診断完了)』

をクリックします。
(サイトの仕様は変更になる場合があります)

これで、

『自分を特徴づける強み』 

がわかります。

ちなみに私の結果は、

① 親切心

② スピリチュアリティ

③ 向学心

④ 誠実さ

⑤ 感謝
 
でした。




人はそれぞれ 

『天』 

から与えられた独自の才能を持っています。

それを見出す責任は私たち自身にあります。

今わからなくてもかまいません。

長い目で見ることが大切です。

気長に探しましょう。


ということで結論はこうなります。

(結論)
『天性を活かし、天命を全うしよう!』



『富と成功をもたらす7つの法則』
(著者 ディーパック・チョプラ     訳者 
渡邊愛子 角川文庫)
https://amzn.to/3qU9ZNn



『ゆだねるということ(上)』
(著者 ディーパック・チョプラ    訳者 住友 進  サンマーク文庫)
https://amzn.to/3psL578

【人生の意味・目的】


【人生の意味・人生の目的】

人間(human being)としての人生の意味・目的は、ズバリ三つです。

① 楽しむこと

② 自己意識の進化・向上

③ 『世界平和』と『人類の幸福』の実現に微力ながら貢献すること 

①について。

アーノルド・パテント氏は、

人生の目的は

『楽しむこと』

だと明言しています。
                      
瀬戸内寂聴さんやチョプラ博士は、

人生の目的の一つは幸せになることだと語っています。

幸せになるためには、

何よりも楽しむことが大切です。

楽しんだ人だけが幸せになります。

個性を発揮して、

大いに人生を楽しみましょう。

②について。

人間も宇宙も、本質は意識です。

生物の進化、

人類の進歩、

精神文化の進展、

物質文明の発展を見ても明らかなように、

宇宙意識は常に進化・向上しています。

私たちは

『宇宙意識の進化・向上に順応すること』

が大切です。

中村天風師は、著書 

『運命を拓く 天風瞑想録』 (講談社文庫) 

の中でこう述べています。 
(132頁)

「 哲学的にいうなら、

あなた方の自我の中には、

造物主の無限の属性が、

宿っている。

それは、

自分および人の世のために、

その尊いものを善用して、

この世に生まれた人間達の幸福を増進し、

進化と向上とを現実化させようとする、

造物主の意図に他ならないのである。」

  
端的に言えば、

『人生の目的は自己意識を進化・向上させることである』 

ということです。

それにより、

精神文化・物質文明の進展に寄与することもできます。

つまり、

クリエイティブな仕事を成し遂げることができます。

自己意識の進化・向上を具体的に言えば、

知識を吸収し、

知恵をつけ、

知性を磨き、

感情と愛情を豊かにし、

情操を高め、

意志を強くし、

高尚なる意思を持ち、

学習意欲・向上心を培うことです。

③について。

私たちは本来ひとつです。

ワンネスです。

私たちが目指すべきものは、

分離意識ではなくて統合意識です。

つまり、

争ったり、

競い合ったりすることではなくて、

教え合ったり、

助け合ったりすることです。

協力、共存、共栄です。

自分一人が幸せになれば良いというものではありません。

人類全体の幸福を実現させることが目標です。

私たちは微力ではありますが、

健気に努めましょう。

スピリット(being human:人間を経験している魂)としての目的は、

悟りを開くことです。

煩悩を解脱して、

涅槃寂静の境地に達することです。

つまり、

現世の苦悩から解放されて絶対自由の境地に到達することです。

アンドリュー・ニューバーグ医学博士(トーマス・ジェファーソン大学教授)は、

マーク・ロバート・ウォルドマン氏(神学校のホルムズ研究所の教員)との共著、

「『悟り』 はあなたの脳をどのように変えるのか 脳科学で 『悟り』 を解明する!」 
(エリコ・ロウ=訳 ナチュラルスピリット) 

の中で、

『悟り』 について次のように述べています。

「 悟りには人の現実認識を抜本的に変革するという独特の要素がある。

われわれが行なったさまざまな脳の研究結果が示すように、

悟りは脳に恒久的な変化をもたらし、

世界やそこに住む自分たち自身に対する見方も劇的に変わる。

古びた信条は消え去り、

新しい信条が形成される。

そして新たな価値観がその人の個人的な人間関係や仕事に活かされるようになる。

意識が変わり、

現実も違ってみえてくる。

生き生きと感じられるようになり、

心配ごともあまり執着しなくなり、

より楽観的に未来を見られるようになる。

困難な問題を解決する能力も増大する。」
 (279頁)

「 ワンネス、明瞭さ、自己変革といった内なる体験を誰かが語るのを見聞きしているときには、

同様の体験をコントロールしているあなたの脳の部位も刺激されている。

つまり、

他人の悟りの物語に深く耳を傾ければ、

あなたも悟りを体験しやすくなる。

そして、

次にはあなたが自分の体験談で、

他人が意識や気づきを深める役に立つのだ。

(中略)

人の脳は悟りが開けるようにできている。

その過程をスタートさせる鍵となるのが、

悟りへの道を照らしてくれるような信条、

人生体験と精神修行の適切な組み合わせだ。

悟りはすべての人類に与えられるギフトだ。

その素地は人のからだと脳に備わっていて、

誰ものなかで解放されることを待っている。」 (285頁)

『悟れば一瞬にして幸来る』

悟れば、

絶対自由・絶対幸福の境地に到達することができます。

『言うは易く行うは難し』 

で簡単ではありませんが、

スピリットが目指しているものは

統一意識(宇宙意識と一体になること)

なのでお互い精進しましょう。

ディーパック・チョプラ博士は人生の目的について、著書 

『ゆだねるということ(下)』 (住友進=訳 サンマーク文庫)

の中で次のように述べています。

「 人生を自分の内面と外面で発生する一連の出来事としてとらえることもできますが、

同時にこれらの出来事が相互に影響を及ぼしあい、

スピリチュアルなものと関連していると考えることもできます。

こう考えると人生は、

この世で特別に自分に与えられた才能を、

大勢の人のために役立てるチャンスの場だと見なせるようになるでしょう。

それが 

『なぜ、わたしはここにいるのか?』 

という質問に対するひとつの答えとなります。

自分の人生の目的を明らかにできれば、

自分の意思に気持ちを集中できるでしょう。」 (35頁)                    

「 あなたの意思は心臓のなかからぽんと飛び出し、

宇宙という広大な意識の海全体にさざなみを立てていると思いなさい。
(このイメージを抱くとき “san kalpa: サン・カルパ” と唱えてください)

あなたの意思は、

生態系全体とのバランスを保ちながら、

宇宙の無限の活動の指揮をとっていると思いなさい。
(san kalpa)

あなたの意思は、

病気になったすべての人を癒す力があると思いなさい。
(san kalpa)

あなたの意思は、

悲しんでいる人を喜ばせたり笑わせたりする力があると思いなさい。
(san kalpa)

あなたは失敗した人を、

成功に導いてあげられると思いなさい。
(san kalpa)

あなたは弱者だと思っている人や、

恐怖を抱いている人の力になってあげられると思いなさい。
(san kalpa)

あなたは絶望している人に、

希望の火を灯してあげられると思いなさい。
(san kalpa)

(中略)

あなたが抱く思考、

口にする言葉、

そして実行する行為のすべてが、

この世の中に利益をもたらすものだと思いなさい。

(san kalpa) 」  (80頁~82頁)

さらに、チョプラ博士は、著書

『富と成功をもたらす7つの法則』 
(渡邊愛子=訳 角川文庫) 

の中で、

究極の目的についてこう述べています。 (119頁)

「 誰にも人生の目的があります。

その目的とは、

それぞれもって生まれた独自の素質や特別な才能を他の人たちに与えることです。

そして、

私たちが自分の独自の才能を他の人たちへの奉仕と混ぜ合わせたとき、

私たちは、

すべての目的のうちの究極の目的である、

自分のスピリットのエクスタシーと歓喜を経験するのです。」

私たちは、

時々スピリチュアルな経験をする人間という存在ではなくて、

時々『人』の経験をするスピリチュアルな存在です。

究極の目的である、

自分のスピリットのエクスタシーと歓喜を経験しましょう。

悟りを開きましょう!

ということで結論はこうなります。

(結論)
① 天性を発揮して人生を楽しむ。

② 自己意識を進化・向上させクリエイティブな仕事をする。

③ 世界平和と人類の幸福の実現に微力ながら貢献する。

④ 悟りを開く。

『運命を拓く 天風瞑想録』
(著者 中村天風 講談社文庫)
https://amzn.to/44fozh1

「『悟り』はあなたの脳をどのように変えるのか 脳科学で『悟り』を解明する!」
(著者アンドリュー・ニューバーグ&マーク・ロバート・ウォルドマン  訳者 エリコ・ロウ ナチュラルスピリット)
https://amzn.to/3CKzALl

『ゆだねるということ(下)』
(著者 ディーパック・チョプラ    訳者 住友進 サンマーク文庫)
https://amzn.to/3Pvcv7e

『富と成功をもたらす7つの法則』
(著者 ディーパック・チョプラ    訳者  渡邊愛子  角川文庫)
https://amzn.to/3PpPUZG


【小我を捨てて大我に生きる】


【“小我”を捨てて“大我”に生きる】

『小我(エゴ)を捨てて、大我(愛)に生きましょう!』

とはいえ、

これは究極の理想です。

小我も造物主がつけてくれたものですから、

全否定する必要はありません。

晩年になって、

小我(エゴ)がゼロ(0)になり、

大我(愛)が百(100)になるのが理想です。

偉大な詩人のヘイデン・カルースは、

晩年に書いた詩で、

『今の自分にあるのは愛情だけだ』 

と述べています。
〔『人生で大切なたったひとつのこと』(著者 ジョージ・ソーンダーズ 訳者 外山滋比古・佐藤由紀 海竜社)参照〕


今はエゴが百(100)であっても、

少しずつエゴを削りながら魂を磨いていきましょう。



私が高校一年生の時、

クラスメイトの高濱正伸君(花まる学習会・代表)に 

『高原は打算的なんだよ』 

と指摘されたことがあります。

確かに当時の私はエゴイストでした。

それから少しずつエゴを削りながら、今に至っています。

未だ完全にエゴを払拭することはできていませんが、

『肉体が亡ぶ時エゴがゼロ(0)になっていたら良いな』 

と思っています。

エゴについて、

多摩大学大学院名誉教授の田坂広志博士は、著書 

「未来を拓く君たちへ なぜ、我々は『志』を抱いて生きるのか」 (PHP文庫) 

の中でこう述べています。 
(142頁)

「 たとえ、一つの国家を建設した国王でも、

それが、ただ 

『自分の権勢を拡大したい』 

との思いだけで

成し遂げたものであるならば、

その人物の人生の意味は、

単なる 

『エゴの衝動』。

ただ、自分のエゴに振り回されて生きたに過ぎない。

しかし、

たとえ、日々、街の片隅で
ささやかな仕事に取り組んでいる人物でも、

もし、その人物が、

広い世界を見つめ、

遠い彼方を見つめて

仕事に取り組んでいるならば、

その人物の人生には、

素晴らしい意味がある。」




『エゴの衝動』には価値がありません。

大我(愛)に生きてこそ意味があります。

では、どうすれば私たちは 

『小我を捨てて大我に生きる』

ことができるようになるのでしょうか?

田坂広志博士は、著書 

「逆境を越える『こころの技法』」 
(PHP文庫) 

の中でそのヒントについて、

こう述べています。
(218頁)

「 この『世の中のために、多くの人々のために』 

という意識が深まっていくと、

これも自然に、

『こうしたら自分に有利だ』 

とか、

『どうすれば自分が得するか』

といった自分中心の発想、

『私心』 

が消えていくのです。

言葉を換えれば、

『私心』、

すなわち 

『小我』 

が消えていき、

『世の中のために、多くの人々のために』 

という 

『大我』 

が、心の中に育ってくるのです。」



キーワードは 

『世の為、人の為』 

です。

換言すれば、

『博愛主義』 

『慈悲心』 

『フィランソロピー』 

です。



ディーパック・チョプラ博士は、著書 

『富と成功をもたらす7つの法則』 
(渡邊愛子=訳 角川文庫) 

の中で、

大我を培うワークについて次のように述べています。  
(131頁)

「 毎日自分に 

『どうすれば役に立てるでしょうか?』 

『どうすれば人の助けになるでしょうか?』 

と質問します。

これらの質問の答えは、

仲間である人類の役に立ち、

愛情をもって奉仕できるようにしてくれます。」



小我(エゴ)を捨てて

大我(愛)に生きる人々が増えると

世界は平和になり

文化の様相も変わっていきます。

これについて、

チョプラ博士は、著書 

『ゆだねるということ(下)』 (サンマーク文庫) 

の中でこう述べています。 
(145頁)

「 より広い意味で、

世の中、地域社会、制度のなかに

ある考えを抱く一定数の人間が現れてくると、

集団全体の態度も決定されていきます。

抑圧された自己が多数を占める文化では、

利益、

無慈悲な競争、

経済的帝国主義、

極端なナショナリズム、

軍事的対立、

暴力、

恐怖が支配することになります。

しかし、

拡大された自己をもつ人間が同じ数だけ現れてくれば、

願望が自然に叶えられるようになるだけでなく、

文化の様相も変わっていくでしょう。

暴力を使わない対立の解決、

思いやり、

謙遜、

平和、

社会的・経済的な公平などが実現されていくのです。」




大我に生きる高い意識を持った人々が増大し、

クリティカルマス(物事が劇的に広がり、定着するために必要な最低人数)に達すれば、

『世界平和』 

と 

『人類の幸福』 

は実現します。



ということで、結論はこうなります。

(結論)
『 “小我” を捨てて “大我” に生きよう!』




「未来を拓く君たちへ なぜ、我々は『志』を抱いて生きるのか」
(著者 田坂広志 PHP文庫)
https://amzn.to/3PyiCYk



「逆境を越える『こころの技法』」
(著者 田坂広志 PHP文庫)
https://amzn.to/3r5jQ36



『富と成功をもたらす7つの法則』(著者 ディーパック・チョプラ    訳者 渡邊愛子 角川文庫)
https://amzn.to/3psIytQ



『ゆだねるということ(下)』
(著者 ディーパック・チョプラ    訳者 住友進 サンマーク文庫)
https://amzn.to/3NSltu4



【究極の幸福とは?】



『究極の幸せ』とは何でしょう?



それは、

無条件の “幸せ” です。


『○○だから、幸せ』 

ではなくて、

『わけもなく幸せ』 

『生きているだけで幸せ』 

という絶対幸福です。

それが至福です。

条件付きの幸せは、

一時的なものです。

なぜなら、

諸行無常で

条件は常に変化するからです。

至福は永遠です。

なぜなら、

スピリットの歓喜からくる幸福感だからです。

スピリットは始めも終わりもない永遠の存在です。



至福について、

ディーパック・チョプラ博士は、著書 

『宇宙のパワーと自由にアクセスする方法』 
(訳・解説 渡邊愛子 フォレスト出版) 

の中でこう述べています。
(151頁~152頁)

「 喜びと悲しみ、

幸せと苦しみは、

反対の性質同士の遊びごとです。

それらはすべて時間に縛られているため、

一過性のものです。

あなたの本質であるスピリットは、

反対の性質同士の遊びごとから離れたところにいて、

永久不変の静かな至福の中に住んでいます。

そして、

自分自身が純粋意識の場であることを知ったとき、

あなたは自分の源から生きているのです。

それが至福です。

あなたが幸せを探し求めることをやめて、

幸せをすでに手にしていることを知ることが、

永続的な幸せへの鍵です。

もしあなたが幸せを探し求めるならば、

一生見つけることはないでしょう。

あなたが、

幸せはその角を曲がったらあると考えているならば、

あなたは角を曲がりつづけるだけで、

ついぞ幸せを手にすることはないでしょう。

幸せへの本当の鍵は、

ポジティブさやネガティブさを超えた知性の場で暮らし、

遊ぶことなのです。

その場はあなたの源で、

魔法のようでいて、

神聖で、

喜びに満ちていて、

自由です。」




さらにチョプラ博士は、著書

『宇宙のパワーと自由にアクセスする方法 【実践編】』
(訳・解説 渡邊愛子 フォレスト出版) 

の中で、

“スピリットの歓喜”(則ち、至福)

について、

次のように述べています。
(189頁~190頁)

「 あなたの存在の深いところは、

純粋な存在の光であり、

純粋な愛であり、

純粋な喜びです。

あなたが深いところから生きるとき、

新しい世界が開けます。

その世界は際限なく、

無限で、

永遠で、

喜びに満ちています。

そしてそれは、

あなたが望みさえすれば、

あなたの世界になり得ます。

この世界では、

あなたのパワーと自由と恩寵に限界はないのです。

(中略)

ひとたびあなたが真の自分を知れば、

真の幸せ、

愛の陶酔、

スピリットが

その純粋な本質の中に流れていることを知るでしょう。

純粋な本質は、

何にも邪魔されず、

何の制限も無く、

謎に満ちていて、

魔法のようで、

冒険そのものです。

幸せはスピリットの領域に存在しています。

幸せを見つけるということは、

あなたの魂を見つけるということです。

魂を見つけるということは、

永遠の幸せの源から生きるということです。」




真の幸せとは、

“至福” であり、

理由のない無条件の幸せです。

スピリットの歓喜です。

あなた自身の魂を見つけてください。

それが本当の幸せを掴む鍵です。



ペンネーム天外伺朗さん(土井利忠工学博士:ソニーのAIBOの開発者)は、著書 

「『あの世』の科学・『この世』の科学」
(著者 天外伺朗 桜井邦朋 PHP研究所)

の中で本当の幸せについて、

次のように述べています。 
(196頁~197頁)

「 『宇宙が愛に満たされていて、

全体でひとつである』 

というのも大変な仮説ですが、

もしもそれが本当だとすると、

それを知識としてではなくて、

実感として感じられるというのが 

『幸福』ということの定義ではないか、

と私は思います。

幸福というのは、

それ以外には定義のしようがないのではないかとさえ私は考えています。

それはどういうことかというと、

言い換えれば、

波動関数が収縮した状態だけがすべてではなくて、

波動関数が収縮しない状態というのも本当は感じることができるのだということです。

そういう波動関数が収縮しない状態を仮に『あの世』、

あるいは『宇宙の根源』というならば、

人間は誰でもそことつながっているはずです。

普通の人は、

最初ごく細い糸でつながっているに過ぎません。

しかし、

それが段々に太くなって、

つながりもしっかりしたものになってくると、

その人は自然、

宇宙の愛を感じるようになり、

幸せになるのです。

宗教的な修行とか気功法とか、

ヨガや瞑想法というのは、

煎じ詰めれば、

そのパイプを太くするための手段に過ぎないのです。

つまり、

未来に関しても何の心配もなく、

過去に関しても何の後悔もなく、

至福感をもって一瞬一瞬を過ごし、

現在を最大限に生きるためだということです。

ですからまず、

知識としてそういうことを知って、

それからそこにどうやってつながるかということを心がけると、

幸福になれるのです。

お金があることが幸福なことであるとか、

あるいはいい伴侶が得られることが幸福なことだと思っていると、

たぶん幸福にはなれないでしょう。」




宇宙観・幸福観ともに核心を衝く伶俐な指摘です。

土井博士の洞察力には感服致します。


結局、

宇宙意識につながることが究極の幸せである、

ということです。

これについて天風師は、

『力の結晶 中村天風真理瞑想録』 
(著者 中村天風 PHP研究所)

の中でこう述べています。  
(150頁~153頁)

「 宇宙霊の心と一緒になるにはわけないよ。

宇宙霊の心がどんな心だってわかりさえすりゃ。

そういう心になってみろ。

なんとも言えない清々しい気持ちになるから。

宇宙霊の心とは哲学的に言うと 

『真・善・美』だ。

これを通俗的な言葉で言い表すと、

真とは誠なり。

善とは愛なり。

(中略)

美というのは調和の整っているものが美なんだよ。

(中略)

だから、

我々は造物主の心と現実に結びついた日々を生きていくと思うならば、

平素どんなことがあっても、

心を誠と愛の情で満たして、

調和というものを旨として生活しなきゃいけない。」




私たちは、

時々スピリチュアルな経験をする人間ではなくて、

時々人間を経験するスピリチュアルな存在です。

これが正当な自己認識です。

宇宙意識(天風哲学では宇宙霊)とのパイプを太くすることが

“究極の幸せ”

をつかむ鍵になります。

造物主の心と結びつくために、

『真・善・美』 

換言すれば、

『誠・愛・調和』 

を旨として、生活しましょう。

(結論)

「【究極の幸福】とは、

『宇宙意識との一体感(統一意識)』

である」




『宇宙のパワーと自由にアクセスする方法』
(著者 ディーパック・チョプラ    訳者 渡邊愛子 フォレスト出版)
https://amzn.to/46n9ThJ



『宇宙のパワーと自由にアクセスする方法【実践編】』
(著者 ディーパック・チョプラ    訳者 渡邊愛子 フォレスト出版)
https://amzn.to/3CRuOMa



「『あの世』の科学・『この世』の科学 宇宙は意識が作ったのか?」
(著者  天外伺朗  桜井邦朋    PHP研究所)
https://amzn.to/3JzNcNE



『力の結晶  中村天風真理瞑想録』
(著者  中村天風  PHP研究所)
https://amzn.to/3NM5E81


【一人ひとりが救世主】


【一人ひとりが救世主】

実は

私たち一人ひとりが、

『救世主』 

です。

世界中の人々が皆、

『自分自身が救世主である』 

と自覚すれば、

『世界平和』 



『人類の幸福』 

は実現します。

精神世界の巨匠である山川紘矢さんは、

これについて、著書 

『輪廻転生を信じると人生が変わる』 
(角川文庫) 

の中でこう述べています。 
(178頁~180頁)

「 自由に生きたい、

とは思いませんか?

戦争のない、

互いに助け合う世界を作りたい、

とは思いませんか?

そんなことはとても無理だ。

競争は人間の本能だし、

人間はこれまでもずっと戦争を続けてきたではないか。

これからも止められるはずがない

――という意見も確かにあります。

ところが、

これからは時代が違うのです。

愛と光の 

『みずがめ座(アクエリアス)』 

の時代に入っているのです。

これは愛と平和の時代です。

一人ひとりが、

『自分が何をしに、この地球に生まれてきたか?』 

を知る時代です。

覚醒した人が多くなれば、

人類は救われます。

安心しましょう。

もう人類は救われる道を歩み始めているのです。

今、日に日に覚醒しつつある人、

アセンションする人が急激に増えているからです。

あなたにできること、

それはあなたが自分の中を深く見つめ、

愛の人間として変容していけばいいのです。

『みんないいのよ、そのままで』

と、

すべての人の生き方をまず認めることから始めましょう。

みんな違っていて、

それでいいのです。

誰もが今しなければならないことをしています。

人を変えようとする必要はありません。

変えられるのは自分だけです。

他人のことを心配する必要はありません。

時期がくれば、変わるからです。

自分を変えることによってのみ、

世界が変わります。

今あるすべてのものをゆるすことから始めましょう。

自分の心の声、

たましいのささやきを聞きながら、

進みましょう。

『あなたが幸せになること』、

それだけが大切です。

心の扉を開き、

真実を発見しましょう。

自分が愛と平和をこの地球上に広げに来たことを思い出しましょう。

あなたは、

この世を救うために生まれてきたのです。

一人ひとりが救世主となる時代です。

誰がえらいなどということはありません。

みんな今はそれぞれの役割を演じているのです。

やがて多くの人が目覚めます。

軍隊や核兵器などいらない、

と気づきます。

今は恐れから行動しています。

やがて、

愛に基づいて行動し始めます。

そうプログラムされていますから、

安心しましょう。

今はあなたの番です。

あなたが目覚めて、

幸せになる番です。

あなたが幸せになり、

あなたがなりたい自分になる。

それが地球を救う道です。

心の命ずるままに生きましょう。

本当の自分に気づきましょう。

自分が愛そのものであり、

宇宙から全面的に愛されていることを知るのです。

瞑想を毎日5分だけでいいから、

始めませんか?

自分の中に意識を向けましょう。

あなたが変わり、

世界が救われるのです。」




大変素晴らしい意見です。

これは、神からのメッセージです。

こころして受けとめましょう。



自分の周りの世界(外界)は

自己の内面(心の世界:内界)を

映し出しています。

内界を変えれば、

外界も変わります。

その意味で、 

『自分は、自分の周りの世界の救世主である』 

とも言えます。

世界中の人々が、

内界を変えることによって

外界を変えれば 

『世界平和』 

と 

『人類の幸福』 

は実現します。




中村天風師は、著書 

『心を磨く 中村天風講演録』
(PHP研究所) 

の中で救世主に関して、

こう述べています。
(363頁~366頁)

「 あなた方もだよ、

人の前へ出たら、

まず、

『我は尊し』
 
を崩さないように。

(中略)

『今までおれは迷ってたけれども、

今度はこういう話を聞いて、

豁然として悟って、

実行していたら、

なるほど真理は尊い。

とにかく理屈なしに、

病のとき苦しかろう、

つらかろうけれども、

苦しい、つらいと言って治るもんじゃないんだから、

人間が生まれるのも、

既に向こうの力で生まれ、

生きているのも向こうの力だから、

死ぬ、生きるはあちら任せにして、

とにかくおまえの心の中を、

もうちょっと尊く持ったらどうや。

おれは天に代わっておまえにそれを忠告する』

 
ぐらいのことを言ったらどうや。

(中略)

天風のいないときに、

憐れな運命に悩む人間や、

あるいは病なんかに屈託している人間があったら、

自ら救いの大使命を真っ向から振りかざして、

自分が観音菩薩になり、

自分が救世主にならなければいけませんよ。

(中略)

とにかく、

『先ず隗より始めよ』 だ。

『まだ日が浅いさかい』 

なんてこと言っちゃいけねえよ。

正しいことするのに、

日が浅かろうと、

古かろうと、

そんなことに区別はねえじゃねえか。

うぬぼれろじゃないけど、

ひとたび表に出てごらん。

あなた方のように、

人生に絡まる真理を知って生きている人が、いるか、いないか。

そうしたら、

その得た理解をもっと尊く応用したらどうよ。

(中略)

説いているうちに、

自然と自分の説いている心ならびにその気持ちに、

自分自身がどんどん、どんどん、

自己陶冶をうけて。

だからむしろこういう仕事を始めなかったらば、

これほど早く私は完全な者になれなかったろうと。

だから、

うそでもいいから、

よいことは、

よろしいか、

もう盛んに誇張しておやりなさい。

(中略)

そうすると、

そうした気持ち、

心持ちがぐんぐん、

ぐんぐんこの自己陶冶にやっぱり大きな影響があるんだ。

だから病でも患っている人があったら、

神経過敏なやつは神経過敏なやつほどだよ、

自分のことだよ、

自分が神経過敏で困るような人間だったら、

自分は全然神経過敏でない人間になって、

その人間に忠告する。

その言った言葉によって、

自分自身がcultivate(訓練、強化)されちまう。

(中略)

せっかく受け入れた真理をものにしようと思ったら、

それをちょいとでも、

たとえうそでも実行するということが必要だろう。」




天風師が述べているように、

『天風師に代わって自分が救世主になる』 

くらいの気概が大切です。

天風哲学をマスターして、

あなたが救世主になってください。

『我は尊し』 

の信念で、

堂々と真理を説いてください。

(結論)
『一人ひとりが救世主であると自覚しよう!』



『輪廻転生を信じると人生が変わる』
(著者 山川紘矢 角川文庫)
https://amzn.to/3NsfXNa



『心を磨く 中村天風講演録』
(著者 中村天風 PHP研究所)
https://amzn.to/46kpIpv


【エゴと真我  二人の自分?】

【エゴと真我 二人の自分?】

私たちの心の中には、

『エゴ』と『真我』

の二人の自分が存在しています。

『エゴ』とは、

『我(が)』のことです。

『我が強い』 

『我を張る』 

『我を通す』 

の『我(が)』 

です。

『利己的、自分勝手、自分のことしか考えない、自己中心的自我』

のことです。

『小我』とも言います。

一方、

『真我』とは、

スピリット(不滅の意識体)のことです。

『大我』とも言います。

本当の私の心、

本心(真心)です。

英語では、

ハイヤーセルフと言います。

この真我(スピリット)について、

中村天風師は、著書 

『運命を拓く 天風瞑想録』 (講談社文庫) 

の中でこう述べています。
(50頁~52頁)

「 現代の人間は、

肉体が自分であると思っている人が多いのではないか。

しかし人間というものは、

その正体をつきつめていくと、

何も見えない、

また感じない、

霊魂という気である。

その霊魂が、

現象界に命を活動させるために、

その活動を表現する道具として肉体と心が与えられている。

いわば画家のもつ絵筆、

大工の持つ鉋と同じようなものが、

命に対する肉体であり心である。

これを正しく理解し、

正しく応用した人のみ、

その命に、

限りない強さと、

喜びと、

安心と、

平和とが与えられる。

しかしこのありがたい事実が我々の生命の中にあるのに、

多くの人は、

命というとすぐ肉体を考えるために、

そこで大変な間違いを犯してしまうことになる。

そもそも生きているという不思議な命の力は、

肉体にあるのではなく、

霊魂という気の中に霊妙な働きを行なう力があり、

それはあたかも回っている扇風機にそれを回す力があるのではなく、

電気がこれを回しているのと同様である。

この例でも人間の命の力を正しく理解できるはずだが、

人間だけは、

肉体それ自身に活きる力があるように思うところに大変な間違いがある。

(中略)

したがって人間はまず第一に、

『人間の生命に与えられた活きる力というものは、

肉体に在るのではなく、

霊魂という気の中にある』

ということを、

正しく、

はっきりと理解する必要がある。

これが最も正当な自己認証である。」

霊魂(スピリット)が私たちの本当の心です。

エゴは、

『本当の自分』 

ではありません。

思考が創り出した

“幻想”

です。

全世界4600万読者を持つ“スピリチュアル・マスター”ウエイン・W・ダイアー博士は、著書 

「『いいこと』 が次々起こる心の魔法」 
(訳者 渡部昇一 三笠書房 知的生き方文庫) 

の中で、

霊魂(スピリット)について次のように述べています。
(23頁~25頁)

「 精神性の段階に至った人間は、

この地上が仮の宿にすぎないことに気づいている。

そして自分がもはや競技者、

戦士の段階はもちろん、

奉仕者の段階とも無縁になったことを知るだろう。

今の自分は、

無限の力を秘めた永遠不滅の宇宙エネルギーが、

肉体という仮の器に宿った状態なのだという真理に目覚めるのだ。

また、本当の意味での死というものは存在せず、

すべての物質は、

絶え間なく変転し続けるエネルギーの仮相だと認識するようになる。

自分が肉体に宿った魂であることを知った者は、

自己の内面に強く惹かれるようになる。

また、恐れの感情がなくなり、

物理的な世界への執着が薄れ始める。

世界を客観的に眺められるようになり、

新たな意識の次元に至るのだ。

自己の内面にある無限のエネルギーは、

あなたの中にだけ存在するのではない。

それはすべての物質に宿っており、

過去も含めて、

この世に生まれてきたすべての人々の中に存在する。

精神性の段階に至ると、

このことを実感できるようになってくるのだ。

(中略)

精神性の段階に至ると、

それまで信じ込まされてきた常識にとらわれることはない。

そして、

自分がある目的を持ってこの世に生まれてきたことを認識するようになる。

『この世界にありながら、

この世界の一部ではない存在』

と私が呼ぶような境地に至るのだ。

あなたの本質であるエネルギー(霊魂や魂と言い換えてもいい)

は、決して死滅することはなく、

過去にも真の意味での死というものは経験していない。

(中略)

左脳で合理的にものを考えるように訓練されてきた私達は、

人が死ぬと霊魂は消滅するものだという観念を押しつけられてきた。

しかし、

エネルギーが消えてなくなることはない。

崇高なる自己とは、

今あなたの内にある霊魂そのものなのだ。」

私たちの本質は、

肉体ではなくて霊魂(スピリット)です。

これが正当な自己認識です。

このことを正しく理解した人のみ、

安心立命の境地に達することができます。

しかし、

ほとんどの人がこれを理解していません。

そのため、

エゴによる理知的煩悶に七顛八倒する羽目に陥ります。

自分の中に 

『二人の自分』 

がいることについて、

世界有数のスピリチュアル・マスターであるエックハルト・トール氏は、著書 

『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』 
(監修者 飯田史彦 訳者 あさりみちこ 徳間書店) 

の中でこう述べています。 
(14頁~18頁)

「 三十歳になるまで、

わたしは、

たえまのない不安やあせりに、

苦しんでいました。

自殺を考えてしまうことも、

たびたびでした。

いまになってみると、

まるで、

その頃の自分の生活は、

見知らぬ他人の人生か、

自分の過去生のようにさえ思えるのですから、おかしなものです。

わたしが二十九歳になってまもない、

ある晩のことでした。

夜中に目を覚ますとわたしに

『絶望のどん底だ』 

という思いが、

おそいかかってきました。

こんな気持ちになることは、

当時のわたしにとって、

珍しいことではありませんでしたが、

この時ばかりは、

ふだんにもましてその絶望感は強烈でした。

死んだように静まりかえった夜に、

暗闇の中で、

ぼんやりとうかびあがる家具の輪郭、

遠くからかすかに聞こえてくる、

汽車の音・・・・・・

なにもかもが不自然で、

氷のように冷たく感じられました。

そして、

あらゆるものの存在が、

無意味なことのように思われました。

この世のすべてを、

呪ってやりたいほどでした。

しかも、

このわたし自身こそが、

もっとも無価値な存在のように感じていました。

『こんな悲惨な人生を歩むことに、

いったい、

なんの意味があるというのか?

どうして、

これほど苦しみながら、

生きていかなければならないのか?』

わたしの中にある 

『生きよう』 

という本能は、

『もう存在したくない、

いっそのこと消えてしまえたらいいのに』、

という悲痛な願いに押しつぶされていたのです。

わたしの頭の中を、

『こんな自分と生きていくなんて、

まっぴらごめんだ!』 

という思いが、

ぐるぐると回っていました。

すると突然妙なことに気づいたのです。

『自分はひとりなのか、

それともふたりなのだろうか?』

こんな自分と生きていくのが嫌だとすると、

『自分』 

と 

『自分が一緒に生きていきたくないもうひとりの自分』 

という、ふたりの自分が存在することになります。

そこでわたしは自分に言い聞かせました。

『きっと、このうちのひとりが、

【ほんとうの自分】なのだ』

この時、わたしは、

頭の中でつぶやいていたひとり言が、

ピタリとやんでしまうという奇妙な感覚に、

ハッとしました。

(中略)

運命の出来事が起こったあの夜、

わたしの苦しみは、

限界に達していました。

そのため、

わたしの意識は、

『自分は不幸で、どうしようもないほどみじめなのだ』 

という思いを、

完全に捨て去るしかありませんでした。

このような思いは、

もともと、

思考のでっち上げにすぎません。

この捨て去り具合があまりにも徹底的だったので、

『にせの自分』 

はとつぜん空気を抜かれてしぼんだ風船のように、

ぺしゃんこになってしまったのです。

そこに残ったものこそが、

『わたしの本質』 

であり、

永遠の存在である 

『ほんとうの自分』 

なのでした。

その時のわたしは、

人間、生き物、創造物など、

どんな呼び名でもくくることのできない純粋な 

『意識』 

でした。」

エックハルト・トール氏が語る純粋な意識こそが、 

『真の自分』 

則ち 

『真我』 

です。

心の中に 

『真我』 

が存在していることについて、

世界的スピリチュアル・マスターであるディーパック・チョプラ博士は、著書 

『ゆだねるということ(下)』 (住友進=訳サンマーク文庫)

の中でこう述べています。  
(33頁~34頁)

「 あなたには、

異なるふたつの面があることに気づいてください。

あなたの耳が音を聴き、

脳が音を音楽として理解しています。

しかし、

それは音楽を聴く仕組みにすぎません。

聴くという意味をじっくり考えた場合、

実際に音楽を聴くように、

あなたを仕向けているのは誰でしょう?

いつも心のなかにいる沈黙の観察者、

沈黙の聴き手に気づいてください。

この人物はあなたの内面ばかりでなく、

周囲の空間にも存在する、

思考や感情を超越したあなた自身の一部です。

この部分は疲れることを知らず、

眠りもしません。

破壊することもけっしてできません。

この沈黙の観察者がいつも存在していることに気づいてください。」

私たちの心の中に 

『エゴ(小我)』 



『真我(大我)』 

の二人の自分が存在しています。

『エゴ(我)』 

を取り除き、

『真我』 

を発現させれば 

『神(造物主)』 

に近づけます。

これについて、

作法家でCSコンサルタントの三枝理枝子さんは、著書 

『人間力のある人はなぜ陰徳を積むのか』 

の中で次のように述べています。 (80頁)

「 神社にお参りにいらしたとき、

本殿や拝殿に 

『鏡』 

が置かれているのを目にしたことがないでしょうか。

古より鏡は、

自分の姿を映し、

正しい動きや形に修正したり、

姿を確かめるために使われてきました。

それだけでなく、

心の状態も映し出すものと信じられてきたのです。

『かがみ』 

の 

『が(我)』 

を取ると 

『かみ(神)』

になるという教えから、

手を合わせる際には 

『我を取るように』 

と言われてきたようです。」

『我』は

造物主がつけてくれたものなので全否定する必要はありません。

『真我』を発現させるために、

『我』 

をコントロールすればよいのです。

では、

具体的にどうすればよいのでしょうか?

エックハルト・トール氏は前述の本の中で、

真我を発現させる秘訣を、

次のように述べています。 
(30頁~35頁)

「 自由への第一歩は、

自分の思考は、

『ほんとうの自分』 

ではない、

と気づくことからはじまります。

そう気づくと、

『思考を客観的にながめる』 

ことができるようになります。

思考を客観的にながめると、

高次の意識が活動しはじめます。

思考をはるかに超えた、

果てしない 

『知性の世界』 

が存在することや、

思考はそのごく小さな一面にすぎないことにも、

気づきはじめます。

さらに、

『ほんとうにかけがえのないもの』 

が、見えはじめます。

それは、

思考とは別の源泉からわき上がる 

『美しさ』、

『愛』、

『創造性』、

『喜び』、

『心の平安』 

です。

その時あなたは、

『わたしはやっと目を覚ましたのだ!』 

と思うはずです。

(中略)

思考を客観的にながめていると、

その行為をしている、

『ほんとうの自分』 

の存在に気づきます。

『ほんとうの自分』 

に気づくと、

意識は新たなレベルに到達します。

勝手気ままに活動していた思考はパワーを失い、

『ほんとうの自分』 

のしもべになります。

これが、

無意識的な思考活動を終わらせる第一歩です。

思考がおしゃべりをやめると、

『無心状態』 

が生まれます。

最初のうちは、

無心状態は、

ほんの数秒間しかつづかないかもしれませんが、

心がけ次第で、

だんだんと、

長くつづくようになります。

無心状態の時には 

『心の平安』 

を実感するはずです。

これが、

ふだんは思考の雑音によってかき消されている、

『大いなる存在』 

との一体感なのです。

この状態は、

本来人間にとって、

ごく自然な状態であるはずです。

経験をつめばつむほど、

平安の度合いは、

よりいっそう深まっていきます。

この度合いには、

限界がありません。

しかも、

同時に自分の内奥から、

魂の喜びがわき上がるのを感じるでしょう。

これが 

『在ること』 

の喜びなのです。

(中略)

『思考を客観的にながめる』 

以外にも、

無心状態をつくる方法が、

いくつかあります。

意識を100パーセント 

『いま』 

に集中させて、

思考活動を遮断するのも、

そのひとつです。

意識のすべてを 

『いま、この瞬間』 

に向けてみましょう。

そうすれば思考活動をストップでき、

意識が鋭敏であると同時に、

考えごとをしていない 

『無心状態』 

になれます。

このエクササイズは、

満足のいく結果をもたらすはずです。

また、

これが瞑想の極意でもあるのです。 」

エゴをコントロールするための鍵は、

思考を俯瞰することです。

今何を考えているのかをチェックするクセをつけましょう。

自分を見ている自分を意識するという感覚です。

過去に囚われていないか、

未来を思い煩っていないか、

今考えていることは建設的・発展的・創造的なものか、

つねにチェックしましょう。

今に意識を集中する訓練をしましょう。

エゴを抑える技術について詳しく知りたい方は、

『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』 
(エックハルト・トール著 徳間書店) 

をぜひ読んでください。

わかり易く説かれています。

非常に評価の高い名著です。

超おすすめです。

ということで結論はこうなります。

(結論)
「 『エゴ』 をコントロールして、『真我』 を発現させよう!」

『運命を拓く 天風瞑想録』
(著者 中村天風 講談社文庫)
https://amzn.to/3NmDMpH

「『いいこと』が次々起こる心の魔法」
(著者 ウエイン・W・ダイアー    訳者 渡部昇一 三笠書房 知的生きかた文庫)
https://amzn.to/435QBuw

『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』
(著者 エックハルト・トール 監修飯田史彦 訳者 あさりみちこ 徳間書店)
https://amzn.to/44bAhZO

『ゆだねるということ(下)』
(著者 ディーパック・チョプラ    訳者 住友進 サンマーク文庫)
https://amzn.to/3pk0fLZ

『人間力のある人はなぜ陰徳を積むのか』
(著者 三枝理恵子 モラロジー道徳教育財団)
https://amzn.to/43VcQo8

【自灯明と法灯明】


【『自灯明』と『法灯明』】

自灯明・法灯明とは、

『〈自らを灯明とし、

自らをたよりとして、

他人をたよりとせず、

真理(法)を灯明とし、

真理をよりどころとして、

他のものをよりどころとせずにあれ〉 

という教え。

釈迦の遺言として超阿含経巻2などに伝えられる。―岩波 仏教辞典―』
 
です。

この『自燈明』について、

『中陰の花』 

で第125回芥川賞を受賞した、

福聚寺住職の玄侑宗久さんは、
著書 

『自燈明』 
(三笠書房) 

の中でこう述べています。
(1頁~2頁)

「 『自燈明』などと言われても、

何のことかチンプンカンプンかもしれない。

これはお釈迦さまが亡くなる前に、

アーナンダという弟子に対して話した最後の教えである。

つまり、

お釈迦さま亡きあと、

何を頼りに生きていけばいいのかと訊ねるアーナンダに、

お釈迦さまは 

『汝自身を拠り所(燈明)にせよ』 

『その汝の感じる世界の在り方(法)を拠り所にせよ』 

『それ以外を拠り所にしてはいけない』 

とおっしゃった。

(中略)

お釈迦さまはべつに自分の教えを強要するのでもなく、

自分の言葉を拠り所にせよともおっしゃらなかった。

ただ数学者が静かに示す定理のような、

この世界を貫く法則があるだろうし、

それを実感できるように自己を調えなさい。

そしてそういう自己を、

拠り所にしなさいとおっしゃったのである。」



仏教には 

『三法印』 

というものがあります。

仏教教理を特徴づける三つの根本教説です。

① 諸行無常(万物は流転するものであり、永久に変わらないというものは世の中に一つも無いこと。―新明解国語辞典―)

② 諸法無我(いかなる存在も永遠不変の実体を有しないということ。―広辞苑―)

③ 涅槃寂静(煩悩を断じた悟りの世界は、心の静まった安らぎの境地であるということ。―広辞苑―)

です。

これが法(真理)です。

その他に、宇宙真理として知っておくべきことは、

① 波動の法則
(引き寄せの法則、類友の法則、鏡の法則とも言います。)

② カルマの法則
(因果律、因果応報、因縁生起、原因と結果の法則、善因善果・悪因悪果の法則ともいいます。)

③ ダルマの法則
(人生の目的の法則:宇宙意識の進化・向上に順応するということ。具体的には、自己意識を進化・向上させること。)

です。

物理法則や数学の定理・宇宙真理は不変です。

法(真理)を拠り所にすることが大切です。

思想・イデオロギーは時代とともに変化します。

時代に流されない確固たる自己を築くことが肝要です。

『自灯明』というのは、

『己の内なる声を頼りにせよ』

『内なる魂を信じよ』 

ということです。

他者の意見はあくまで参考であり、

流されないようにしましょう。

『内なる声』にしたがって行動しましょう。

私は天風師やチョプラ博士を尊敬し、

その哲学を尊重していますが、

信奉はしていません。

尊重と信奉は違います。

信奉とは、

『最上のものと信じて従うこと』 

です。

ある主義や教えを最上のものとしてしまったら、

進歩・向上はありません。

真理の探究と

自己陶冶(生まれつきの性質や才能を鍛えて、優れたものにすること)

が大切です。

『百尺竿燈一歩を進む』 
(満足することなく絶えず進歩・向上をはかること) 

が肝要です。

ということで、

結論はこうなります。

(結論)
『真理を拠り所とし、自己意識の進化と向上を目指しましょう。』



『岩波 仏教辞典』
(編者 中村元 福永光司 田村芳朗 今野達 岩波書店)
https://amzn.to/3CPuu0o



『自燈明』
(著者 玄侑宗久 三笠書房)
https://amzn.to/3CQpVTL


日本人よ、立ち上がれ❗



【日本人よ、立ち上がれ!】

『世界平和』 

と 

『人類の幸福』 

を実現させるために日本人である私たちが主導しましょう。

東京女子大学初代校長で旧五千円札の肖像にもなった新渡戸稲造博士は、著書 

『武士道』 
(岬 龍一朗=訳 PHP文庫)

の中で、

『武士道が長い年月をかけて営々と“活力”を築き上げてきた』 

として、こう述べています。
(172頁~174頁)

「 日本に荒波のように押し寄せてきた西洋文明は、

すでにわが国古来のあらゆる教義の痕跡を拭い去ってしまったのだろうか。

一国の国民の魂がそんなにも早く死滅するとあれば、

それは悲しむべきことである。

外国からの影響にいともたやすく屈服してしまうとなれば、

それは貧弱な魂だったといわねばなるまい。

国民性を形成する心理的要素の集合体が、

固く結びついて離れないのは、

『魚のひれ、鳥のくちばし、

食肉獣の牙のように、

その種に欠くことのできない要素』 

と同様である。

皮相な独断に満ちているル・ボン(フランスの社会心理学者)が、

その著作の中で、

『知性による発見は人類共有の遺産だが、

性格の長所や短所はそれぞれの国民が継承する特有の遺産である。

それは何世紀にもわたって日夜、

海水で洗われ、

ようやく表面の粗さがとれた固い岩のようなものである』 

と述べているのは適切である。

もしそれぞれの国民が独自に継承する 

『特有の遺産』 

に長所や短所があるとすれば、

それは十分に考察に値する。

(中略)

武士道が日本国民、

とりわけサムライに刻みつけた性格は、

『種族にとって欠かすことのできない要素』 

を構成しているとはいいがたいが、

それでも武士道が持ち続けている活力については疑う余地はない。

仮に武士道が物理的な力にすぎなかったとしても、

過去七百年の間に営々と築き上げてきた勢いを、

いとも簡単に停止することなどありえないであろう。

たとえそれが遺伝によってのみ継承されたとしても、

その影響は確実に広大な範囲に広がっているはずである。」

私たちには、

武士道が営々と築き上げてきた “活力” があります。

金銭至上主義とは一線を画す品格があります。

世界均質化のグローバリズムに呑み込まれることなく国家の品格を保ち、

世界に範を垂れることが人類への貢献となります。

これについて、

お茶の水女子大学名誉教授でエッセイストの藤原正彦理学博士は、

大ベストセラーの著書 

『国家の品格』 
(新潮新書) 

の中でこう述べています。

「 現在進行中のグローバル化とは、

世界を均質にするものです。

日本人はこの世界の趨勢に敢然と闘いを挑むべきと思います。

普通の国となってはいけないのです。

欧米支配下の野卑な世界にあって、

『孤高の日本』 

でなければいけません。

『孤高の日本』 

を取り戻し、

世界に範を垂れることこそが、

日本の果たしうる、

人類への世界史的貢献と思うのです。」(6頁)

「 日本は、

金銭至上主義を何とも思わない野卑な国々とは、

一線を画す必要があります。

国家の品格をひたすら守ることです。

経済的斜陽が一世紀ほど続こうと、

孤高を保つべきと思います。

たかが経済なのです。

大正末期から昭和の初めにかけて駐日フランス大使館を務めた詩人のポール・クローデルは、

大東亜戦争の帰趨のはっきりした昭和十八年に、

パリでこう言いました。

『日本人は貧しい。

しかし高貴だ。

世界でどうしても生き残って欲しい民族をあげるとしたら、

それは日本人だ』

日本人一人一人が美しい情緒と形を身につけ、

品格のある国家を保つことは、

日本人として生まれた真の意味であり、

人類への責務と思うのです。

ここ四世紀間ほど世界を支配した欧米の教義は、

ようやく破綻を見せ始めました。

世界は途方に暮れています。

時間はかかりますが、

この世界を本格的に救えるのは、

日本人しかいないと私は思うのです。」 (191頁)

日本人は世界の有識者から高く評価されています。

そして、期待されています。

ウエルビーイング分野の第一人者であるディーパック・チョプラ博士は、著書 

『宇宙のパワーと自由にアクセスする方法』 
(訳・解説 渡邊愛子 フォレスト出版) 

の中で、

日本への期待を次のように述べています。 (1頁~2頁)

「 私は1980年代後半に、

企業幹部の方々や、

一般の大勢の人々に瞑想をお教えするために何度か日本を訪れたものでした。

その際、

世界中の人々がみな似通っていて、

同じような熱望や憧れ、

特徴を持っている中で、

日本文化にだけは何か特有なものを感じていました。

それは座禅・武士道などといった古来の知恵や伝統と、

現代の科学技術における華々しい成果との絶妙な組み合わせでした。

(中略)

日本には先のような古来の文化に基づいた知恵があります。

それが媒体や娯楽、書籍、

情報技術などの現代技術と組み合わされば、

高い意識を持った人々の数を増大させて、

クリティカルマス(物事が劇的に広がり、定着するために必要な最低人数)に達し、

世界中を癒すことができるはずです。

(中略)

日本はすでに技術において世界をリードし、

最前線にいますが、

意識の面においても、

人類を知恵に基づいた文明の惑星へと導く指導的役割を果たすことになるでしょう。」

日本人に熱い期待を抱いているのはチョプラ博士だけではありません。

バイオテクノロジーの世界的権威である元筑波大学名誉教授の村上和雄博士(1936~2021)は、著書 

『アホは神の望み』 
(サンマーク出版)

の中で、

法王ダライ・ラマ十四世が日本に期待している旨を次のように述べています。(168頁~170頁)

「 そのダライ・ラマ法王が私の手を握って、

こういったことがあります。

『二十一世紀は日本の出番ですよ』。

日本の何が出番かといえば、

高い経済力や科学技術力をもちながら、

欧米のように自然を敵対や克服の対象とはせず、

むしろ自然を敬い、

その中に溶け込むようにして自然とともに何千年も暮らしてきた日本人のおだやかで調和的な精神や文化。

それこそが、

この混乱と不安に満ちた世界に必要だと法王はいうのです。

(中略)

そんな日本こそがこれからの世界にもっともっと貢献して、

世界に役立ち、

世界を助け、

世界とともに喜ぶような国になってほしい

――その思いを法王は 

『出番だ』 

と表現したのだと思います。」

一般財団法人 育生会横浜病院 院長の長堀 優博士は、著書

『いざ、霊性の時代へ ~日本が導くアセンションへの道~』 (でくのぼう出版) 

の中で、

世界を導く鍵は霊性復活と自然回帰だとして、

次のように述べています。 
(265頁)

「 新型コロナウィルス感染を契機とする全世界の大掃除と建て替えは、

天の揺るがぬ意思であるのでしょう。

霊性復活と自然回帰という今回のパラダイムシフトにおける日本人の役割はたいへんに重要です。

アセンションへの道は、

日本人が拓き、

そして導くのです。

もう後戻りはできません。

新しい社会の実現は、

ひとえに私たちが希望を共有できるかにかかっています。

私たちは、

子どもや孫たちの世代のためにも、

希望を胸に、

強い覚悟をもって前に進しかないのです。」

日本が世界を導く鍵は、

『霊性の復活』 

と 

『自然回帰』 

です。

自己意識を向上させ、

自然を崇拝し、

愛し、

感謝しましょう。

私たち日本人が世界を導きましょう。

ということで結論はこうなります。

(結論)
『世界平和』と『人類の幸福』 の実現は、私たち日本人が主導します。
『日本人よ、立ち上がれ!』



『いま、拠ってたつべき “日本の精神” 武士道』
(著者 新渡戸稲造 訳者 岬龍一郎PHP文庫)
https://amzn.to/3r0UyTI



『国家の品格』
(著者 藤原正彦 新潮新書)
https://amzn.to/3JuvZoF



『宇宙のパワーと自由にアクセスする方法』
(著者 ディーパック・チョプラ    訳者 渡邊愛子 フォレスト出版)
https://amzn.to/3XnjFMI



『アホは神の望み』
(著者 村上和雄 サンマーク出版)
https://amzn.to/3CLWyBX



『いざ、霊性の時代へ〜日本が導くアセンションへの道〜』
(著者 長堀優 でくのぼう出版)
https://amzn.to/46lQ61Y

【人生はドラマ&RPG】



『人生は筋書きのないドラマである』 

とよく言われます。

換言すれば、

『人生は自分が主人公のロールプレイング・ゲーム』 

のようなものです。

人生は、

順風満帆にいくものではなく、

紆余曲折、

アップ&ダウン、

様々な障害があります。

だからこそ面白い。

最初から最後までハッピーなストーリーなんて退屈でしょ?

『艱難、汝を玉にす』 

です。

『すべては良きことのため』 

に起こります。


人生はゲームのようなものだから、

楽しむことが一番大事です。


これについて、

弁護士で講演家、

著述家のアーノルド・M・パテント氏は、著書 

「 『成功』+『幸せ』を手に入れる21の原則」
(訳者 あさりみちこ 徳間書店)

の中で、こう述べています。 
(16頁~18頁)


「 人生はゲームだ――。

すっかりお馴染みのフレーズです。

人生はよくゲームにたとえられますが、

偶然にも、

これはとても的を射た表現なのです。

なぜだか、おわかりですか?

みなさんにおたずねします。

ゲームの目的とは、なんでしょう――?

そうです! 

『楽しむこと』 

ですよね。

そして、

人生の目的も、

これとまったく一緒で、

『楽しむこと』 

なんです!

ただし、

人生のゲームを楽しむには、

ルールを知らなければなりません。

ルールを知った上で、

練習をつみかさね、

技にみがきをかけ、

マスターしてしまえばいいのです。

(中略)

過去15年間にわたり、

たくさんの人を指導してきた経験からいうと、

『これからは、

【人生のゲーム】

をプレーするぞ』 

と心に誓った時点で、

宇宙はあなたの誓いを聞き入れ、

あらゆる面であなたをサポートしてくれるようになります。

あなたが一歩一歩前進するたびに、

人生の質も高まり、

かぎりなく向上しつづけるのです。

人生のクオリティには限りがありません。

これが頂点というものがないのです。

ですから、

どんなに素晴らしいと思えても、

かならずその上があります。

なぜなら、

『人生のゲーム』 

には 

『終わり』 

がないからです。

『人生のゲーム』 

をプレーしていれば、

喜びやワクワクするようなことが、

つぎからつぎへとおとずれます。

あなた自身の願望が満たされるだけでなく、

ゲームに参加しているみんなの願望が満たされるのです。

お互いをサポートし合う 

『人生のゲーム』 

に、敗者はいません。

誰もが勝者です。」




『人生はゲームだ』 

と思って生きると喜びやワクワクすることが次々起こります。

そのルールを学ぶために、

まずは

「『成功』+『幸せ』を手に入れる21の原則」
(アーノルド・パテント著 徳間書店)

を読んでください。

人生必読の書です。



ロールプレイング・ゲームと人生が非常に似ていることについて、

『生きがいの創造』 

で一世を風靡した、

元福島大学教授の飯田史彦博士は、著書 

『生きがいの本質 私たちは、なぜ生きているのか』 
(PHP文庫) 

の中で、

次のように述べています。 
(272頁~276頁)


「 ロール(役割)をプレイング(演じる)するゲームという意味で、

何とこれが、

人生計画にそっくりなのです。

きっと、

RPGをやったことのある方ならば、

本書がいう 

『試練』 

の意味も、

感覚としておわかりになるはずです。

(中略)

ある主人公を選んで物語をはじめます。

主人公は、

自分の意志で自由に行動する権利を持っていますが、

『どうしても会わなければならない人物』 

や 

『どうしても経験しておかなければならないイベント(出来事)』
 
も設定してあります。

したがって、

自分の意志でウロウロしながらも、

いつのまにかそれらの人物やイベントに引き寄せられていき、

会うべき人に会って 

『運命の再会』 

を果たしたり、

体験すべき試練が生じてきて、

苦労しながら解決することになります。

(中略)

私たちが生きている人生も、

これと同じような仕組みになっています。

主人公を選ぶことによって、

その人生で学ぶ基本的な成長課題が決まり、

その課題を学ぶために、

人生の節目ごとに現れてくるボスキャラ(大きな試練)や、

どうしても会わなければならない人物(ソウルメイト)、

解決しなければならないイベント(人生経験)などを決めておきます。

そして、

私たちは自由に行動しながら、

不思議と予定通りに現れてくるそれらの 

『運命』 

に対処していくというわけです。

(中略)

そのような人生設計の中で、

もっとも大切なことは、

『経験値を稼いで成長する』 

ということです。」




パテント氏と飯田史彦博士の見解に共通することは、

『成長と向上』 

です。


人生は、

『自己意識を進化・向上させることにある』 

ようです。



『スター・ウォーズ』 は、

ダーク・サイドとライト・サイドの戦いでしたが、

人生は争うゲームではありません。

“無明の世界”(煩悩に囚われた世界)

から

“光明の世界”(悟りの境地)

への成長ゲームです。

“闇”に頓着せず、

己が太陽になることを目指して精進しましょう。


(結論)
『人生はどれだけ成長できるか、どれだけ自己意識を進化・向上させるかのゲームである。』



「『成功』+『幸せ』を手に入れる21の原則」
(著者 アーノルド・パテント 訳者 あさりみちこ 徳間書店)
https://amzn.to/3XjdqcE



『生きがいの本質 私たちは、なぜ生きているのか』
(著者 飯田史彦 PHP文庫)
https://amzn.to/46jB7FO


【宇宙はすべてシンパシー】


【宇宙はすべてシンパシー】

宇宙はすべて情報を持つ波動エネルギーでできています。

物質も、思考も、感情も、意志もすべて波動エネルギーです。

したがって、

物理法則である

“共振共鳴の原理”

が、精神法則としても働きます。

これについて、

田坂広志博士は、著書 

『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』
(光文社)

の中で次のように述べています。
(87頁~88頁)


「 もし、この 

『ゼロ・ポイント・フィールド』

のホログラム仮説と 

『量子脳理論』 

の仮説が正しければ、

なぜ我々の心の中に存在する想念が、

それと似たものを 

『引き寄せる』 

のかについても、

合理的な説明がつく。

なぜなら、

『ゼロ・ポイント・フィールド』

に記録されている情報は、

それが先に述べたホログラム的な記録であるならば、

『波動』 

として記録されており、

また、

我々の脳や心の中に存在する想念も、

それが量子的プロセスで存在しているのであれば、

これも 

『波動』 

として存在しているからである。

そして、

物理学の世界で良く知られているように、

一つの波動は、

その波動と 

『類似の周波数』 

のものと 

『共鳴』 

を起こすからである。

従って、

我々の脳や心の中にある想念は、

脳や心が 

『ゼロ・ポイント・フィールド』

と繋がるとき、

そのフィールド内にある 

『類似の情報』 



『共鳴』 

を起こし、

『引き寄せ』 

を起こすと考えられる。

それが、

我々が心の中に抱いた想念は、

それと 

『類似のもの』 

を引き寄せるという 

『引き寄せの法則』 

が存在する理由であると考えられる。」




『ゼロ・ポイント・フィールド』

のホログラム仮説と 

『量子脳理論』 

の仮説は、

『引き寄せの法則』 

を科学的に説明することができる優れた理論です。




『 “波動”とは何か、

なぜ同調できるのか』

について、

形態波動エネルギー研究所設立者の足立 育朗氏は、著書 

『波動の法則 宇宙からのメッセージ』 
(ナチュラルスピリット)

の中でわかりやすく説明しています。 
(30頁~31頁)


「『波動』とは何か、

なぜ同調できるのか

それでその頃、

『波動』

で同調するとはどういうことなのか、

現代科学の波動について調べなければと感じました。

実際に調べてみますと、

『波動』

には周波数・波長・波形・振幅というものがあることがわかりました。

もちろん、

それ以外にもいろいろありますが、

地球の今の文化ではだいたいその四つくらいが中心に考えられています。

そして大きな意味で 

『波動』 

の性質を利用して実用化しているわけです。

例えば、

テレビやラジオがどういう形で現実に現象を起こしているのか、

ということを調べると、

これらも 

『波動』 

の性質を利用していることがわかります。

東京タワーからは、

テレビ局のさまざまなチャンネル(東京方面のもの)の、

ある周波数・波長・波形・振幅をもった振動波が出力され、

発振されていますが、

私どもの五感ではその振動波を直接感じたり、

見たりすることはできません。

それでもテレビという道具に電源を入れ、

スイッチを入れて、

テレビ局から発振されている特定の振動数にチューニングをすると受振できるわけです。

テレビは同じ周波数・波長・波形・振幅の振動波をわずかに発振することによって、

共振、同調して受振しています。

強いエネルギーのほうが、

そのまま現象として、

同調した状態が画像に映るような仕組みができているわけです。

音についても同じことが言えます。

ラジオも同様の方法で、

TBSならTBSの、

954なら954のサイクルという振動波で発振されているものが、

ラジオ自体がやはりわずかに同じ振動波を発振すれば、

同調して現象が起きるのです。

これらは 

『波動』 

の性質を利用し、

道具として人間が開発しているものですが、

人間の 

『直観』 

や 

『閃き』 

も実は同様なのです。」




物理法則である 

『共振共鳴の原理』 

は精神法則としても働き、 

『類友の法則』 

『引き寄せの法則』 

と呼ばれています。



諺では、

『類は友を呼ぶ』 

『同気、相求む』

といいます。


ポジティブな諺では、

『笑う門には福来たる』 

です。

英語では、

“Fortune comes in by a merry gate.” 
(幸運は楽しい門から入ってくる) 

といいます。

ネガティブな諺では、

『泣きっ面に蜂』

『弱り目に祟り目』
 
『こけた上を踏まれる』 

です。

これらの諺は、

『共振共鳴現象』 

を表しています。



思考も感情も波動ですから物理法則である 

『反射の原理』 

『反響現象』 

も精神法則として働きます。

これは、

『鏡の法則』 

と呼ばれています。


諺でいえば、

『人こそ人の鏡』

『人を以て鑑と為す』 

です。

ポジティブな諺では、

『魚心あれば水心』 
(好意には好意をもって対応する) 

です。

英語では、

“Love is the loadstone of love.”
(愛は、愛の磁石である) 

といいます。

ネガティブな諺では、

『天に唾す』 
(天に向かって唾を吐けば、自分の顔に落ちてくる。文句、悪口、陰口は自分に返ってくる)

『人を呪わば穴二つ』 
(他人を呪い殺せば、その報いで己も死ぬ) 

です。



このように、

すべてのことに 

『共振共鳴現象』 

『反響現象』 

が働くので、

ネガティブな波動(否定的、消極的、悲観的想念や感情)を極力出さないようにすることが肝心です。

ポジティブ波動(積極的、肯定的、前向き、建設的、発展的、創造的想念とポジティブ感情)を出すように心掛けましょう。

ということで結論はこうなります。

(結論)
『宇宙はすべてシンパシー』



『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』
(著者 田坂広志 光文社新書)
https://amzn.to/44bFZLt



『波動の法則 宇宙からのメッセージ』
(著者 足立育朗 ナチュラルスピリット)
https://amzn.to/3NGqEx0


【人間の本質、宇宙の正体】


【人間の本質、宇宙の正体】

『人間の本質は肉体?それとも精神?』 

という質問をすれば、

ほとんどの人が精神だと答えるでしょう。



人間のことをミクロコスモス(小宇宙)といいます。

大宇宙のことをマクロコスモスといいます。

ミクロコスモスを拡大するとマクロコスモスになります。

つまり、人間を拡大すると宇宙になります。

逆に言えば、

宇宙を縮小すれば人間になります。

人間の本質は精神なので宇宙の本質も精神です。



私がデタラメを述べていると思っていませんか?

ちゃんとした根拠があります。

宇宙の

“大規模構造”

が明らかになっています。

ウィキペディアにグラフィックが載っているのでご覧ください。

一方、

脳神経細胞の構造も明らかになっています。

2つを見比べると酷似しています。

これについては、

You Tubeの 

『NEX 工業』様

の動画で詳しく説明されているのでご覧ください。

“宇宙の大規模構造 NEX工業”

で検索すると出てきます。



このことは、

宇宙のフラクタル構造として知られています。

フラクタル構造ついて、

猫好き科学作家の竹内薫理学博士は、著書 

『宇宙フラクタル構造の謎』 
(徳間書店)

の中でこう述べています。


「 フラクタルの最後の性質の

『入れ子』 というのは、

『顕微鏡で倍率(=スケール)を上げて覗くと、

前と同じような構造が見える』

ということ。

たとえば、

宇宙を考えると、

地球などの惑星が太陽の周りを回っているが、

スケールを変えて、

ミクロの原子を覗くと、

やはり、

原子核の周りを電子が回っている。

つまり、

スケールを変えても、

前と同じような構造になっている。

だから、

宇宙は、入れ子構造を持っている。

あるいは、

木の枝なんかも、

入れ子構造の良い例になっている。

大きな枝の分かれ方と小さな枝の分かれ方とを比べると、

どちらも同じような構造になっていることがわかるだろう。」
(109頁)



「 フラクタル宇宙の考えが正しいならば、

小さいスケールで起こっていることは、

大きいスケールでも起こっているに違いない。」 (193頁)



「 よく、

『原子核の周りを電子が回っているのと、

太陽の周りを惑星が回っているのとは、

一見似ているようだが、

本当は、全然別の現象である。

似ているなどというのは、

非科学的な人の考えることだ。』

という調子の 

『科学的解説記事』 

をみかけるが、

今や、

水素原子と太陽系が、

ほとんど同じ様な形をした方程式で記述されることがわかり、

データとの一致もいいのだから、

もはや、この2つが 

『全然別の現象』 

とは言えないだろう。

何が科学的で何が科学的でないかを決めるのは、

時代や流行にも影響され、

結構むずかしいものなのだ。

『テレパシーなど存在しない』

とか、

『霊魂など存在しない』

と、なんでもかんでも非科学的だと断言してしまう物理学者がいるが、

そういう頭の堅い人の言うことは、

あまり信じる必要がない。

(中略)

頭の堅い科学者は、

時代に縛られている。

人間、

『自分だけが正しい』

と考えるようになったら、

おしまいである。

この太陽系の量子化は、

『フラクタル宇宙では、

小さいスケールで起こっていることが大きいスケールでも起こっている』

ことの良い例になっている。」
(203頁~206頁)




私がデタラメを述べているのではないことがおわかりいただけましたでしょうか?

実は、

『宇宙全体として、ひとつの生命体』

です。

これについて、

ロボット犬『AIBO』の開発者で、

現在、ホロトロピック・ネットワークを主宰している土井利忠工学博士(ペンネーム天外伺朗さん)は、

桜井邦朋理学博士との共著、

「『あの世』の科学・『この世』の科学 宇宙は意識が作ったのか?」 
(PHP研究所) 

の中で次のように述べています。



「 素粒子のレベルで考えると、

全宇宙は全体として溶け合っており、

ひとつの存在だ、

といえそうです。

私たちや、

動植物が生命体なら、

全体として宇宙もひとつの生命体でしょう。

そうすると、

次の結論が得られます。

――宇宙は、全体として、ひとつの生命体です――

これも、

荒唐無稽に響くかもしれませんが、

量子力学の正統的な解釈から論理的に導ける結論です。」 
(5頁~6頁)



「 われわれは宇宙に存在するいろいろなものを局所的に観測していますが、

それを構成する素粒子は、

観測されない状態では、

それは決して局所的なものではなく、

非局所的なものです。

つまり、これは 

『宇宙は全体でひとつである』 

と言い換えることができるのです。

また、

宇宙を構成しているのは物質であり、

当然、人間も宇宙の一部です。

すると、

『宇宙の一部である人間が生命体であるならば、

宇宙は全体としてひとつの生命体である』 

ということにもなるわけです。

したがって、

私が導き出した 

『宇宙は全体としてひとつの生命体です』 

という結論は、

現代の物理学から照らしてもまったくは否定できない結論なのではないでしょうか。」 
(98頁~99頁)




現代物理学はこれまで信じられてきた土台を根底から覆そうとしています。

今、水面下で静かにパラダイムシフトが進行しています。

医療のトップジャーナリストとして、

英米で活躍しているリン・マクタガート女史は、

欧米でベストセラーとなった著書、

『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』 
(訳者=野中浩一 インターシフト 発売=河出書房新社)

の中で、

量子物理学の見地から宇宙の本質について次のように述べています。



「 私たちはいま、ある革命の夜明けの時代にいる。

それは、

アインシュタインの相対性理論と同じくらい、

根源的で斬新な革命である。

この世界がどのように成り立ち、

また私たち自身がどのような存在であるかについて、

これまで信じられてきた土台に根底から疑問を投げかける新たな考えが浮上している。

宗教がつねに信奉してきた考え、

すなわち、

人間はたんなる肉と骨のかたまりをはるかに超えた並はずれた存在である、

という考えをうまく説明する発見が次々になされているのだ。

この新しい科学は、

その根源において、

過去の科学者たちを何百年も悩ませてきた疑問に答えを出している。

それはつきつめれば、

奇跡を科学しているのである。

(中略)

私たちの究極の姿は、

化学反応ではなく、

エネルギーをもつ電荷だというのだ。

人間をはじめとするあらゆる生き物は、

ほかのあらゆる存在と結びついた、

エネルギー・フィールド(場)の中のエネルギー集合体である。

脈打つこのエネルギー・フィールドこそ、

徹頭徹尾、

私たちのからだと意識、

そして私たちの存在の中心的動力源なのだ。

宇宙と結びついた私たちのからだには、

もはや 

『自己』 と 『非自己』 

の区別は存在せず、

その根底にはひとつのエネルギー・フィールドだけが存在する。

このフィールドは私たちの知能の高次機能をもたらす源であり、

からだを成長させる情報源である。

それは、

私たちの脳、

こころ、

記憶――実際のところ、

この世界の青写真そのもの       ――にほかならない。

(中略)

私たちは、

自分たちの住む世界と不可分に結びつきながら活動をつづけており、

唯一の根源的真実は、

このフィールドとの関係だけに存在する。

アインシュタインがかつて簡潔に述べたように、

『場こそが唯一の実在』 

なのだ。」(10頁~11頁)



「 量子物理学のいくつかの方程式で、

つねに差し引きゼロとして無視されてきた項について、

改めて考えた人たちもいた。

それはゼロ・ポイント・フィールド――モノとモノのあいだの空間における微小な振動の海――を示していた。

もし、

物質のもっとも基本的な性質に、

このゼロ・ポイント・フィールドを含めて考えるなら、

私たちの宇宙の奥底に存在するのは、

エネルギーに満ちた海――ひとつの巨大な量子場――だ、

と彼らは理解した。

もしこれが本当なら、

あらゆるものは、

目に見えないクモの巣のように、

それ以外のあらゆるものと結びついていることになる。

彼らはまた、

私たちが同一の基本素材でつくられていることを発見した。

人間を含む命ある存在は、

もっとも基本的な水準において、

この無尽蔵のエネルギーの海とのあいだでつねに情報を交換しつづけている、

量子エネルギーのかたまりである。

生き物は弱い放射線を出しており、

これが生命のプロセスにおいていちばん重要な点だった。

細胞間のコミュニケーションから、

複雑に入り組んだDNAの支配に至るまで、

生命に関する情報は、

あらゆる場面で、

量子レベルにおける情報交換を通して中継されていた。

物質世界の法則群からきわめて遠くに位置すると考えられる 『別のもの』、

すなわち私たちのこころさえ、

量子プロセスにしたがって動いていたのだ。

思考すること、

感じること、

さらにはもっと高度な認知機能は、

私たちの脳やからだ全体で同時に脈打っている量子情報と関係していた。

人間に知覚が生じるのは、

脳の原子内粒子と量子エネルギーの海とが相互作用を起こした結果だった。

私たちは文字通り、

私たちを取り巻く宇宙と共鳴していた。

(中略)

さらに根本的には、

彼らが提供した証拠は、

私たちすべてが、

その存在の基盤において、

たがいにも、

世界とも結びついていることを示していた。

彼らは科学的な実験を通じて、

宇宙全体を流れる生命力のようなもの――これまで集合意識とか、

神学者によって精霊とか呼ばれてきたもの――が存在する可能性を示してきた。

これまで何世紀も人類が信じてはいたものの、

確固たる証拠がないか、

適切な説明が困難だった領域、

たとえば代替医療の有効性から、

はては来世の祈りに至るまで、

種々のことがらに有望な説明を与えてくれたのだ。

それは、

ある意味で、宗教の科学であった。

ニュートンやダーウィンの世界観と異なり、

そうした考えは元気を与えてくれる。

そこには、

秩序や制御という含みがあり、

私たちを力づけてくれる。

私たちは自然が生んだたんなる偶然の産物ではないのだ。

この世界には目的と統一が存在し、

その中に私たちの場所があり、

そして私たちは世界に対して重要な貢献をしている。

私たちの行為や思考は無視できないものであり、

実のところ、

この世界を形成するために不可欠だったのだ。

人間はばらばらに切り離された存在ではなく、

私たちと彼らという区別は意味がない。

私たちはもはや――外側から宇宙を覗き込んでいるような――宇宙の周辺にある存在ではない。

私たちは本来の場所を取り戻し、

宇宙の中心へと戻ることができるのだ。」 (17頁~18頁)




宇宙は意味と目的を持っています。

最先端科学は、

宇宙の存在と意識の謎に迫りはじめています。

世界賢人会議 

『ブダペストクラブ』

主宰のシステム哲学者、

アーヴィン・ラズロ博士は、著書

『生ける宇宙――科学による万物の一貫性の発見』 
(訳者 吉田三知世 日本教文社)

のなかで、

最先端科学による洞察と世界観について次のように述べています。



「 現在、科学の最先端で、

注目に値する一つの洞察が登場しつつある。

それは、

宇宙は、

そのなかに存在するすべてのものと共に、

生物にも似た一貫性を持つ一つの総体をなしているという洞察だ。

宇宙に存在するすべてのものは互いに結びついている。

ある場所で起こるすべてのことは、

ほかの場所でも起こる。

あるとき起こるすべてのことは、

ほかのすべてのときにも起こる。

そして、

かつて起こったすべてのことの痕跡は、

消え去ることなく永らえる。

今日ここにあっても明日は消えてしまうような、

完全に無常なものなど存在しない。

宇宙は、

つながりのない個別の物や出来事からなる世界ではない。

外側にいる観客が、

魂に訴えかけもしない見世物をただ眺めているようなものではないのだ。

それは、

統合された一つの全体である。

古典物理学が構築した魅力のない世界のように、

物質と、生命や精神の領域とは互いに分断されてなどいない。

物質――素粒子が集合して原子となり、

原子が集合して分子となり、

分子が集合して細胞になり、

細胞が集合して生命体をなす、

というような『もの』――は、

ばらばらに独立して存在しているのではない。

それどころか、

それ自体が実体をそなえた存在ですらないのである。

堅固に見えてはいても、

つまるところ物質とは、

量子化された波束としてまとまったエネルギーであり、

これらの波束がさらに集まって、

世界を構成する巨大な調和した構造物をなしているのだ。」
(2頁~3頁)



「 空間と時間のなかに出現し進化する粒子や系と真空が相互作用するという現象は、

アカシック・レコードという概念を思い起こさせ、

それについて語っていたヒンドゥー教の予言者は正しかったのだということがあらためて認識される。

宇宙には、

情報を保存し伝達し、

それによって結びつきと相関を実現させる、

より深いリアリティーが存在する。

時代を超えたこの洞察を尊重し、

著者は再発見された真空に基づくホログラフィック・フィールドを

『アカシック・フィールド』 

と名づけた。

(中略)

さまざまな経験科学の最前線で、

新しい世界観が出現しつつある。

それは、

宇宙は有機的であり、

高度な一貫性をそなえており、

強く相互結合した一つの包括的なシステムであるとわたしたちに教えてくれ、

宇宙をふたたび魅力あるものとする世界観だ。

この新しい世界観の重要な特徴は、

空間や時間を超越した相関性である。

空間と時間は物事を分離するのではなく、

結びつけるのだ。

それは、

自然のあらゆる大きさとあらゆる領域で情報が保存され伝達されるからである。

今行なわれている、

宇宙的なホログラフィック・フィールドとしてのアカシック・フィールドの再発見は、

定性的なものでしかない人間の経験を、

科学の実験手法によって得られた定量的なデータによって強化する。

ユニークな個人的洞察と、

多くの人によって観察でき、

繰り返すことのできる経験とを組み合わせることによって、

わたしたちは正しい道を進んでいるのだというゆるぎない確信が得られる。

A‐フィールドは、

生物圏においては生命体と精神を結びつけ、

宇宙全体においては素粒子、恒星、銀河を結びつける。

これによって、

進化のある段階から次の段階へと手探りでやみくもに進む機械のような宇宙は、

自らが作り出した情報を足場として向上する、

一つの包括的システムとしての宇宙へと変貌する。

宇宙は、

機械というよりもむしろ生きた生命体に似ている。

それは、

過去から現在までの進化を基盤とし、

その上に立って、

現在から未来へと進化する。

その論理は、

生命の論理にほかならない。

つまり、

相互結合性と相互作用を通して、

一貫性と全一性へ向かって進化するのである。」(52頁~54頁)



「 意識は宇宙のなかで、

どのくらいの範囲に広がっているのだろう?

実のところ、

自然という壮大な構造のなかには、

ここからここまでは意識が存在し、

その下、

あるいは上には、

物理的相互作用と化学反応しか存在しないと言えるような明確な境界は存在しないようだ。

先入観なしに見れば、

意識は宇宙に存在するすべてのものに浸透しているようであり、

意識はエネルギーと同様に本質的ものだということがわかる。

エネルギーが束ねられてますます複雑な形になっていくにつれて、

ますます複雑な形の意識がそれに付随するようになる。

わたしたちは、

これらのエネルギーの束に付随している意識を直接調べることはできない。

宇宙のなかに意識が存在しているという証拠は間接的なものだが、

それは、

わたしたちの伴侶にも意識があるという証拠と同じく十分なものである。」 (90頁)





宇宙とは、

『人知の及ぶところではない偉大なる知性』 

であり、

『純粋意識そのもの』 

です。

これについて、

ディーパック・チョプラ博士は、著書 

『ゆだねるということ(下)』 (訳者 住友進 サンマーク文庫)

のなかで次のように述べています。



「 わたしやあなたの肉体、

ひいては星や銀河や電子の領域に及ぶ宇宙全体を創り出している根源的な知性の存在を認めることです。

この意識的な知性の場は宇宙の源であり、

全員が共有する拡大された肉体であり、

あらゆるものを結びつけている

『すべて』である『場』 

なのです。」 (29頁)



「 わたしたち全員が宇宙のエネルギーの領域に包み込まれていて、

異なる視点はもっていても、

実際には同じひとつの存在である」 (40頁)



「 あなたやわたし、

そして宇宙に存在するあらゆるものが、

『すべて』である知性が織りあげたタペストリーの柄であることをつねに念頭に置いておくことです。」
(87頁)



「 あなたの体内にある百兆の細胞のすべてが宇宙のダンスに加わり、

しかもその一つひとつが宇宙全体なのです。

ほんとうの自分には、

ミクロコスモスからマクロコスモス、

原子から宇宙、

個人的な身体から宇宙的な身体まで、

あらゆる創造性が宿っているのを忘れないでください。」
(110頁)




宇宙の本質は、

『純粋意識』 

であり、

無限の創造性を秘めた 

『場』 

です。

宇宙は、

観測することのできない

“情報とエネルギー”

が遍在している 

『場』 

です。

アカシック・フィールドであり、

ゼロ・ポイント・フィールドです。

私たちは

宇宙意識のアバター(分身)です。

宇宙を海にたとえると、

私たちは漣です。

宇宙を絨毯にたとえると、

私たちはひとつの柄です。

宇宙も人間も本質は意識です。

仏教にも

“唯識”

という思想があります。

『岩波 仏教辞典』(岩波書店)

に、こう書かれています。

『 あらゆる存在はただ識、

すなわち心にすぎないとする見解。

般若経の空の思想を受けつぎながら、

しかも少なくともまず識は存在するという立場に立って、

自己のあり方をヨーガの実践を通して変革することによって悟りに到達しようとする教えである。』 

最先端科学による世界観と、

“唯識”

の世界観は合致します。

今や、

量子物理学は奇跡を科学しています。

ということで、結論はこうなります。

(結論)
『宇宙も人間も本質は意識であり、人間は宇宙意識のアバターである』



『宇宙フラクタル構造の謎』
(著者 竹内薫 徳間書店)
https://amzn.to/3JkI2oo



「『あの世』の科学・『この世』の科学  宇宙は意識が作ったのか?」
(著者 天外伺朗  桜井邦朋
PHP研究所)
https://amzn.to/3qKw6G0



『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』
(著者 リン・マクタガート 訳者 野中浩一 発行 インターシフト発売  河出書房新社)
https://amzn.to/3NCsTl0



『生ける宇宙―科学による万物の一貫性の発見』
(著者 アーヴィン・ラズロ 訳者 吉田三知世 日本教文社)
https://amzn.to/3Pnjkrb



『ゆだねるということ(下)』
(著者 ディーパック・チョプラ  訳者  住友進  サンマーク文庫)
https://amzn.to/3qNEBQB


【全ては良きことの為に起こる】


【全ては良きことの為に起こる】

人生で起こることすべてに意味があります。

すべては良きことのために起こります。

これについて、

精神世界の巨匠で翻訳家、

著書も多数ある、

山川紘矢さんは、自著

『すべては良きことのために』 
(角川文庫) 

の中で次のように述べています。
(3頁~4頁)

「 『すべては良きことのために』 

と言う言葉は僕にとって、

マントラのようなものです。

人生には病気、試練、対立、

そして死などいろいろあります。

さらに不安も恐れも悲しみも喜びもあります。

どんなことに遭遇しても、

これは 

『すべては良きことのために』 

起こっているのだと前向きの気持ちで思うようにすると、

そのすべてに落ち着いて、

対応できるようになります。

今現時点において、

どんな問題を抱えていようと、

それらは 

『すべては良きことのため』 

に起こっているのだと知ってさえいれば、

人生がより楽になり、

リラックスして生きられることでしょう。

そして、

すべてに対して愛と感謝しかないことがわかります。

そうなれば、

あなたの人生にはますます良いことが引き寄せられて来ます。

それこそが人生のマスター・キーなのかもしれません。」 



『すべては良きことの為に起こっている』 

と前向きに考えることが大切ですが、

実際にそうなのです。

六十過ぎて、

人生を振り返ればそのことがよくわかります。

多摩大学大学院名誉教授の田坂広志工学博士は、著書 

「逆境を越える『こころの技法』」
(PHP文庫)

の中で、人生を振り返りこう述べています。
(252頁~254頁)

「 いま、振り返れば、

職業の挫折も、

生死の大病も、

肉親の喪失も、

そこには、すべて、

深い意味がありました。

それが与えられたときには、

『不運な出来事』 

と思えたものが、

何年もの歳月を越えて振り返るとき、

それが、実は、

『深い意味のある出来事』 

であり、

『有り難い出来事』 

であったことに気がつくのです。

そして、

その『感謝』の思いを持って見つめるならば、

自分の人生において与えられた、

苦労や困難、

失敗や敗北、

挫折や喪失、

それら 『すべての出来事』 が、

『深い意味のある出来事』 

であり、

『有り難い出来事』 

であったことに気がつくのです。

もとより、

両親を看取ったときの深い悲しみと喪失感は、

いまも、

消えることなく、

心に残っています。

しかし、

その出来事さえも、

いまは、

両親が、この未熟な一人の人間を、

遠くから見守り、

導こうとして、

去っていったことのように思えるのです。

そして、そう思えるようになってから、

人生で起こるすべての出来事が、

この一人の未熟な人間を、

育て、

導き、

何かを成し遂げさせようとしている、

天の配剤のように思えるのです。

だから、

私は、様々な 『逆境』 を与えられた人生を歩んできて、

その人生を振り返り、

いま、

心の底から、

こう思えるのです。

人生で起こること、

すべてに深い意味がある

人生で出会う人、

すべてに深い縁がある

そして、

この二つの言葉が、

歳を重ねるにつれ、

私の中で、

一つの言葉へと深まっていくのです。

人生で起こること、

すべて良きこと」




中村天風師は、著書 

『心を磨く 中村天風講演録』 
(PHP研究所) 

の中でこう述べています。 
(114頁~115頁)

「 現在私がね、

インドへ行ってからに三年の間苦労して、

その後一生懸命こういうことを研究して、

なんとも形容のできない、

本当にありがたい幸福を味わっていることを考えるてえと、

『はあ、よくぞ八年の間も、

あんな大きな業病に神様、

おれをかからせてくださるとは、

あれにかかったばっかりに、

悟りをひらく気持ちになったんだ』

と思うとね、

与えられた大きな事実に対して、

それを私の人生を本当に尊くコンバージョン(転換)するエポック(画期的な出来事)だと思って、

涙も出るほどの感謝を、

いつも感じているのであります。」



人生で起こること、

すべて良きことです。

その時はわからなくても、

時が経てばわかります。

それを物語る話が、

『寂聴 九十七歳の遺言』 
(著者 瀬戸内寂聴 朝日新書)

に載っています。
(144頁~146頁)

「 まだ寂庵が出来たばかりの頃、

ある冬の寒い日のことでした。

門のところで女の人たちの話し声がするから、

外をのぞいてみたんです。

見ると四十代くらいの奥さん風の人たちが六、七人集まっている。

それで 

『どうしたの?』

と声をかけたら、

『ここまで来たけど入ろうかどうしようか、迷っていたんです』 

という返事。

『あらあら、寒いからどうぞお入りなさい』 

と、お堂に上がってもらって話を聞いたんです。

みなさん身なりのきちんとした裕福そうな人たち。

ハンドバッグなんかずいぶん高そうなものを持っていました。

『何のお集まりですか?』

『私たちは、障害のある子供の親です』

お子さんたちがそれぞれ違う障害があって、

今、その子たちは施設に入っていて、

毎週子供の様子を見に来ているということでした。

『それは、ご苦労されましたね』

そう言うと、

『あの子が生まれてきた時は、

子供を殺して自分も死のうかとほんとに悩んだ』 

と打ち明けてくれました。

みなさんが異口同音に 

『どうして生きていこうかと苦しんできた』 

『とても辛かった』 

と。

しかし、

『いろんなことがあったけれど、

今となっては、

あの子たちが私たちの仏さまです』

そう言われたんです。

私たちはそれまでの人生、

順調だったから、

世の中にいろんな苦労をしている人たちがいるということがわからなかった。

あの子たちが生まれたために、

他の人の苦労を思いやることが出来るようになった。

それはあの子たちを授かったおかげで、

とても有り難いことだと思う・・・・・・。

みなさん、とても明るくそんな話をしてくれました。

非常に辛い思いをしたけれど、

今では障害のある子供が自分の生きがいになっている。

お子さんが仏さま、神さま。

とても感動しました。」




私も様々な逆境を経験しましたが、

振り返れば、

『人生で起こること、すべて良きこと』
  
と、

今は思えます。

人生で起こることすべては“学び”です。

すべては己の魂を向上させるための糧となります。

(結論)
『すべては良きことのために起こる。人生で起こることはすべて魂の成長の糧となる』



『すべては良きことのために』
(著者 山川紘矢 角川文庫)
https://amzn.to/3Ct13Bq



「逆境を越える『こころの技法』」
(著者 田坂広志 PHP文庫)
https://amzn.to/45YBi9n



『心を磨く 中村天風講演録』
(著者 中村天風 PHP研究所)
https://amzn.to/3N8XtkR



『寂聴 九十七歳の遺言』
(著者 瀬戸内寂聴 朝日新書)
https://amzn.to/3PdT7vc


【執着捨てれば楽になる】



執着を捨てれば楽になります。

『物』 『お金』 『勝負』 『成功』 『自説』  『人間関係』 『業績』 『地位』 『名誉』 『出世』 『権力』 

等への執着はエゴによるものであり、煩悩です。

煩悩を解脱することで、

人は悟りを得ます。

『インプレスカレンダー2022 こころおだやかにニャる ゆるねこ×ブッダの言葉』 
(監修 アルボムッレ・スマナサーラ インプレス) 

にこう書かれています。

「 自分の家族や財産に悩むのは愚かなことです 

『自分のもの』

はそもそも存在しないのです。(ダンマパダ62)

私たちは、家族や財産をいつも気にしています。

気になるのは 

『自分のもの』 

と思うからです。

『自分のもの』 

など存在しない、

というブッダの言葉に納得できないなら、

自問自答してみてください。

『家族は死後も連れ添ってくれる? 財産は死後も持っていける?』

と。

この問いに素直な心で向き合えば、

真理の見方が身につきます。」



執着をなくすことが大事です。

これについて、

小林正観さんは、著書 

『悟りは3秒あればいい』 
(だいわ文庫) 

の中で、次のように述べています。
(24頁~25頁)

「 『病気になりたくない』 

と 

『生きること』 

に執着した結果、

早く亡くなってしまった。

誰もがうらやむほど健康だったのに、

そのことを受け入れず、

健康である 『今』 に感謝をすることもせず、

『もっと、もっと』 

と欲を出した結果、

死んでしまったのかもしれない。

一方、

『いつ死んでもいい』 

と命に対する執着をなくした結果、

元気になった。

死を受け入れ、

生きることに欲を出さなかった結果、

病気すらなくなってしまったのです。

(中略)

横尾さんは著書の中で、

次のように語っています。

『仏教は欲望を捨てることを教える。

欲望に対する執着から解放されることによって本来のあるべき自由な姿に戻れると諭す。

すると病気を生む原因は過剰な欲望のせいなのかもしれない』

(中略)

欲望や執着はストレスを生みます。

ストレスが、

いずれ病気になり、

病気が死を招くのです。

その法則がわかったら、

執着することをやめればいい。

それだけのことです。

何かをどうしたいという思いをやめればいいのです。」



『執着を捨てること』 

は、

『悟ること』 

です。

『悟り』 について、

小林正観さんは同書の中で次のように述べています。
(9頁~10頁)

「 私が言う 

『悟り』 

とは、

『受け入れること』。

何か特別な勉強をしなくても、

何年も修行をしなくても、

受け入れることさえできれば

『悟る』 

ことはできるのです。

短ければ最短 

『三秒で』 

悟ることができます。

一秒目、

過去のすべてを受け入れること。

今までの自分の身に起きたことは、

すべて自分に必要だった、

と 『過去』 のすべてを受け入れること。

二秒目、

現在のすべてを受け入れること。

そのすべてが自分にとってプラスだった、

自分を成長させてくれた、

それがなければ今の自分がなかった、

と 『現在』 のすべてを受け入れること。

三秒目、

未来のすべてを受け入れること。

今までのすべてに感謝し、

これからのすべてに感謝できる、

と 『未来』 のすべてを受け入れること。

『悟る』 ためには、過去・現在・未来のすべてを受け入れることです。

受け入れるためには三秒あればいい。

そして、

その結果、

『悟った状態』 

が得られるようになると、

悩みがなくなり、

心が穏やかで、

イライラしなくなり、

にこやかに、

幸せに生きることができる。

と同時に、

流れに身をゆだねる、

不平不満を言わなくなる、

その結果として、

自分の役目や役割も見えてくる、

それを自然とやらされるようにもなり、

何が起きようとも動じない自分になれるのです。」



過去に起きたこと、

今起こっていること、

未来に起こること、

すべてを受容しましょう。

すべては学びです。

すべては良きことのために起こります。

すべては、

自己意識を進化・向上させるための糧となります。

『宇宙の英知』 

に全幅の信頼を寄せましょう。

すべてはうまくいっています。

我欲に執着することをやめましょう。

『諸法無我』 で、

いかなる存在も永遠・不変の本質を有しません。

すべてのものには、

なんら実体的なものがありません。

我欲に対する

“執着”

はむなしいものです。

アーノルド・パテント氏は、著書

「『成功』+『幸せ』 を手に入れる21の原則」 
(訳=あさりみちこ 徳間書店)

の中で、

執着はエネルギーの流れをさえぎってしまうとして次のように述べています。

「 宇宙エネルギーは、

わたしたちの内側も外側も、

自由に流れたがっているのです。

エネルギーが自由に流れるようにしてあげさえすれば、

あなただけでなく、

みんなもその恩恵に浴します。

エネルギーの流れをさえぎると、

さえぎった分だけ、

自分にくるはずの恵みをとどこおらせてしまいます。

からだは不快感を覚えます。

これは、

あなたは自然な流れに逆らっていますよ、

という宇宙からのシグナルなのです。

なにかに執着することも、

エネルギーの流れをさえぎってしまう、

大きな原因です。

人間は、

お金や、

金銭価値のあるものに執着します。

ものだけでなく、

人にも執着します。

人であろうと、

ものであろうと、

なにかにしがみつくと、

しがみつく対象とあなたが共有するエネルギーの流れをせき止めてしまいます。

その上、

新しい人やものが、

あなたのもとにやってこようとするのを、

邪魔してしまうのです。」 
(138頁~139頁)

「 『手に入れるために手放す』。

この法則に慣れるには、

少々時間がかかるかもしれません。

手放すことは、

もっているものをすべて放棄しなさい、

という意味ではありません。

手放すのはあくまでも気持ちの上でのことです。

手放すことは、

なにかが絶対に必要だという思いこみや、

執着心をなくすことなのです。

では、実際に執着心を手放せるようにするには、

どうすればいいのでしょう?

それにはまず、

執着しているものや人が、

そばにあろうとなかろうと、

平和な気持ちを保つよう努めることです。

そうやって、

執着心を徐々になくしていきます。

平和な気持ちになるまで、

根気よくつづけましょう。

これを実践することによる、

大きなメリットは、

たとえ、

ものや人が自分のもとを去っても、

心に負うショックや痛手が最小限ですむことです。

〈執着しないことの法則〉は、

〈豊かさの法則〉

と表裏一体です。

宇宙が豊かであるというのが真実なら、

なにをどれだけ手放そうと、

遅かれ早かれそれにかわるものがやってくるのは、

自明の理ではありませんか?

豊かさというものを語るとき、

わたしたちは、

どうしてもお金、

もの、

人など、

かたちあるものだけに目がいってしまいがちです。

でも、

いうまでもなく、

目に見えるものだけが豊かさではありません。

人の役に立ち、

重宝がられる、

さまざまな才能も、

れっきとした豊かさのかたちではありませんか?」 
(144頁~145頁)




エゴ(我欲)による執着を手放し、

真我(愛)による自己実現欲求にシフトすることが肝要です。

お互い、

人の役に立ち、

重宝がられる存在になりたいですね。

心の豊かな人になりたいです。


ディーパック・チョプラ博士は、著書 

『富と成功をもたらす7つの法則』 
(渡邊愛子=訳 角川文庫)

の中で、

執着しないほうがうまくいくとして、

『手放す法則』 

の実践について次のように述べています。
(116頁~117頁)

「 私は、次の各ステップを踏むと誓うことによって 

『手放す法則』 

を実行に移します。

今日私は、

執着しないでいることを自分に約束します。

私は、

自分と自分の周囲の人々が、

あるがままでいられるようにしてあげます。

物事がどうあるべきかという自分の考えをかたくなに押し付けたりしません。

問題を無理に解決しようとして、

新たな問題を作ったりしません。

私は、

手放した状態ですべてのことに参加します。

今日私は、

自分の経験の不可欠な要素として不確実性を取り入れます。

進んで不確実性を受け入れることによって、

問題や混乱や騒動や混沌から解決策が自然に現れます。

物事が不確実に見えれば見えるほど、

私はさらに安心だと感じます。

なぜなら、

不確実性こそが自由への道だからです。

不確実性の英知をとおして、

私は安全性を見出します。

私はすべての可能性の場に足を踏み入れ、

無限の可能性にオープンであり続けるときに起こり得る興奮を確信します。

すべての可能性の場に足を踏み入れるとき、

私はすべての楽しみと冒険と魔法と人生の神秘を体験します。」




執着しないほうがうまくいきます。

願望や意図を手放すのではなく、

結果に対する執着を手放すということです。

手放すことは不確実性の英知にもとづいています。

既知への執着を手放し、

未知に足を踏み入れましょう。

すべての可能性の場に足を踏み入れましょう。


(結論)
『 我欲に対する執着を捨てましょう。
すべての可能性の場に足を踏み入れ ましょう!』



「『ダンマパダ』全詩解説 仏祖に学ぶひとすじの道」
(著者 片山一良 大蔵出版)
https://amzn.to/42PkzCG



『悟りは3秒あればいい』
(著者 小林正観 だいわ文庫)
https://amzn.to/3NbeDht



「『成功』+『幸せ』を手に入れる21の原則」
(著者 アーノルド・M・パテント 訳者 あさりみちこ 徳間書店)
https://amzn.to/3CBDExD



『富と成功をもたらす7つの法則』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 渡邊愛子 角川文庫)
https://amzn.to/3Cz5ESo